Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

悪い事ばかりでもなかった、今回衆院選

2024-10-28 21:51:19 | 国際・政治
石破政権下で初の国政選挙となった 衆院解散総選挙結果は大方の予想通り、与党自民・公明の大敗と相成った。不行き届きとはいえ 所謂「裏金問題」が躓(つまづ)きの元となったのは事実。

更に投開票直前の、自民執行部による 未公認候補を含めての激戦区向けの対策費用 2000万円支給問題は文句なしの悪手といえよう。この 2点が自民の大失点に繋がった事は動かし様がない。

連立する公明の傾きも覆い様がない。特に 石井党新代表の完全落選は致命傷に等しい。自業自得の域にも感じる 政治資金問題が主なダメージの自民と異なり、公明の場合は党自体の勢いに翳(かげ)りが見られる感があるのが特徴的ではないか。まぁ拙者は支持者ではないので、どうでも良いとの返事もできるのだが。

対する第一野党、立憲民主も喜べる状況にはないだろう。同じく躍進の 国民民主党も似た所だろうが、議席増の多くは自民失態からの「敵失」によるもの。

野田党代表が声高に主張の「政権交代」にしても、具体的にどの様な陣容で他の政治勢力とどう連携や協力を深めるのかの具体像は見えてこない。それを誠実に明らかにしない限り、国民的信頼を得られないのは 敗れた与党自公の現状と結局同じだろう。詳しくは 末尾リンクの関連記事に譲る所もあるが、この辺りは注視をと強く思う。

さて今回選挙。与野党伯仲で不安定化も事実だが、全部が芳しからぬ訳でもなさそうだ。我々保守側にとり ある程度の朗報もない訳ではない。新興の保守政治勢力「日本保守党」が、公認政党の仲間入りをしそうなレベルに来たのだ。まだ正式ではないが、その方向であるのは好ましいのではないか。以下 今日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「日本保守党が政党に 比例で得票率 2%以上の要件満たす 交付金や比例重複など利点多く」

10/27 投開票の 第 50回衆院選では、作家の 百田尚樹代表率いる政治団体「日本保守党」が 国から政党として認められる要件を満たす見通しとなった。産経新聞の集計で、比例代表で公職選挙法が規定する得票率 2%以上となった。

政党となれば、政治活動で使用できる政党交付金が国から交付される。また 公認政党の(選挙)候補者は、選挙戦では選挙区と比例代表の重複立候補や政見放送の出演などが可能となり、無所属候補よりも有利に戦える。

百田氏は 10/28、X(旧ツィッター)で「得票率 2%を獲得し、国政政党要件を満たしました。これは快挙と言っていい出来事です!」と喜びの声を投稿した。(日本)保守党は 愛知 1区で元職、河村たかし・前名古屋市長が当選。また 比例東海ブロックで新人の 竹上裕子・元愛知県議、比例近畿で福井県立大名誉教授の新人・島田洋一氏がそれぞれ当選し、計 3議席を獲得した。

アピール力や資金面で利点

総務相によると、政党要件は 公職選挙法や政党助成法、政治資金規正法でそれぞれ定めている。要件はほぼ共通で 現職の国会議員が 5人以上いるか、直近の国政選挙(前回衆院選、前回か前々回の参院選)で 得票率が 2%以上を獲得した団体。

政党となれば、国から政党助成金を受け取ることができる。また 政党が正式な(選挙)候補者として認めた公認候補は、TVやラジオでの政見放送で映像や音声を放送でき、選挙活動で配布するビラの枚数が政党分(4万枚)上乗せされ、計 11万円に引き上げられる。

選挙ポスターの枚数や 使用が認められる選挙カーの台数、設置できる事務所の数も無所属候補より多く、所属政党から「公認料」を支給されるなど 資金面のメリットも大きい。

また、公認候補になれば 小選挙区と比例代表に重複立候補できる。小選挙区で敗れたとしても、惜敗率(当選者の得票数に対する落選者の得票数の比率)が高ければ 比例復活の可能性がある。(引用ここまで)

拙的には、自治体首長の任期途中で「逃避的」印象の拭えぬ自動失職の末に国政復帰を図った 河村たかし・前名古屋市長の当選が今一感心しない所だが、それに留意するとしても 日本保守党の着実な伸長を祈念したい所。

左派野党勢力と 左傾報道メディアの視点からは、日本保守党の伸長は芳しからぬ所だろうが、百田党執行部はそんな事は気にしなくてもよろしい。党として、くれぐれも信念と執念を以ての国政活動を願いたいものだ。日本及び日本人の為「何が一番大事か」という所を見誤らない向き合いが肝要だろう。

日本保守党内の不協和音を揶揄する一部メディアもある様だが、そんな「雑音」は無視すればよろしい。とに角、まずは今回衆院選で 国政への確かな足掛かりを掴んだ。次は来年の参院選だ。これに際しても 党派として、政治勢力としての信念が表明できれば 相当に国民的支持を伸ばす事は不可能ではないとも思うのだが。

今回画像は 先週末、学生時分の悪友と共に追った 西日本は JR山口線を島根・津和野へと向かう蒸機列車の様子を。蒸機の日本代表「デゴイチ」こと D51型機は童話「きかんしゃトーマス」でも日本生まれのキャラ「ヒロ」の名で出ている模様。走行音の良さは一聴の価値あるもの。以下に 関連記事をリンク致します。「夕刊フジ 10/28付」
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