ここの所、当地愛知に日曜日は晴天が続いている様に思います。今日正午過ぎに三重県下にて地震が発生、負傷者と建物被害を生じ、交通障害も出ている模様。少しでもダメージが軽度である事を祈りたく思います。
さて、今月は春の統一地方選挙中ですね。
先週は当地も、愛知県議会と名古屋市議会の選挙が行われ、お陰様で私の投票した候補の方の県議会行きが決まった所です。
今は同選挙の後半戦、投票は次の日曜日位でしょうか。前半戦で問題にされた点に、投票率の低さがありました。丁度桜が見頃だった事もあり、あるいは花見と重なった事もあるかも知れませんね。ただ、投票は20=午後8時まで受け付けているはずですので、やはり地方政治に対する関心の低さは指弾されても止むを得じと言う事でしょう。
次にその投票と言う事について、衆議院にて「憲法改正の手続きを定める国民投票法」の政権党案が可決され、参議院での審議に入ろうとしています。
この法案は昨年来、政権党たる自由民主党と公明党、それに野党第1党たる民主党や国民新党との間で成立に向けての調整が進められていましたが、投票対象を憲法に限定せず国策の重要案件にまで拡大するか否かや最低投票率規定等を巡って折り合いがつかず、結局は与党だけの賛成にて衆議院通過と相成ったのはやや遺憾です。
安倍政権にはこうした拙速は避けて頂きたかったと言うのが本音ですね。
主権者たる国民が、その最高意思を国政の場にて表明できる国民投票制度は、ゆくゆくは是非とも必要であると言うのが我が見解であります。同制度の反対勢力は事ある毎に「国民が知らない間に、国政が悪い方向へと向かう心配がある」などとの言動を繰返していますが、これは国民に対する明らかな脅し=ブラフであり、民主国家の根幹たる主権在民の意味を全く理解していないとしか申し様がありません。
ただ、物事に然るべき時期があるのも事実であり、結果論であるとは言え政権党は拙速を避け、第1野党の民主党ともう少し丁寧な細部の詰めを行って、後1年位は法案を丁寧に仕上げて少しでも多くの議員の賛意を得た上で上程して頂きたかったと今は思います。そう言う意味では安倍内閣総理大臣ももう少し、時間を要するのは止むを得じとの姿勢を取って下されたかったと言うのが素直な感想であります。
第1野党民主党と国民新党は、憲法改正への取り組み自体は肯定しています。折角のその姿勢を今回生かせなかったのが残念ではありますね。
日本国憲法の再点検、改善へ向けての見直し自体を良しとしない社会民主党と日本共産党の姿勢は論外であるとしても、衆議院での審議は初めから周到を心がけるべきでした。私としてはこの事実をひとまずは受け容れるとしても、参議院では民主党や国民新党をきちんと引き入れ、より多くの国民の理解を得られる様、丁寧な審議を申し入れたいものです。
最後に、この問題についての報道の姿勢にも疑問を感じますね。
何かと言うと「国民的関心がない」事を問題にしますが、果して国民投票法案を前向きに捉え、公正な姿勢にて国民に情報を伝え、関心を喚起する努力をしているのでしょうか。少なくとも一部の報道機関の姿勢には2009=平成21年春より始動する裁判員制度に対するそれと同様の後ろ向き、逃げ腰の姿勢が見え隠れしている様に思えてならないのですが・・・。*(日本)*
さて、今月は春の統一地方選挙中ですね。
先週は当地も、愛知県議会と名古屋市議会の選挙が行われ、お陰様で私の投票した候補の方の県議会行きが決まった所です。
今は同選挙の後半戦、投票は次の日曜日位でしょうか。前半戦で問題にされた点に、投票率の低さがありました。丁度桜が見頃だった事もあり、あるいは花見と重なった事もあるかも知れませんね。ただ、投票は20=午後8時まで受け付けているはずですので、やはり地方政治に対する関心の低さは指弾されても止むを得じと言う事でしょう。
次にその投票と言う事について、衆議院にて「憲法改正の手続きを定める国民投票法」の政権党案が可決され、参議院での審議に入ろうとしています。
この法案は昨年来、政権党たる自由民主党と公明党、それに野党第1党たる民主党や国民新党との間で成立に向けての調整が進められていましたが、投票対象を憲法に限定せず国策の重要案件にまで拡大するか否かや最低投票率規定等を巡って折り合いがつかず、結局は与党だけの賛成にて衆議院通過と相成ったのはやや遺憾です。
安倍政権にはこうした拙速は避けて頂きたかったと言うのが本音ですね。
主権者たる国民が、その最高意思を国政の場にて表明できる国民投票制度は、ゆくゆくは是非とも必要であると言うのが我が見解であります。同制度の反対勢力は事ある毎に「国民が知らない間に、国政が悪い方向へと向かう心配がある」などとの言動を繰返していますが、これは国民に対する明らかな脅し=ブラフであり、民主国家の根幹たる主権在民の意味を全く理解していないとしか申し様がありません。
ただ、物事に然るべき時期があるのも事実であり、結果論であるとは言え政権党は拙速を避け、第1野党の民主党ともう少し丁寧な細部の詰めを行って、後1年位は法案を丁寧に仕上げて少しでも多くの議員の賛意を得た上で上程して頂きたかったと今は思います。そう言う意味では安倍内閣総理大臣ももう少し、時間を要するのは止むを得じとの姿勢を取って下されたかったと言うのが素直な感想であります。
第1野党民主党と国民新党は、憲法改正への取り組み自体は肯定しています。折角のその姿勢を今回生かせなかったのが残念ではありますね。
日本国憲法の再点検、改善へ向けての見直し自体を良しとしない社会民主党と日本共産党の姿勢は論外であるとしても、衆議院での審議は初めから周到を心がけるべきでした。私としてはこの事実をひとまずは受け容れるとしても、参議院では民主党や国民新党をきちんと引き入れ、より多くの国民の理解を得られる様、丁寧な審議を申し入れたいものです。
最後に、この問題についての報道の姿勢にも疑問を感じますね。
何かと言うと「国民的関心がない」事を問題にしますが、果して国民投票法案を前向きに捉え、公正な姿勢にて国民に情報を伝え、関心を喚起する努力をしているのでしょうか。少なくとも一部の報道機関の姿勢には2009=平成21年春より始動する裁判員制度に対するそれと同様の後ろ向き、逃げ腰の姿勢が見え隠れしている様に思えてならないのですが・・・。*(日本)*