
JAXA・種子島宇宙センターにて試験中の次期主力ロケットの一「イプシロンS」が火災事故を生じた様だ。これも主力の「H3」がようやく成功、商用化へ一歩を踏み出した折の難儀は理解する。その上で「H3」の時同様、徹底した原因究明と信頼向上へ全力を尽くして頂きたい。遅れたが「H3」開発が軌道に乗った事には祝意を表したい。
本題です。その次期ロケット「H3」の過日不成功時、関係各位の記者会見時に「失敗と言うのではないか」と揶揄した世界的通信業者を自称する共同通信が、明らかな大失態を晒した。最早「失敗」の域を超え「意図的虚報」ではないかとの感さえ漂うものだ。以下 昨日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。
「生稲晃子(いくいな・あきこ)氏の靖国参拝報道、共同通信が訂正し謝罪・・韓国の『佐渡島の金山』追悼式典参加見送りに影響か」
共同通信社は 11/25、2022=令和 4年 8/15に 自民党の生稲晃子・参院議員(現外務政務官) が靖国神社に参拝したと報じた配信記事は誤りだったと発表した。実際には参拝していなかったと訂正し「日韓外交に影響した可能性がある」との認識を示した。
同社は「本人に確認取材をしないまま記事化した。深くおわびする。再発防止策を徹底する」と説明した。
生稲氏は 11/24、世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)を巡り、朝鮮半島出身者を含む全ての労働者の追悼式典に出席した。韓国政府の代表は参加を見送り、11/25に独自の追悼式典を開いた。韓国々内では「生稲氏が過去に靖国神社を参拝した」との情報が一時広がり、判断に影響した可能性がある。
韓国外交省は 11/25「訂正報道を出したと承知している」としたが、日本側の式典への不参加理由については「追悼式の内容が (世界遺産登録の際の)合意水準に及ばないことが重要な考慮事項だった」とコメントした。
日本政府は、今回の事案を 改善が進む日韓関係に波及させないよう冷静に対応する構えだ。林官房長官は 11/25の記者会見で韓国側に「慎重な検討や対応を求める要請をした」と明らかにしたが「日韓が緊密に連携していくことは重要だ」とも強調した。(引用ここまで)
明らかな 一部記者の憶測で発出の「飛ばし記事」ではないか。我国益にも関わる。それが「世界有数」を自称する通信社のやる事か?
同社幹部による「再発防止策の徹底」など どの途「社交辞令」レベルでしかなく、謝罪の体をなしていないものと敢えて申しておこう。本気度があるなら、明らかに読者や視聴者に分る様なやり方で、当該関係者を血祭りに上げるレベルで 進退窮まる厳重な処分を断行すべきである。又 既に対外発信されたこの虚報にどう責任を負うのかも明らかにしなければなるまいて。どうせ共同にできるかは疑問符がつくが。
全く、過日の朝日新聞一味による「所謂慰安婦虚報」の教訓が生かされていない趣だ。先日当地にて行われた 世界ラリー選手権・WRC大会に因む訳ではないが「前車の覆るは後車の戒め」という言葉もある。そうした自覚が 共同関係者多数に共有されていたのか?甚だ疑問である。
拙邪推も交えはするが 事によると、共同の連中も 仮に生稲政務官が過日靖国参拝をされていなくとも「与党自民の関係多数が参拝の事とて、この位の虚報は許容範囲」の様な考えでもあったかも知れず、事実なら言語道断だ。
先の衆院選、そして兵庫県知事選や名古屋市長選でも言える事だろうが、既成政治勢力の退潮が見られると軌を一にする様に 既成メディアのネット情報に対する「敗北の印象」が明らかになりつつあるとされる。戦後一貫、現憲法の「言論・表現の自由」に寄りかかり「何を言っても、何を書いても許される」などと傲慢な思考に漬かりきっていたのではないか。
こうした思潮と 我々日本人は厳しい姿勢で対峙していく必要があろう。つまり放送法 4条などの規定にもある様に「異なる意見のある事共には、できるだけ多くの角度から見聞きする」様な読解力リテラシーをそれぞれの努力で涵養していく事だろう。必要なら勇気を以て「おかしいだろ。それ」と言える心がけを持つ事だ。
その上で 対外的にも一度流れた誤報や虚報をどうリカバーしていくつもりなのかとの対応策を、関係諸機関に強く求めていく姿勢も必要だろう。そうした事共を踏まえ、暫くは共同通信の「信を損ねた」体たらくを注視して参りたく思う。今回画像も振り返り恐縮。新潟・柏崎市内の名所・鯨波海岸の様子をもう一度。通る線路は JR信越本線。以下に 関連記事をリンク致します。「産経新聞 11/25」