コナサン、ミンバンワ!
梅雨の終わり、東シナ海へ進出した台風第3号に影響による大雨を覚悟したのだが、台風の進路は予想より西へずれ、悪運?もあってか、目立った雨の影響を免れている当地である。改めて被災地には心よりお見舞い申したい。
さて恐れながら梅雨憂さ晴らし企画「偽!桃太郎伝説」の今夜は第7話。敵情視察に赴いた偽!桃と雉を見送って本陣に留まり、お館の指示とは逆に、先に巡回を終えて帰投した犬と猿の話に聞き耳を・・・。
犬「エテ公、俺達の本陣は山間だ。正面ばかりに気を取られ、後方や側面の防御が甘くてはいかんのは解るな。」
猿「ああ解る。特に赤と青の奴らが常に正面から来る言う考えに囚われ過ぎるのは危険やな。」
犬「それそれ!一見前から来る様に見せかけて、実はそこは小物で本物は横や後ろから来る場合だな。」
猿「奴ら、渡河訓練とかはどの位こなしとるのやろ?」
犬「詳しくはお館と雉助の話を聞かんと解らんが、地面の討ち合い程には重く見てないかもな。」
猿「よっしゃ!そう言う状況考えて、戦陣を予想してみるか」。
2匹は画面に向った。川での戦闘を敬遠しがちな鬼共の習性を見越して戦を組み立て、シュミレートをしたまでは良かったが、次段階で猿の右手は明らかに、手元が狂ったとは思えぬ様子で無関係なサイトを開こうとするのであった。
猿「ワン公、ちと休憩させてくれんかの?」
犬「もう少し引っ張れやー。お前の休憩は実態が解っとるからなー・・・渋面」
猿「いやー済まん!既にサイトが開いてしもたー!」
犬「何だよ黒棒まで露出しやがって!何が開いてしもただ?ふざけるな!いつも確信犯じゃねえかよー!」
こう怒声を上げる頃には、猿の言葉は訳の解らない唸り声や感嘆符だけになっていた。そして・・・あーあ、又辺り構わず発射してしまい、粗相の限りを尽くすはた迷惑ぶりであった。
猿「あ~、良かった良かった。」
犬「何が良かっただよこの野郎!さんざ粗相して手前だけ気持ち良くなりやがって!毎度ながら、作戦室が自慰室になり下がってんだよ。全く!」
2度目の怒声の直後、偽!桃と雉が帰投して来た。そして・・・。
偽!桃「おい帰ったぞ。本陣の戦闘配備の構想はできたか?こら、何だこれは!?」
犬「お帰りやす!各位、ご覧の通りであります!」
そこには、変な画面を凝視したまま黒棒だけがあらぬ「直立」をして、ニタリ顔で横たわる猿の姿があった。