元人気男性アイドル集団メンバーが生じた女性問題に関係者が関与したとされる件で、我国主要メディアの一 フジTVが窮地の様だ。昨日などは日を跨ぐ長時間の記者会見の末、同社会長と社長が辞任の事態。
一昨年夏、前述メンバーの生じた問題を把握していながら 速やかな番組降板などの措置を講じなかったなどの為に、大半のスポンサー企業 CM引き揚げの事態を招き、当然ながら経営問題に発展した様だ。
拙者も色んな報道記事に接したが、やはりフジTV と、親企業のフジ・メディアHD の前近代的な企業統治が 時代の変化に適合せんとする努力を欠いていたとの想いを強くする者だ。よく言われる人権的配慮への欠如も、そこから生じたものだろう。
ゼロ・ベース的出直しを強く求めるべきは勿論だが、一方で フジTV とその連携的関係にもある産経新聞は、保守側の意を汲む報道論調を守ってきた。此度の経営問題も、自ら招いたとはいえ 是非とも乗り越えなければならぬ壁だろう。フジ・サンケイは我国にあって 必要不可欠な言論勢力とみるからだ。
仮にもしそれができず 社局消滅の様な事態にでもなれば、対峙する左傾メディア勢力を過分に勢いづかせる事となりかねず、それは我国の知性にとり 大いに病的で不健全な状況を招きかねないからだ。 そうはさせぬ様、フジ・サンケイは連携して誠意を伴っての状況打開を図って頂きたい。
本題です。中国大陸が、今日から旧正月「春節」の由。2/4までの 8連休が基本とかで、同国にては期間中 延べ 90億人が何らかの移動を行うやに聞く。当然海外組も多数で、人気の行先は我国と東南アジアが双璧の模様。既に今日も 我国内の主要空港には中国大陸発の旅客多数が到着だと。それに合わせるかの様に、同国発来日入国査証・ビザ発給要件が緩和される訳だが 果たして適切なのか。以下 今日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。
「『誤解などしていない』岩屋外相発言が火に油 中国人向けビザ緩和で自民外交部会が紛糾」
自民党が 1/28、党本部で開いた外交部会と外交調査会の合同会議は、政府が観光目的で来日する中国人向けビザ(査証)の緩和措置を決めたことを巡り再び紛糾し、岩屋 毅(いわや・たけし)外相への批判が相次いだ。
岩屋氏は 1/24の記者会見で、短期滞在ビザ緩和措置への異論が自民内で強いことについて「多分に誤解がある」と述べ、緩和措置について「事前に与党の審査を経て了承を得たことは、過去一度もない」と発言していた。
合同会議に出席した議員らは、岩屋氏のこの発言に対し「誤解などしていない」と次々に反発し、岩屋氏の合同会議への出席を求める意見も出た。
星野剛士部会長は会議後、記者団に対し「ビザ緩和に外交部会の了承が必要とは思っておらず、誤解は全然していない」と述べた上で、中国(大陸)による邦人拘束事案や 日本の排他的経済水域(EEZ) 内へのブイ(浮標) 設置など諸懸案が未解決であることを指摘。「この時期に緩和するのは、拙速でバランスを欠くという意見がある」と説明した。
星野氏は「全然誤解していないのに 誤解しているという記者会見をすることには 皆 心外だ」と語り、外交部会としての 今後の対応について「外務省側、岩屋氏側がどういう対応をするのかを受けて判断をする」と述べた。
会議に出席したある議員は 産経新聞の取材に対し「岩屋氏が記者会見であんなことを言ったので、火に油を注いだ。『外務省が国会に提出する条約は審議しない』という意見が何人かから出た」と語った。(引用ここまで)
本当に、時期を弁えぬ措置ではないかと拙者も強く思う。与党自民側の指摘通り、中国大陸内で拘束される邦人複数の早期解放や我国EEZ内への同国船艇不法侵入や不当なブイ設置など、中共政府に強い対応を迫るべき未解決事案複数を抱えるのに 同国人の来日ビザ緩和を先行させるのは適切を欠くものだろう。岩屋外相の「前のめり」を適切に制御しない 石破総理も石破総理である。
折しも中国大陸内にては、ヒトメタニューモウィルス感染症なる 我国ではまだ余り症例なき疫病が流行っているとか。もしも検疫を突破して 我国内で流行が始まったらどうなるのか。
ただでさえ インフルエンザの流行期。加えて以前程ではないにせよ、新型コロナ感染症も終息した訳ではない。又 子ども世代をメインに、マイコプラズマ肺炎の症例も看過できない様だ。現状でも相当の対医療負荷を更に増幅させ、十分な治療を受けられぬ各位も相当数に上りかねない。こうした現状我が国内でみられる感染症に もしも中国大陸からの旅客複数が罹れば、過分に中共政府から「日本のせい」にされる懸念もあろう。
岩屋外相を含む 石破政権には、こうしたビザ緩和措置に伴う危険への危機感があるのだろうか。残念ながら「否」に見えて仕方がない。自民外交部会らは、今からでも良いから これ以上の対中入国緩和措置が進む事のない様、抑止の動きを強めた方が良かろう。
今回画像は今月半ば、当地南郊の大府市内にて目撃の JR東海道本線を西下の 静岡東部の私鉄・伊豆急行のリゾート列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」が対四国遠征へと向かう様子を。この列車、昨年末にも浜名湖近くまで運転された由だが、残念ながらこの時は撮影を逃しておりまして。
フジテレビの問題について、私は少し違った見方をしております。
電波貴族となったタレントたちの繋ぎ止めと獲得のため、 自社の女性社員を有名タレントの会食に出席させ、接待役をさせる風習はテレビ界の悪習です。
フジテレビがこの事実を世間に晒しましたが、他局も同様と言うことを忘れてはいけません。
自民党安部派の「不記載問題」が、「裏金問題」と言う名前で叩かれましたが、他の派閥だけでなく、野党においても「不透明な政治資金」が存在しています。
安部派潰しに「不記載問題」が使われたと同じ手法で、フジ・サンケイグループ潰しに「フジテレビ問題」が使われていると、私はそのようにみております。
「不記載問題」も「女性社員を接待役とする悪習」も、政界全体、テレビ界全体のものでありながら、そうならない歪んだ現実を私は問題視しています。
これでは悪習を本気で解決するのでなく、一部に責任を押しつけ、トカゲの尻尾切りをしているだけの話です。
政治家もマスコミの人々も、立派なことを言いながら、やっているのは自己保身です。
さきの自民党総裁戦で、石破氏を選んだ自民党議員の自己保身が、亡国の内閣を誕生させ、亡国の外務大臣を誕生させています。
自己保身の間違いを指摘されるのが怖さに、自民党の議員諸氏は「岩屋氏罷免要求」もしませんし、「石破氏辞任要求」もしません。
無責任と曖昧さが政界に充満しているため、フジテレビ問題も、中途半端な幕引きをするのではないでしょうか。
優先すべきは、自由民主党内の大掃除ではないかと考えます。国民の支持がなければ、できませんが・・・。
今回の フジTV問題は 拙者もまだ読解が十分でないかもで、
貴見解から学ぶ事も少なくありません。
確かにフジTVの今回問題は 同社だけに留まらない
可能性があり、第三者機関での追及を願いたいですが、
仰る様にフジTVやフジメディアHDだけの問題でなく
他社局の対応の実態に迫る気概も必要ではというの
が拙所感でもありますね。
政治家も マスコミ人も立派な事を言いながら、やって
いるのは自己保身という下りも頷けます。こんな事では、
今問題化している 岩屋外相の対中姿勢などを満足に
糾す事も困難かも。
与党自民大掃除も同意です。早めにこれらに当たらないと、
又も厄介な事態を招く事ともなりかねないでしょう。
とりとめもなく恐縮です。まずは お礼まで。