Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日共安保観のブレは 結局は政局と組織防衛の為か

2022-04-14 01:03:21 | 国際・政治

依然予断を許さぬ ロシア国が起こした対ウクライナ国侵略に伴なう危機的情勢は、遂に武備以外の支援物資輸送の為とはいえ 我自衛隊機派遣の検討を促す事態を迎えている様だ。国連平和維持活動・PKO法に基づくとの由で、戦地向け人道支援は当然も くれぐれも法令順守の下、安全留意の上 粛々とした実行を希望したいものだ。

さて先日来 現行の日本国憲法 9条に過分に固執し、自衛隊の存在や活動自体に否定的だった 日本共産党がその見解に酷いブレを生じている実態は、先日も触れた。志位執行部は反論の挙に出ている様だが、現実サイドからは論理破綻の印象も強くあろう。この所につき、以下 昨日の読売新聞ネット記事を引用して、少しみて参りたい。

「侵略対処『自衛隊で』、共産 志位氏『急に言い出したことでない』・・ロシアの侵攻踏まえ強調か」

共産党がウクライナ情勢を踏まえ、日本が侵略された場合に自衛隊を活用するとした党方針の主張に躍起になっている。

志位委員長は 4/7の党大会に続き、4/10の東京都内での演説でも「急迫不正の侵略がされた場合、自衛隊を含めあらゆる手段を用いて、国民の命と日本の主権を守る」と強調した。

発言は、自衛隊の解消を掲げる共産の党綱領と矛盾すると批判を受けたが、4/12付の党機関紙「新聞あかはた」は、志位氏の「急に言い出したことではない」との反論を掲載した。

共産の 2000(平成 12)年党大会決議は、志位氏の 4/10の発言とほぼ同じ趣旨だ。だが 2004(平成16)年改定の党綱領は、自衛隊について「国民の合意での憲法第 9条の完全実施(自衛隊の解消) に向かっての前身をはかる」と明記している。自衛隊の活用と解消を同時に訴える矛盾への批判は消えそうにない。

志位氏の発言について、自民党内では「参院選に向けて焦りがあるのではないか。ウクライナ情勢の深刻化が、現実的な安全保障政策を示さなかった共産を動かし始めた」(閣僚経験者)との見方もある。(引用ここまで)

前述記事末尾の見方には現実味がある。ウクライナ危機など安保の現実面深刻化には、これまで平和安保面での空想論の振り回しが奏功してきたさしもの日共も軌道修正位はやむなしとみているのかも知れない。拙的にはそんな見直しに及ぶ事なく、百年一日の如く これまで通りの空想的平和主義の振り回しに終始してくれていた方が良かったのだが。

仮にまぁその軌道修正が事実としても、それは引用記事中の与党側指摘通り、今夏の参院選を含む政局と 日共自体の組織防衛の為かも知れない。詳しくは末尾の関連記事に譲るが、フジTVの 平井文夫解説委員辺りは「日共よりも、それ以上に護憲原理主義に嵌っている勢力の方がヤバイかも」との見方をされている様だ。一面でそれも又 当を得ている事だろう。具体的には社民党やれいわ新撰組、民間の市民連合や日本学術会議の勢力といった所か。

昨今の我国周辺の安保情勢も、峻険の度を増しているのも事実。先日来 日本海にては空母を含めた米海軍が、我海自との共同演習を進めているとか。直接には 北鮮の核実験再開へ向けた動きへの牽制もあろう。北鮮の反発は予定調和。ここは日米双方共粛々と冷厳に警戒に当たって頂きたい。

現状は中々に難しい所もあろうが、やむなき場合は大韓民国からの情報を仰げる態勢も有用かと心得る。我々日本人も、必要な自衛隊活動に理解を深めると共に、現状より積み増しの必要が叫ばれる防衛予算にしても、一挙に国内総生産 GDP比 1%➡ 2%への積み増しは無理としても、年毎に何百億円かずつの増額を少しずつ行い、将来的に2%へと繋げる道づくりなら可能だろう。

同時に防諜の為のスパイ防止法の制定などに努め、同盟関係ある米合衆国や 欧州諸国の信頼を高める心がけも必要である事を、繰り返し主張しておきたい。日共は多分、こうした動きには反対だろうから。今回画像も今春の桜回顧。当地都心のお馴染み 金山公園辺りの開花を別角度から。通る線路は JR中央線。以下に 関連記事を 2件リンク致します。➀北海道にロシア兵が上陸し 東京がブラックアウトしない限り ニッポンは危機に気づかないのかも(FNNプライムオンライン) - goo ニュース ➁志位委員長「自衛隊活用論」の大ウソ 元幹部は「党綱領を読んでいないんじゃないか」(デイリー新潮) - goo ニュース


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