Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

韓国次期政権高官候補の「慰安婦合意」認知発言も要注意だ

2022-04-21 14:00:32 | 国際・政治

依然続く 深刻の度を増すロシア国の対ウクライナ国侵略への人道的対処として、我国が派遣予定の自衛隊機が 当初経由地のインド国から立ち寄りを拒否された由。髙市自民政務調査会長や政府筋の説明では 事前調整が不十分だった為とされるが、本当にそうか。あくまで可能性としての線は承知だが、我国の非軍事限定の人道支援に対してまで、露側による政治的妨害工作が及んでいる風はないか。

印露両国は、少なくとも軍事面で遠い間柄ではない。直ちに明かせないにせよ、後年こうした所が明かになる事を望みたいものだ。何せプーチン露大統領は諜報出身の人物。そうした情報戦やそれに伴う諸工作には慣れた立場のはずだ。我国側は、常にそうした所を念頭にしての対宇支援計画を進めて頂きたい想いもする所である。

本題です。前回に続き 近隣の大韓民国次期政権による対日関係改善を図る話題となるが、今度は同国次期外相候補による 2015=平成 27年の慰安婦問題に関する日韓合意を一応は認知する表明があったとか。前回の姿勢と共に、直ちに真に受けるのは危険な気もする所だがどうか。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「慰安婦合意は『公式』韓国(次期) 外相候補、日韓関係立て直しに意欲」

韓国の尹 錫悦(ユン・ソンニョル) 次期政権の外相候補に指名されている朴 振(パク・チン) 氏は 4/20、慰安婦問題をめぐる 2015年の日韓合意について「公式合意だ」との認識を示した上で、「最も重要なのは被害者の名誉と尊厳回復のため、韓日が共に努力することだ」と強調した。記者団に語った。

尹次期大統領は 文 在寅(ムン・ジェイン) 政権下で極度に悪化した日韓関係の早期改善を目指す立場だ。朴氏は、尹次期政権の代表団が 4/24から訪日するのを前に、日韓の正式な約束である日韓合意を土台に 改めて関係を立て直す意欲を示した。

代表団メンバーには、韓国側の実務責任者として日韓合意に関わった 当時の韓国外務省東北アジア局長・李 相徳(イ・サンドク) 元シンガポール大使が含まれている。これに対し、「被害者の意向を反映していない」と合意を批判してきた文政権の与党「共に民主党」や元慰安婦支援団体が、代表団の人選が不適切だと非難していた。

朴氏は 4/20 これに反論する形で、合意が日韓政府間の公式合意である点について「文政権でも認められている」と強調した。文政権は合意に否定的で、日本政府の拠出金で設立された財団を解散させたが、公式合意という点は認めてきた。(引用ここまで)

正に「言ふは易し 行ふは難し」そのものだろう。尹次期大統領の「国民の力」は政権交代があっても、少なくとも当分は少数与党。前回も取り上げた様に、序盤は 文現大統領の与党「共に民主党」が優勢なのだ。尹政権や「国民の力」側の案や主張が正当でも否決され、法制として成立しない可能性も大きくあるという事だ。前述の 慰安婦問題についての日韓合意が正当と認められるにしても、尹次期韓国政権と対立する側の壁も高いものがあろう。朴次期外相候補の表明も 高く評価したいのは山々だが、やはり全てを真に受けるのは危険と思わざるを得ない。

韓国次期政権代表団が来日の折の表明も注目したいものだが、ここはあくまで先方の表明として 尹次期大統領の表明と共に、努めて冷静に向き合うのが最善と心得る。勿論 韓国次期政権の対日関係改善への取り組みを全否定するものでは決してない。その事共への本気度が明かに見られれば、それは日本人として真摯に評価、尊重する用意もあると申しておきたい。

最後に、今回取り上げた慰安婦問題の事共は 元々は我国のクォリティ・ペーパーと持ち上げられた 朝日新聞の捏造報道が発端だった。これに関する同紙の謝罪は 国内向けには行われるも、対外発信がされた形跡がない様だとの指摘も聞く。もう多くを期待するつもりはないが、朝日新聞は心あるなら 明確な海外向け謝罪と記事訂正もすべきだろう。もう一つ、韓国内の慰安婦問題運動勢力中には 北鮮工作員が入り込み、反日志向の情宣を煽っているとの情報も聞く所だ。

冒頭の インド国の自衛隊機立ち寄り拒否問題共々、こうした諜報絡みが疑われる政治工作問題につき 我々日本人はもっと関心を払い、日頃から神経を遣うべきとも心得る。その積み重ねが 日々なし崩し的に進む、我国益の不当な損失を抑止する力ともなるのではないか。スパイ防止法を含む 対外防諜法制度の整備が必要な所も、引き続き主張しておきたい。今回画像も先年ので恐縮。ほぼ毎春、本州最後の花見に訪れる 新潟・福島県境の阿賀野川近辺の様子を。向こうを行く蒸機は JR磐越西線。

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