Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日銀新紙幣発行に寄せて

2024-07-03 18:28:29 | 社会・経済
今日注目の報の一つが、日本銀行による我国新紙幣の発行だろう。今世紀初の 平成中期よりほぼ 20年ぶりの更新とかで、当該金種は 10000円、5000円、1000円の 3種類。

注目の登場人物は 10000円札が 大蔵官僚の経歴もあった我国近代銀行制度の創設にも携わった歴史的実業家・渋沢栄一翁。5000円札が 我国女子教育の大いなる向上に貢献の 津田梅子・初代女子英学塾長。1000円札が、我国細菌学の権威と謳われる 北里柴三郎博士。同じ道に入った 野口英世博士の恩師としても知られる様だ。

前述人選は 拙的には文句なしだが、渋沢翁の紙幣肖像起用には、一部の反日特亜勢力から抗議の表明があった様な話も聞いた。我国内では現憲法の保障もあって、国の実施といえど どの様な意見や感想の表明も自由かもだが、今回紙幣の更新は 既に昨年以前から知らされていた事だ。その方針に対し 強い異論や異見があるならなぜもっと早い段階で表明しなかったのか?ちと疑問ではある。

それはさておき、今回の新紙幣には 前回を上回る精緻な様々な偽造対策が施されてもいる様だ。今日などもラジオ放送で聴いた所だが、海外から東京・成田へ帰国した方が 外国紙幣から日本円への両替を図るも、偽造紙幣を理由に叶わなかった事があったとかで、我国にてこうした問題を起こさない為にも、偽造対策も日進月歩が必要なのだろう。その詳細は割愛するが。

もう一つ、注意を要するのが 在来紙幣との関係だろう。今回の更新は 3金種だが、従来紙幣、つまり 福沢諭吉翁の 10000円、樋口一葉女史の 5000円、野口英世博士の 1000円も勿論引き続き使える。この新紙幣の情報につけ込んだ 旧紙幣使用不能とかの偽情報が流れてもいる様だが、詐欺行為の意図もある様なので どうかお間違いのない様願いたい。かく申す拙者も 注意を新たにするつもりであります。

そして更に気になるのが、電車やバスなどの公共交通や 買い物や飲食など各店舗の対応だろう。これらは正直 対応への端緒についたばかりの様で、現状全てが対応している訳ではない様だ。総じては JR各社や私鉄大手など鉄道関係が先行するも まだ半分レベルの所もあり、路線バスや高速バスに至っては 現状これらを下回る所も多くあるやに聞く。

振り返りで恐縮だが、前回の 2004=平成 16年頃に当時の新紙幣への更新時、折しも路線廃止が迫っていた 名古屋鉄道の岐阜市内・揖斐(いび)、美濃町の各線では、ワンマン電車の運賃扱箱の新紙幣対応をやめていた記憶がある。考えたくはないが、全国レベルでこの様な対応となっている地方路線があるかも知れない。もしご利用の折は、事前に問い合わせられた方が良いかもだ。

こうした問題もあって、今回の新紙幣発行は 我国内にて未だ半分に届かぬ脱現金・キャッシュレス取引への移行を促す意図もあるやに聞く。確かに現金の受け渡しを伴わぬ取引は 慣れれば簡便にして安全であり、夜間などに後を絶たぬ タクシー強盗事件などの抑止にも繋がるかも知れず、そうした意味では推進を期待したい想いもある者だ。

一方で やはりお馴染み正月のお年玉、香典やその返しなど儀礼的な所では まだまだ紙幣の出番も多いのではないか。一部には 我国の新紙幣発行は今回が最後ではないかとの見方もある様だ。明らさまな否定や非難は控えるが、拙者も今回か ほぼ 20年後が最後かな?との感もありはする。

まぁ次回があるとしても 拙者も平均寿命を上回る齢になるだろうから、その時点ではもう居ないかもだが。今回画像も振り返り恐縮。実は先年 渋沢翁ゆかりの埼玉・深谷をちらりと訪れた事があり、その折の印象的な JR深谷駅の、同東京駅・丸の内駅舎を範にしたとされるレトロ風現駅舎の様子を。
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