Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

困った夫婦 二題

2021-07-14 23:14:17 | 国際・政治

些か芸能雑誌風のタイトルになってしまった事は自覚している。この事で 多くの各位がまず思い当るのは、一昨年の参院選で夫人の当選に有利な様、多額の選挙資金不正を行ったかどで 一審で実刑判決となった河井克行・元法相だろう。一億円超ともいわれる不正資金により 一度は参院選当選を果たした案里夫人も、今年に入り 当然ながら議員辞職に至っている。

与党自民の実力者でもあった河井元法相、三審制に基づく権利行使による控訴の挙に出て 今は二審の東京高裁で審理中の様だが、仮に最高裁に上がる事があっても 是非国民が少しでも納得できる判決を願い、相応の刑に服して頂きたいものだ。刑事責任不可避の河井元法相と 国会を去った案里夫人は与党側の人物だが、対する野党側にも同レベルの不良夫婦がいた。立憲民主の本多平直、西村智奈美の両衆議である。少し前、大きな批判を浴びた本多衆議の対未成年性関係に関する言動向けの党追加処分への不満からの軽減嘆願書を発出した様だ。以下 昨日の産経新聞ネット記事を一部引用して、みて参りたい。

「党員資格停止見通しの立民、本多氏に妻・西村氏が嘆願書」

立憲民主党内の会合で 14歳の子と同意した性交いで逮捕されるのはおかしいと発言した 本多平直衆議=比例北海道=が党員資格停止処分を受ける見通しとなったことを巡り、本多氏の妻で同党の西村智奈美衆議=新潟 1区=らが処分撤回を求める「嘆願書」を幹部に配布していたことが 7/13、分かった。

嘆願書は 7/13午前に朝日新聞のサイトで「立憲、本多氏の公認内定取り消しへ」との記事が配信されたことを受け「常任委員会メンバーの皆さまへ」との題名で、西村氏と津村啓介衆議の連名で配られた。

本多氏への次期衆院選 北海道 4区の公認取り消しなどの処分方針に関し ①既に執行部が処分済みの事案であること ➁党内からの情報漏洩(ろうえい)経緯が不透明であること ➂事態の鎮静化に逆行することなどを理由に挙げて不当処分と訴え、常任理事会での熟議と再考を求めた。

本多氏の発言に関し、福山哲郎幹事長は (去る) 6/7に口頭で厳重注意していた。だが 世論が強く反発していることを踏まえ、党内に第三者委員会を設置し、一連の経緯について調査していた。第三者委員会では 発言当事の本多氏の態度について「高圧的」としており、執行部は今回の追加処分の根拠とした。

これに対し、西村氏には当初の処分が「厳重注意」にとどまっているにも関わらず、第三者委員会の調査結果を受けて 政治生命に関わる重大な処分を下すのは「『屋上屋」です」と反論した。

嘆願書では、本多氏の発言内容への評価や論評がない一方、党内ガバナンスに問題があるとの趣旨の記述が目立ち「そもそも本件は、党内からの情報漏洩というルール違反に端を発している」「どのような経緯で、発言者名がマスコミに流出したかも明らかになっていません」と主張した。

また 本多氏を擁護する党内の意見として、個人名は明かさずに「『発言』は法律論の一環に過ぎず問題視すべきでない」「既に社会的に不当に強い制裁を受けていると感じている」「党内からの情報漏洩に憤っている」と紹介。追加処分で「マスコミに無用な報道機会を追加で与え、事態の沈静化を大きく遅らせかねません」と警鐘を鳴らした。(中略) 党関係者は、西村氏らの行動に同情を示すも「まずい対応だ。沈静化どころか、又もめる」と頭を抱えた。(引用ここまで)

前掲の 西村衆議の嘆願書中「屋上屋」なる言葉は些か恥ずかしながら ここまでの拙生涯で初めて聞く言葉だが、要するに「屋根の上に更に屋根をかける様に、重複して無駄な事をする意」だそうだ。だとすれば、前出の「屋上屋」なる言葉は、今回は全く当たらないという事だろう。立憲民主党側の今回第三者委員会調査は、少なくとも民意の動向を見た上での実施であり、それによる本多衆議への追加処分は 一応当を得たものと言えよう。西村衆議の再考要求の方こそ「屋上屋」的である。

本多衆議の「極めて不穏当な」前出言動は、欧米先進国の見地からは「即時議員辞職のレベル」なのだ。卑しくも野党議員なら、その位の事共は誰でも知っていよう。その事を弁える事なく「党内情報漏洩」などと騒いでみた所で、党追加決定を覆せるものではないのは 誰の目にも明らか。もしそうにでもなれば、公党としての国民的信頼をも揺るがせにしかねないだろう。

西村衆議が載せた 本多衆議擁護派の党内意見は、繰り返し読む度に、党に対する恫喝ではないかとの印象を強くするものだ。事実なら、夫君の「本多衆議に、何を言っても許される免罪符を与えよ。そして一句たりとも外部に漏らすな!」と脅している様なもの。こんな出方は中国大陸、中共政府のそれとそっくりだ。だから立憲民主党には、中国大陸との健全な対峙など初めから無理で、よろめく様に媚中へと流れる連中とみられても仕方がないのではないか。

とまれ、公党としての良識がまだあるなら、枝野立憲民主執行部は 「秘密主義を志向する様な」西村衆議らの嘆願書など そのまま通してはなるまいて。もしもそうなれば「弱者に寄り添い、人権を尊ぶ」立憲民主党の看板そのものと、国民市民レベルでの支持を大きく損ね落とす事となるだろう。

本多衆議の次期選公認取り消しは当然だが、有権者各位も「身内に甘い立憲民主」の不良イメージが未だ払拭されていない事に留意し、少なくとも次期衆院選では本多、西村両衆議を落選させる位の厳しい姿勢を見せるべき。この両名の所業は、形こそ違え 冒頭に挙げた河井元法相夫妻に匹敵する不良なものという事だ。今回画像はこの初夏 当地北郊の一宮市内で見かけた、田植えを待つ水田の様子を。丁度傍らを通る名古屋鉄道・名古屋本線の列車が現れた時、曲がりなりにも水鏡を捉えられたという訳で。


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5 コメント

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Unknown (のん子)
2021-07-15 12:31:48
与野党限らず、法律に反した場合は罰せられて当然です。
夫婦であれば庇いたくなるのは分かりますが、同情の余地はないでしょう。
返信する
国法には背かずとも (HAKASE(jnkt32))
2021-07-15 22:24:05
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

ご存知、悪質な公選法違反の 河井元法相夫妻には、
もう弁護の余地はありません。今後上級審で出るだろう
実刑判決には従容とした姿勢で願いたいし、社会的制裁
も甘受すべきです。

問題は、国法違反スレスレでグズグズ言ってる、立民
の本多衆議夫妻ですね。法的にセーフでも、未成年との
不適切関係は 国際論調にも照らして見直される途上。

そんな所に関わる様な不適切言動は、同様に糾されるべき。
西村衆議は、完全に夫君への愛情を履き違えてますね。

「弱者に寄り添い、人権を尊ぶ」立民党是を完全に
蹂躙してますよ。こんな「頭のおかしな」主張を通
してはいけません。そうなれば立民は、公党としての
見識自体を疑われます。ま、我々は別に良いですが。
まずは お礼まで。
返信する
両論併記 (onecat01)
2021-07-15 23:24:31
HAKASEさん。

 自民党の馬鹿夫婦も、立民のバカ夫婦も、次の選挙で落選させるべきです。

 議員としての常識よりも、国民としての常識が、いずれの夫婦にも欠けています。

 同じバカ夫婦の対応ですが、自民党と立民を比べますと、今回は自民党の方が酷いですね。一億円超の大金を、誰がどのように渡したのか・・これを隠し続けているのですから、悪質です。

 自民党の支援者として恥ずかしくてなりません。選挙資金のおかしな使い方は、他党もやっているため、追求が中途半端です。政界の常識がこれですから、議員が堕落するはずです。

 それはそれとして、今回のブログは、「両論併記」の正論です。応援いたします。

 何よりも、水田を走る、名鉄の赤い電車の風景に癒されました。
返信する
有難いご理解 (HAKASE(jnkt32))
2021-07-16 21:58:45
onecat01さんも、ご理解とご見解を有難うございます。
「両論併記」とお受け取り下さったは、拙者も喜ばしく
思う所です。

ですが済みません。本当は喜んでばかりもいられませんね。
今回は、河井元法相、本多立民衆議の両夫妻共「バカ
夫婦」の誹りを免れません。往年の喜劇集団、ザ・
ドリフターズの笑芸ネタにもならない事でしょう。

河井元法相も、本多夫人・西村参議も配偶者への愛情
を履き違えていると心得ます。法令違反の政治資金
の不正な扱いのかどでの処罰は当然。 国際通念に
反する未成年女子との不健全な関わりも、例えであ
っても今回の様な不良な取り上げをすべきではあり
ませんでした。

仰る様に 政治資金の面も、性非行問題の面も、政界の
常識を立て直す努力をしないと いずれ取返しのつかない
事態を招きかねないでしょう。ある意味「鉄は熱い
内に打たないと」ですね。

画像の件も有難うございます。水辺を行く鉄道も、
好感度の高いテーマだと思います。風の凪ぐ時が少なく、
中々に水鏡を収め難い所もありますが。まずは お礼まで。
返信する
訂正一件 (HAKASE(jnkt32))
2021-07-16 22:05:51
onecat01さん他各位、失礼しました。西村立民参議➡
誤、
衆議➡正です、お詫び訂正。
返信する

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