Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

問題判決、やはり「バカ査定」だ!

2008-01-09 23:41:00 | インポート
昨1/8、福岡地方裁判所にて、一昨年の2006=平成18年夏福岡市内にて発生した、幼少3兄弟が犠牲となった飲酒衝突事故の判決公判が行われ、元福岡市職員の被告に対し、業務上過失致死のかどで、懲役7年6ヶ月の判決が言い渡されました。

この裁判では、特に危険な自動車運転を行った結果である量刑の重い危険運転致死傷罪が適用されるかが注目されましたが、一審は被告の酒酔い状態が深いとは言えないなどの理由から、この罪状の適用を見送りました。これは疑問の余地があるでしょう。

被告は事故当時先行車に追突し、海に落下させておきながら事故救援に赴く事なく飲酒の証拠隠しの為大量の水を飲んで酒気低下を図り、揚句同行の知人を運転者の身代わりに立てようとしたとされます。その事から「正常な運転ができない程の酒酔いではなかった」との判断がなされています。又、十分な注意を求められる橋上において法定速度のほぼ2倍に当たる100km/Hの高速走行を行なった揚句、10秒を超える脇見を行なった事が事故の原因となった事を認めながら「特に危険運転行為とは言えない」との結論に至っています。
3名もの犠牲を生じながら片や懲役25年、もう片や高々7年半と言う量刑の差!全く論理性を欠く、出鱈目な判決理由としか思えないですね。又、危険行為の立証が難しい危険運転致死傷害容疑の立件に大きな課題があるのも事実。早急な見直しが求められます。

同裁判所の判断は、事故後に被告の取った行動をほぼ全て被告有利に判断したとしか思えない箇所が多々あり、真に公正な裁きとは到底申せないと私は見ています。何よりも、犠牲となった幼少3兄弟の生命を軽く見ている印象を強く受けます。被害者が子供であると思って愚弄しているのでしょうか。事実とすれば、単なる遺憾や憤りでは済まされない何かを強く感じます。

勿論見方を変えれば、事故当事者たる被告は犠牲者を生じた実行犯であり、真の悪者を他に見出す事も可能でしょう。
それはとも角飲酒に絡む事件事故に甘い世の風潮が1つにはありますし、又一旦事件事故ともなると、とに角加害者の権利保護だけに狂奔し、被害者の立場を蔑ろにしがちな現代の我国の司法のあり様も無関係ではないと思います。しかしやはり大元の問題は、その事を60年以上も前に制定して偏ったバランスのまま一向に見直される事のない日本国憲法にあると私は見ています。

同法は第37条において「刑事被告人の権利」を事細かに規定しておきながら、犯罪被害者の立場やその援護については、ただの1行も触れていません。この間、社会情勢が半世紀余り前と現代では大きく異なるのは当然であり、憲法のこうした規定も時代に応じて見直されて然るべきでありましょう。

1999=平成11年に起こった山口県の母子惨殺や、東名自動車道で起こった幼少姉妹が犠牲となった飲酒事故のその後を見ても思った事ですが、やはり今回と同じ問題、同じ失敗が繰返されている印象があり、大元を抜本的に見直さない限り同様の悲劇は繰り返され、犠牲各位の霊も浮かばれないと強く思います。

3兄弟を失った母堂は記者会見の席にて「加害者は永く続けられるはずの命の流れを絶ってしまった」とお嘆きになっていらっしゃいましたが、ここにもう1つの罪業が見えて来るのではないでしょうか。
そう、家族の大切さが現代社会では軽んじられている事であります。
事故当事者の被告の無自覚もさる事ながら、その大切な事柄を規定しない現行憲法最大の重大欠陥は厳重に糾されて良い。
そしてその事を全国民に強く啓蒙、教化して行く必要がある。私は今、強くそう思っています。

今回の判決は極言すれば明らかな「バカ査定」ですが、国家の基本法たる憲法がこのザマでは裁判所レベルでも、全うな判断を行なうのは無理でしょう。
国民的倫理観を大きく貶め、前述の如き悲劇を続発させる元凶となった日本国憲法こそが無辜の子供達を死に追いやった元凶であり、国民の蛮勇と叡智をもって、今その存在を糾す時が来ていると強く思います。*(日本)*
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退潮するのか? 夜行列車

2008-01-06 21:42:35 | 旅行記

コナサン、ミンバンワ!Cafeの拙日記にても少し記したが、今回は今世紀に入って運転縮小の目立つ、所謂ブルートレインを初めとするJRの夜行列車の事に少し触れようかと思う。

全国的にそうだったと思うが、当地名古屋からも以前は、各地へ向う夜行列車が良く運転されていた。特に対九州は遠距離だった事もあって多くの列車が走り、名古屋始発便も特急「金星」福岡博多行と急行「阿蘇」熊本行があった。それ以外にも東京発九州方面行夜行特急の大部分と急行全列車が必ず名古屋に停車し、本州西部や九州へほぼ翌日午前中には着ける様、利便が図られていた。又九州以外にも、東京や長野、北陸富山や南紀方面への列車が運転されていた。

縮小最初のきっかけは、1975=昭和50年春に実現した新幹線の九州初進出だろう。この時の東海道・山陽新幹線の福岡博多延伸により、それまでの夜の主役とも言えた関西~山陽・九州間の夜行急行が大幅縮小。5年後には全面廃止と相成った。多くが残った東京・関西~山陽・九州間夜行特急も最高峰の「あさかぜ」が最盛期の3往復から2往復に縮小、1994=平成6年には東京~下関間1往復のみとなり、残念ながら2005=同17年春には運行廃止となってしまう。又この時、戦前以来の伝統と実績を誇った父の故郷ゆかりの東京~長崎間特急「さくら」も姿を消している。

平成年間に入ってからは2個列車が途中まで併合されて1個列車として運転されるケースが目立つ様になり、東京発の熊本行「はやぶさ」+大分行「富士」、出雲市行「サンライズ出雲」+高松行「サンライズ瀬戸」、そして京都発の熊本行「なは」+長崎行「あかつき」がこれに当たるのではと思う。これは最近の夜行需要減もさる事ながら、所謂保線と呼ばれる線路周りのメンテナンスの作業時間確保と夜間の貨物列車の運行ダイヤ確保、、それに過酷になりがちな夜間の運転+車掌業務を減らす事により、深夜割増給与を抑制する為と思われる。

前述の様に各地への新幹線延伸により、夜行列車の地位は確実に地盤沈下して行った。当地の例を挙げれば東京~大阪間最後の夜行急行「銀河」は11pm東京発。大阪へは翌朝7:18amに着くが、6amに東京品川を発つ新幹線「のぞみ99号」は銀河の僅か1時間後には大阪着。もうこれ位の長距離でも夜行の強みは薄らいでしまったのである。加えて近年、特に大都市対地方都市を結ぶ路線にては高速道路網の整備に伴う夜行高速バスの大挙進出が、夜行列車の減少の流れを確実なものとしたのである。

急行「銀河」も特急「なは」+「あかつき」と共に、今春姿を消す事が決定した模様。これで当地名古屋を通る夜行列車は「はやぶさ」+「富士」と「サンライズ出雲+瀬戸」、それに岐阜大垣までの「ムーンライトながら」の3便のみとなり、往時が信じられなくなる程の寂しさである。時代の流れと割り切ってしまう事もできるが、夜の情趣が又一段と減るのも事実である。

おまけ画像は昨年暮れの東京駅にての大阪行「銀河」発車の模様だが、残念ながらこの光景も今年3月中旬までとなってしまう様である。

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夜行列車・・・

2008-01-06 21:40:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!今年2008=平成20年の正月明け、初の日記記事を綴らせて頂きます。

大変恐れながら1/2(水)より今朝まで我が父の故郷でもある長崎へ遠出しておりました。今回、父の本当の郷里を訪ねる事は叶いませんでしたが一応の目的は達せられ、自分なりに得心している所です。

今回は随分久し振りの九州への行路。往復はJRの夜行列車「ムーンライト九州」でした。
私は東日本への移動にはしばしば東京と岐阜大垣とを結ぶ夜行電車「ムーンライトながら」を利用していますが「九州」は「ながら」と異なり、機関車が列車を先導する客車列車。車両はやや古いものの、旅本来の情趣を感じさせてくれる行程でありました。特に翌日早朝に本州の西の果て、下関駅にて必ず行われる電気機関車の交替劇は、否応なくその感を盛上げてくれるものと思います。

今年初、東京証券取引所の平均株価が大きく下げ、我国経済の前途に不安を投げかけるスタートとなりましたが、夜行列車の走りには、そうした事共に不安を抱きながらも敢えて立ち向かう様な所があり、それが好ましく感じられるのは事実です。
正に「一瞬先は闇」と言う感じで、何となく人生にも似ているのでは、とふと思う事がありますね。

列車に乗っている乗客の各位も何となく、そんな気持ちを抱いていらすのかも知れません。
特に高速となった時の車両の動揺のせいもあるかも知れませんが、深夜でも中々寝付けないとかですね。「九州」では「ながら」では実施されない深夜の照明減光もしてくれましたが、やはり全ての乗客の不安を解消できた訳ではない様な気がします。

そんな事を書き綴りながらふと目を転ずれば、我々日本人は皆形こそ違え、今様々な不安を抱えながら走る夜行列車の乗客であるのかも知れません。
列車の全てを司る車掌長たる国会。運転士、あるいは機関士の立場の行政。そして運転指令たる司法。その全てが健全に機能しなければ走行の安全は保障されず、不慮の事故にも繋がりかねません。
乗客の1人ひとりとして、我々もこうした事共を真剣に考えた方が良いのでは、とふと思った行路でありました。

P.S 今回の拙ブログ「トイレの雑記帳」にて退潮の兆しが見える夜行列車の最近の動向を記してみました。ご興味があればご一読を・・・。*(新幹線)*
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謹賀新年08,s・・もう1つ

2008-01-01 12:41:38 | インポート

各位新年明けましておめでとうございます。昨年中はお世話になり感謝です。

今年2008=平成20年も拙ブログを宜しくお願い致します。

Cafe表日記にても申したが元日の当地名古屋の天気は曇り時々晴れ。心配された大きな降雪は免れたが国内各地では規模の大きな交通事故が散見される様だ。

1年の起点と言う大切な日。初詣も年始会も、どうかつつがなく済む事を祈りたい。かく申す俺も明晩からは九州方面へ遠出の予定。HP共々数日間留守となるが、どうかご理解を賜れればと思います。

それでは良き正月、そして年始とすべく各位どうかつつがなく・・・。

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謹賀新年!08&#44s

2008-01-01 12:25:00 | インポート
各位、新年明けましておめでとうございます。昨年中はお世話になり、誠に有難うございました。

元日の当地名古屋は曇り時々晴れの天模様。
様々な問題や不安の中にも一筋の光明を見出す様努むべし、との天の啓示を表わしてもいる様です。日々の実践が少しでもこれに近づけられれば良いですが。苦笑

今日も例年通り、帰省中の同じ市内の実家より一事戻っての拙日記です。
恐れながら明晩より九州地方へ遠出の予定があり、拙日記も少し日が空くかもと言う所ですが、ご理解を賜れれば幸いです。

それでは今年2008=平成20年もどうか宜しくお願い致します。*(日本)*

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