浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

カップ麺の作法

2013-10-07 | B級グルメ
カップ麺は言い訳ができない。

どこで言い訳ができないかというと、スーパーのレジのところで言い訳できない

スーパーのレジのところでは、その人の食生活の全容があからさまになってしまう。

カゴ一杯のカップ麺の人は、「あの人ってそういう人なのね」と片付けられてしまう。

それに対し一言も言い訳ができないところが辛い。

同じインスタントラーメンでも袋入りのほうは何とか言い訳がきく。

「これに野菜とか卵とかお肉とか入れて、栄養のバランスをとるのよね」

と言い訳がきく。

カップ麺はネーミングも、激辛めん、九州よか麺、ナントカどん兵衛だとか、これまた許してもらえない。

カップ麺カゴ一杯の人は、レジのところでひたすらうなだれる。

しかしカゴ一杯のカップ麺が一品種だけならまだいい。

一品一品、メーカーも品種も違うカップ麺がカゴ一杯となると、どうあがいてもダメだ。

念の入った検討吟味、永年にわたる知識と経験、その集積がいまここに!

という見方をされ、カップ麺のプロと見なされてしまう。

それがヤングミセスとか学生風ならまだ見逃してもらえるが、アタクシのようなオジさんだと世間の目はいっそう厳しいものとなる。

「いい歳こいて、まぁカゴ一杯に色とりどりのカップ麺、たぶん奥さんに愛想つかされて逃げられたんだわ」という見方をされてしまう。

しかしいい歳こいたオジさん(アタクシのことですが)はめげないぞ。

今日のカップ麺はこれで勝負だ。

いつかは本物を食べたいですが…      

熱闘甲子園も悪くないが熱湯3分も胸が踊るなぁ、などと思いながらフィルムをはがす。

それから紙フタをビリビリと途中まではがし、中からかやくとか粉末スープとか調味オイルとかの小袋を取り出す。

かやくと粉末スープは最初から入れておくが、調味オイルは「お召し上がり直前に」とある。

たかがインスタントのくせに何がお召し上がり直前だ、と思いつつ作業はキチンと言いつけどおりにする。

言いつけどおりお湯の線きっかりまで熱湯を注ぎ、そのへんの本などを重しにして3分待つ。

カップの中ではこれから3分間、熱湯による熱闘が繰り広げられるのだ。

待つ身の3分は長いが、ただひたすら待つよりほかにない。

3分たったカップ麺のフタをはがし、調味オイルを入れ満遍なくかき混ぜる。

ズルズルと麺を一口。

続いてスーブを一口。

中に入っているおもちゃのようなナルトや焼豚は食べるものではない。

ゴミクズみたいな彼らは、食べるに食べられず、何のためにこの世に生まれてきたのか哀れでならない。

せめてフタだけでも全面的に撤去して、フタがビラビラ状態で食べないようにしたいものである



コメント (4)
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