浜田屋遼太

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カツ煮鍋定食

2015-01-06 | B級グルメ
どういうワケか丼物が好きである。

そば屋などに入っても、どうしてもメニューの丼物のところに目がいく。

メニューの最初の方には割子とか釜揚げとか山かけそばが並び、後半からカツ丼、親子丼、玉子丼とつづく。

う~ん、いてくれたか丼。

丼という言葉の響きも実にいい。

丼=どんぶり、たった一文字で、ひらがな4文字に相当するのは漢字界ではかなり大物である。

カツ丼、親子丼などの場合、どんぶりまでは言わず、どん、で止めてしまう。

ぶり、はどこへ行ってしまったのか、と言われても困るが、カツ丼や親子丼は平然としているところも大物と呼ばれる所以である。

前置きが長くなってしまったが、例えばカツ丼や親子丼の上下分離食いってのはどうだろうか?

簡単に言えばカツ丼のご飯別盛り、あるいは親子丼のご飯別盛りの具だけ頂戴、ってことですね。

ご飯無しの上層部でビールを飲み、分離された下部でシジミの味噌汁とお漬物で心静かにいただく…

こんな夢のようなメニューを発見しました

一畑百貨店6F、ichibata DININGのカツ煮鍋定食1080円。

下手なとんかつ専門店のカツ丼より美味しかった          

卵をとじたカツの部分が丼モノ専用鍋にのった状態で出てきた。

テーブルの上で鍋のカツの部分が、多めの煮汁が熱でグツグツ揺れている。

普通のカツ丼だったら何の迷いもなく、丼片手に持ってガシガシ食べているのだが、別盛りだとどんな食べ方になるのか。

カツをご飯の上にのせてカツ丼スタイルで食べるのか、あるいはご飯の上にのせることなく別々に食べるのか。

自由に選択できるのがいいですね。

まず一口目はカツをご飯の上にひと切れ乗せてのカツ丼スタイル、次はビールのつまみにカツ部分だけをいただく。

う~ん、デラックスな食事スタイルですねぇ(^^♪

ただこの店には最初からこういうメニューがあるが、街のそば屋にはこんなメニューはあまりないと思う。

ではどういうふうに注文するのか。

注文をとりにおばちゃんが来る。

「カツ丼お願いします」

「ハイ、カツ丼ですね」

「ただしカツ丼の上のとこですね、あそこんとこを別の皿に盛ってきてほしいんですが」

おばちゃんの顔が急に曇り「とうちゃんが何て言うか…」

とブツブツ言いながら厨房へ入っていく。

とうちゃんの顔も曇る。

職人には職人の面子がある。

上の部分をご飯にのせず別の皿にのせることなど容易なことだが、体面を傷つけられたようでシャクにさわる。

プライドを傷つけられたとうちゃんは、「そりゃ作れっていえば作れるよ」と言うのだが…沈黙

てなワケで別盛りの注文にはかなりの勇気が要るのでご用心。

でした…(*´∀`*)



コメント
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