浜田屋遼太

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スバゲティ・ナポリタンとチキンライス

2015-01-28 | B級グルメ
ここ数年、スパゲティとは遠ざかった生活をしてきた。

なるべくなら、あまりお付き合いしたくないなぁ、と思いつつ生きてきた。

また今度ね、的距離を置きつつスパゲティと相対してきたのである。

西洋軒のスパゲティ・ミートソース          

何故か?

日本人的感覚からいえば、スパゲティは明らかに麺の類いであるが、丼ではなく皿に盛って食べる。

箸ではなくフォークに巻きつけて食べるやり方が気にくわぬ。

麺であれば当然スープ、あるいはおつゆと一緒にチュルチュルとすすりたいのだ。

こ洒落たイタリアンの店へ行くとスバゲティをパスタと呼ぶ。

オジさんはそれが気に入らない。

メニューを見ても何が何やらサッパリわからない。

ボンゴレ?、カルボナーラ?、ペペロンチーノ?、なーにがアルデンテだ、と反感を持つ。

アタクシたちの世代はスバゲティといえばナポリタン、というよりナポリタン以外のスパゲティはなかった。

ケチャップで味付けされていて、具はウィンナーソーセージを薄く輪切りにしたものとか、ハムとか缶詰のマッシュルーム、玉ねぎといったところ。

口に入れればねっちゃり、そしてべっちゃりしていたものだ。

このナポリタンは日本独特の料理で、本場イタリアにはそういうものはないという。

ナポリタンは人に言えない恥ずかしい食べ物になってしまったのだろうか。

「私らのころはね、ナポリタンは喫茶店の定番でね、にっちゃり仕上がったナポリタンの上に粉チーズとタバスコをいっぱいふりかけてね…」

と言うと若い人たちは「その話、早く打ち切ってほしい」という態度をあわらにする。

誰にも言えず、しかし懐かしく、ナポリタンについて語り合いたい。

そういう隠れナポリタンは、意外にたくさんいるような気がする。

そういう人たちは人目を忍んで会合を開く。

会場の入口の床には、ローソクの光が揺らめく中で一皿のスパゲティの踏み絵があるが誰ひとりとして踏む者はいない。

隠れキリシタンではないが、隠れナポリタンの心意気は不滅だ。

アタクシたちは、ついうっかりしていてスパゲティが変貌していくのに気がつかなかった。

ずうっとスパゲティとはナポリタンのことだと思っていて、ふと気がつくとペペロンチーノになっていた。

ナポリタンファンよ、今こそここで立ち上がろう

ナポリタンの名誉を回復しようではないかぁ~。

出雲縁結び空港3Fレストランのナポリタン          

客室乗務員(キャビンアテンダント?って早い話が旧スチュワーデスさんってことか?)が食事をしてますが、よく見ると天丼とか焼きそばを頂いてるパターンが多いですなぁ(*´∀`*)

でもって突然話は変わるがチキンライス。

チキンライス(別名ケチャップライス)は純国産、ナポリタンも純国産だよね。

コメか麺かの違いはあるが、お互い兄弟のように親しい関係でもある…ような気がする。

チキンライスは決してチャーハンのようにパラッとしてはいけない。

ナポリタンのようにねっちゃり、そしてべっちゃりしててこそ美味いのだ。

宍道駅前こわた食堂のチキンライス          

しかしねぇ…こんなモンばっかし食ってたら長生きできねぇなぁ。

あともぅ20年、達者でいられれば…とカアチャンと本気で話しております。


コメント
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