お茶漬けサラサラは、日本人であれば何びとも否定できない。
「春の小川はサラサラいくよ」も、日本人の心の奥底に染み付いている真理である。
春の小川しかり、お茶漬けしかり、日本人はサラサラを好む。
ここでアタクシはハッと気づいた。
お茶漬けというものは、お茶という液体に少しの米粒を混ぜたものである。
つまり飲み物に近い。
永谷園のお茶漬けのCMは、力士か若い人を起用し続けた。
一度だって、じいさんばあさんがお茶漬けをすすっているCMを流したことがない(たぶん)
元来お茶漬けは「かっこむもの」であった。
箸を使わずとも、茶碗を斜めにさえすれば、春の小川のようにサラサラと口の中に流れた。
つまり日本人は、これまで無駄に箸を動かしてお茶漬けを食べていたのである。
おにぎりやお茶を金を出して食うなんてと思っていたら、それが当然の時代になり。
お茶漬けを金を出して食うなんて、と思っていたら当然の時代になりよった。
しかもスプーンで
余談だが、この頃のお茶漬けはどのようなものか。
茶碗にゴハンを盛り、その上から急須のお茶をそそぐだけ、ただそれだけ。
いまのお茶漬けは、お茶ではなくだし汁なので、お出し汁漬けというべきよね。
なんて巧者なご婦人が言いそうですね。
今日もつまらぬ記事になってしまった。
近頃つまらないなぁ…