久々に司馬作品
秋の夜長、というか初冬。
当家にもいよいよコタツが登場。
コタツにあたりながらしみじみ読むにはいいかな。
これまでのおにぎりのネーミングは単純だった。
「梅干しのおにぎり」「昆布のおにぎり」「おかかのおにぎり」と分かりやすい。
こういうのんびりした無風地帯に突如現れた「悪魔のおにぎり」
ローソンが売り始めた新種のおにぎり
これまでおにぎりの売り上げ第一位は「ツナマヨのおにぎり」、過去20年間その地位は不動だった。
そのトップを「悪魔のおにぎり」がアッという間に抜いたというのである。
そうか、それは大変なことだな。
で、その「悪魔のおにぎり」は ということになると…
はたしていかなるものか。
おにぎりの具というものは、普通おにぎりの真ん中のところにある。
ところがこの「悪魔のおにぎり」は、具が全体に散らばっている。
そう、混ぜご飯のおにぎり。
五目おにぎりとかいうたぐいのもの。
混ぜてあるのは天かすと青のり。
何故これを「悪魔のおにぎり」と称するのか。
ただの「天かす混ぜおにぎり」だったら「悪魔」というネーミングを付けなかっただろう。
「悪魔」と「天かす」はどこでどうつながるのか。
「悪魔のおにぎり」は、悪魔的おいしさで、病みつきなってつい食べすぎてしまうから要注意。
なのでしょうね。
味ですか
上でもなく下でもない。
ここで狸が登場したワケがある。
そうです、狸は人を化かすのです。