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はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

スパイ映画はこれで決まり!~『007 カジノ・ロワイヤル』

2006年11月28日 | 映画(2005-06年公開)
英国諜報員はこうでなくっちゃ… あのジェームズ・ボンドが帰って来た! このところ、シリーズ物は原点回帰というか、 ”事始め”物語が多い。 本作『007 カジノ・ロワイヤル』も、 新しいボンド俳優、ダニエル・クレイグを迎えて、 ジェームズ・ボンドが”007”になるところから始まる まさに『007 ジェームズ・ボンド ビギンズ』と言った趣。 「俺のボンド役に文句は言わせないぜ」  そんな声が聞こえ . . . 本文を読む
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『硫黄島からの手紙』

2006年11月16日 | 映画(2005-06年公開)
昨日の試写会を見ての私的レビューです。 本作はいい意味で私の予想を裏切った。 深い感銘を受けたと言っていい。 第一部の『父親たちの星条旗』で あえて顔の見えない敵として描かれた日本兵の 血の通った人間としての姿が、 米国人監督クリント・イーストウッドの公正な眼差しで、 誠実に丹念に描かれていたからだ。 最前線で敵味方に分かれて戦う日米それぞれの兵士は、 確実に誰かの息子であり、或いは夫であり . . . 本文を読む
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7月24日通りのクリスマス

2006年11月14日 | 映画(2005-06年公開)
見終わった後、これは女の子のためのおとぎ話だと思った。 こうだったらいいなあ、という願望を叶えてくれるファンタジー。 私が現実的過ぎるのだろうか?年齢的なものなのか? 物語に今ひとつ現実感が乏しいのだ。でも後味は悪くない。 私があと20歳若かったら、たぶん素直に感動した…のかな?! (そんなことを思った翌日、現代劇で女形を演じる俳優 篠井(ささい)英介が昼のトーク番組に出演し、 「演劇とは、俳 . . . 本文を読む
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『硫黄島からの手紙』

2006年11月13日 | 映画(2005-06年公開)
『硫黄島からの手紙』ワールドプレミア in 日本武道館の 招待状が今日届きました! ワールドプレミアなるものは初体験です。 クリント・イーストウッド監督、渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、 加瀬亮、中村獅童らの舞台挨拶が予定されています。 どれだけの観客が集まり、 どのような雰囲気の中で行われるのか楽しみです。 座席は当日にならないと分からないので、 念のため双眼鏡を準備すると致しましょう(笑)。 . . . 本文を読む
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父親たちの星条旗

2006年10月28日 | 映画(2005-06年公開)
AOLの招待で、試写会を見て来ました。 長崎、広島、沖縄と平和資料館や戦跡を訪ねたり、 書物を読んだり、写真展や記録映像を見たりと、 去る大戦については自分なりに学んで来たつもりですが、 硫黄島の激戦の裏にあった今回のエピソードは初めて知りました。 戦争映画は基本的に嫌いです。 特にリアルな戦闘シーンが多い作品は(本作は壮絶!)、 人間の形を留めないほどの屍の描写が幾度となく登場し、 胸が悪くなる . . . 本文を読む
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もしも昨日が選べたら(原題・Click)

2006年10月17日 | 映画(2005-06年公開)
「おっ、これって便利じゃん」実際はあり得ない万能リモコンを手にして… やっぱりFamily firstな時代? 「マイホームパパ」という呼称には、 かつての、モーレツ社員がもてはやされた時代には 侮蔑の意味が込められていたような。 今はその呼称が持つ意味合いにも変化が感じられる。 肯定的に捉えられるようになったと言うか、 本人自らそう称して憚らない時代の空気を感じる。 で、時代を象徴する記号 . . . 本文を読む
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フラガール~スパ・リゾート・ハワイアンズ誕生の陰に

2006年10月11日 | 映画(2005-06年公開)
(C)2006 BLACK DIAMONDS この作品は、福島県いわき市にあるスパリゾート・ ハワイアンズ(元常磐ハワイアンセンター)の 誕生秘話を映画化したもの。 私は一度だけ、はとバスの日帰りツアーで スパリゾート・ハワイアンズに行ったことはありますが、 その誕生の陰に、このような物語が存在していたとは 夢にも思いませんでした。 昨年も昭和30年代を舞台にした映画が、 多くの人々のノスタル . . . 本文を読む
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『サンキュー・スモーキング』試写会報告

2006年10月07日 | 映画(2005-06年公開)
原題は"THANK YOU FOR SMOKING"です。 ところが、劇中一度も喫煙シーンがない。 こういう作り、しゃれていますね。 さらにキャッチ・コピーも効いていて、 その男、 話術で世間を 煙に巻く 主人公は、タバコ業界の利益保護の為に活動する、 いわゆるロビイストなのですが、 今や健康志向の強い米社会で、 雇い主であるタバコ業界の利益を守るべく、 日夜さまざまなメ . . . 本文を読む
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『16ブロック』試写会報告

2006年09月29日 | 映画(2005-06年公開)
さすがに2夜連続は疲れます(-_-)。 リチャード・ドナー監督、ブルース・ウィリスの主演の サスペンス映画。 NY市警の熟練刑事が、思いがけずダイハードな状況に 陥ってしまう物語。 ブルース・ウィリスお得意の展開とも言えるでしょうか? 【追記】 チラシに「16ブロックとは?」 というミニ解説がありました。 ニューヨークでは アベニューとストリートに囲まれたエリアを 「ブロック」と呼ぶ。 1 . . . 本文を読む
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『手紙』試写会報告

2006年09月29日 | 映画(2005-06年公開)
AOL招待の試写会で見てきた。 帰り際、他の観客の反応、感想を それとなく聞いていたのだが、 最近、一刀両断に「この映画はつまらない」と言う人がいて、 正直そういう切り捨て方には寂しさを感じる。 人によるとも思うのだが、 ある創作物に出会ったとして、 その作品に対する印象や感想は、 時間の経過と共にどんどん変わるものではないか? 作品の評価基準も「面白い」「つまらない」だけではなく、 さまざま . . . 本文を読む
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