英国諜報員はこうでなくっちゃ…
あのジェームズ・ボンドが帰って来た!
このところ、シリーズ物は原点回帰というか、
”事始め”物語が多い。
本作『007 カジノ・ロワイヤル』も、
新しいボンド俳優、ダニエル・クレイグを迎えて、
ジェームズ・ボンドが”007”になるところから始まる
まさに『007 ジェームズ・ボンド ビギンズ』と言った趣。
「俺のボンド役に文句は言わせないぜ」
そんな声が聞こえ . . . 本文を読む
昨日の試写会を見ての私的レビューです。
本作はいい意味で私の予想を裏切った。
深い感銘を受けたと言っていい。
第一部の『父親たちの星条旗』で
あえて顔の見えない敵として描かれた日本兵の
血の通った人間としての姿が、
米国人監督クリント・イーストウッドの公正な眼差しで、
誠実に丹念に描かれていたからだ。
最前線で敵味方に分かれて戦う日米それぞれの兵士は、
確実に誰かの息子であり、或いは夫であり . . . 本文を読む
見終わった後、これは女の子のためのおとぎ話だと思った。
こうだったらいいなあ、という願望を叶えてくれるファンタジー。
私が現実的過ぎるのだろうか?年齢的なものなのか?
物語に今ひとつ現実感が乏しいのだ。でも後味は悪くない。
私があと20歳若かったら、たぶん素直に感動した…のかな?!
(そんなことを思った翌日、現代劇で女形を演じる俳優
篠井(ささい)英介が昼のトーク番組に出演し、
「演劇とは、俳 . . . 本文を読む
『硫黄島からの手紙』ワールドプレミア in 日本武道館の
招待状が今日届きました!
ワールドプレミアなるものは初体験です。
クリント・イーストウッド監督、渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、
加瀬亮、中村獅童らの舞台挨拶が予定されています。
どれだけの観客が集まり、
どのような雰囲気の中で行われるのか楽しみです。
座席は当日にならないと分からないので、
念のため双眼鏡を準備すると致しましょう(笑)。
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AOLの招待で、試写会を見て来ました。
長崎、広島、沖縄と平和資料館や戦跡を訪ねたり、
書物を読んだり、写真展や記録映像を見たりと、
去る大戦については自分なりに学んで来たつもりですが、
硫黄島の激戦の裏にあった今回のエピソードは初めて知りました。
戦争映画は基本的に嫌いです。
特にリアルな戦闘シーンが多い作品は(本作は壮絶!)、
人間の形を留めないほどの屍の描写が幾度となく登場し、
胸が悪くなる . . . 本文を読む
「おっ、これって便利じゃん」実際はあり得ない万能リモコンを手にして…
やっぱりFamily firstな時代?
「マイホームパパ」という呼称には、
かつての、モーレツ社員がもてはやされた時代には
侮蔑の意味が込められていたような。
今はその呼称が持つ意味合いにも変化が感じられる。
肯定的に捉えられるようになったと言うか、
本人自らそう称して憚らない時代の空気を感じる。
で、時代を象徴する記号 . . . 本文を読む
(C)2006 BLACK DIAMONDS
この作品は、福島県いわき市にあるスパリゾート・
ハワイアンズ(元常磐ハワイアンセンター)の
誕生秘話を映画化したもの。
私は一度だけ、はとバスの日帰りツアーで
スパリゾート・ハワイアンズに行ったことはありますが、
その誕生の陰に、このような物語が存在していたとは
夢にも思いませんでした。
昨年も昭和30年代を舞台にした映画が、
多くの人々のノスタル . . . 本文を読む
原題は"THANK YOU FOR SMOKING"です。
ところが、劇中一度も喫煙シーンがない。
こういう作り、しゃれていますね。
さらにキャッチ・コピーも効いていて、
その男、
話術で世間を
煙に巻く
主人公は、タバコ業界の利益保護の為に活動する、
いわゆるロビイストなのですが、
今や健康志向の強い米社会で、
雇い主であるタバコ業界の利益を守るべく、
日夜さまざまなメ . . . 本文を読む
さすがに2夜連続は疲れます(-_-)。
リチャード・ドナー監督、ブルース・ウィリスの主演の
サスペンス映画。
NY市警の熟練刑事が、思いがけずダイハードな状況に
陥ってしまう物語。
ブルース・ウィリスお得意の展開とも言えるでしょうか?
【追記】
チラシに「16ブロックとは?」
というミニ解説がありました。
ニューヨークでは
アベニューとストリートに囲まれたエリアを
「ブロック」と呼ぶ。
1 . . . 本文を読む
AOL招待の試写会で見てきた。
帰り際、他の観客の反応、感想を
それとなく聞いていたのだが、
最近、一刀両断に「この映画はつまらない」と言う人がいて、
正直そういう切り捨て方には寂しさを感じる。
人によるとも思うのだが、
ある創作物に出会ったとして、
その作品に対する印象や感想は、
時間の経過と共にどんどん変わるものではないか?
作品の評価基準も「面白い」「つまらない」だけではなく、
さまざま . . . 本文を読む