はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

大原千晴『名画の食卓を読み解く』(大修館書店、2012)

2012年12月03日 | 読書記録(本の感想)
 ひとくちに「美術史」と言っても、さまざまなアプローチの仕方があると思う。私個人はどちらかと言うと技法的なことよりも(←もちろん、美術史的には重要で、ギャラリートークでも外せない要素)、作品が生まれた社会的背景に興味がある。  ひとつの美術作品の誕生には、作家自身が目指した芸術表現の弛みない追求もさることながら、作家が生きた社会の政治体制、社会構造、経済状況、そして思潮が否応なく反映されているは . . . 本文を読む
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