
ただそれだけの理由で、日曜日に市ヶ谷まで行って来ました(笑)。息子の大学入学式の帰り以来の「炭火焼きステーキ くに」のビーフ・ハンバーグです。やっぱりおいしかった

食後にトイレを利用したら、壁に雑誌の切り抜きが貼られていました。おそらく、おいしいハンバーグステーキの特集記事からだと思うのですが、1ページに大写しの写真で「第4位」とありました。知る人ぞ知る、おいしいハンバーグ・ステーキなんでしょうか?
とにかく、この店オリジナルのオニオンソースでいただくのがオススメ。季節毎に付け合わせの野菜も異なり、ボリュームもたっぷりで、いつも大満足の味です。
「くに」での食事を終えて、靖国通りを九段下方面に向かい、田安門から北の丸公園へと入場しました。武道館前を通ると何やら慌ただしい様子。よく見ると「矢沢永吉」の武道館ライブが5日間に渡って開催されているようでした。
周辺に、いかにも「永ちゃんファン」らしき男女の姿が何人も。いわゆる「ガテン系」の人が多い印象。ヤンキーっぽい人も。年代的には40~50代の人が多かったような。矢沢永吉と共に青春期を過ごし、今に至っているのでしょうか?
何十年にも渡って好きなアーティストが第一線で活躍しているのは、ファンにとって嬉しいことだろうし、日々の生活の糧にもなるのでしょうね。年に一度の「武道館詣で」なのかもしれない。中には肩をいからせて、有名な「E. YAZAWA」タオルを首から提げて、既に戦闘、もとい、観覧モードに入っている男性がいました(たぶん開演は、その4、5時間後位)


作者について調べてみたのですが、詳細は不明。北村光雲と言う説もあります。なにぶん散歩の途中に偶然、その存在に気づいたものだったので、どこかに解説ボードがあったのかもしれませんが、私や夫はそれを見つけることができませんでした。

ある方からいただいた所蔵作品観覧チケットを持って行ったのですが、元々官庁舎だったところを美術館として使用しているせいかスペースに余裕がなく、企画展開催時は所蔵作品は見られないそうです。
◆東京国立近代美術館工芸館 建築の紹介(東京国立近代美術館公式サイト)

本作を見て、まず目に飛び込んで来たのは、今にもいななきが聞こえてきそうな躍動感溢れる馬の姿です。この造形は実に見事と言っていい。作者の新海氏が作家として初めて手がけた作品も馬だそうで、彼が最も得意とする造形だったのかもしれません。
偶然ですが、最近テレ東の「なんでも鑑定団」で、この新海氏が取り上げられたばかりで、その時の解説では、この像を正面から見た時に、馬が前足を高くあげた造形であるため、銅像の主たるモチーフである北白川公の顔がよく見えないことが、建立時、問題視されたそうです。しかし、後世の私達から見れば、軍人銅像の定番である騎馬像の中でも、迫力ある傑作のひとつと言えるでしょうか?周囲の緑と銅像の緑錆?とが溶け込んでいて、撮りづらい被写体ではあります。

写真奥に見えるのは、本丸跡です。ここにいつも来る度に感心するのは、手入れの行き届いた庭の美しさです。簡素で端正で品が良い。さすが、かつては将軍のお膝元、現在は帝のお庭でござりまする。

三の丸尚蔵館は大手門口近くにある、こぢんまりとした展示室ですが、散歩の終わりを締めるにふさわしい見応えのある皇室コレクションを無料で見られます。開館中なら、これを見ない手はありません。
◆「花鳥ー愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉」(2006年の三の丸尚蔵館についての本ブログ内レポート)
天気の良い日には散歩にでかけましょう♪気分転換と運動にはもってこいですよ。