はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

いいな、いいな♪

2007年05月29日 | 「食」についての話題
 夫が昨日から3日間の予定で仙台へ出張している。「仙台と言ったら、牛タンだね。是非”利久”で食べて来たら?」と盛んに薦めたら、「そんな時間ないよ」と夫。しか~し、ベッドタイム・コールで互いの1日を報告しあったら、しっかり食べて来たという言うではありませんか!「たまたま会社(仙台支社)の近くに”利久”の店舗があって、そこで現地スタッフと夕食会をしたんだ。いやあおいしかったね。厚みがありながら柔らかくって、ジューシィで」と至極ご満悦。いいな、いいな。普段は滅多に食べない牛肉、ましてや米国産は外食でしか食べない(と言うか、価格的に国産は手が出ない(^_^;))我が家でも、この牛タンはお気に入りだ。ランチだと値段もお手頃。座席によっては、目の前で焼き上がるのを見ながら待てる。職人さんのリズミカルに肉を返す手さばきや、ジュウジュウという音、香ばしい匂いが食欲をかき立て、待っている間も楽しいものだ。

 ジュウジュウ~思わずヨダレが…(^_^)

 首都圏のデパートの”ご当地”物産展でも、”利久”の牛タン弁当は常連だが、いかんせん本場仙台の店舗で食べる牛タンとは肉の厚みが違~う。柔らかさも違う。それに温かくない。牛タンは米国産輸入牛のようで、一時その輸入が凍結されて牛タン業界は大変だったらしい。その最中に地元のデパートで開催された物産展で買った”利久”の牛タン弁当は、肉の厚みが焼き肉レベルの薄さな上に半分は味噌漬けの冷凍もの。不味いのなんのって、仙台の味の思い出が崩れてしまうような不味さだった。こうまでして販売するのは止めた方がいい。牛たんのイメージダウン必至だから(今は牛肉輸入再開でマトモな状態に戻ったとは思うが)

 やはり牛タンも本場仙台で食べるに限るのかなあ。今では通販でも買えるものではあるにしても。流通システムの発達は確かにモノの移動を容易にしたが、さすがにそれが生まれた場独特の雰囲気までは運べない。旅先の思い出の味は、味覚そのものだけでなく、上述したように視覚・聴覚・嗅覚と言った複合的な要素を含んだものだから。通販商品の入手はあくまでも次善の策で、本場との微妙な味の違いがまた、本場の味への思いをかき立てるように思う。

炭火焼き牛タンの店「利久」

 お土産は定番の「萩の月」を楽しみに待とう♪
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