はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

子供は大人を見ている

2006年12月13日 | はなこのMEMO

(写真はヨミウリ・オンラインより)

毎年恒例の「今年の漢字」。その選定は今年で12回目だそうだ。

今年の漢字は

京都・清水寺貫主の力強い筆致で書かれた文字が、
テレビ画面に映し出されていた。
大晦日まで清水寺で展示されるとか。

【参考リンク】読売新聞より関連記事

災害、事故、いじめ問題の一方で
皇室に秋篠宮殿下以来の男の子の誕生…と、
命の重みを考えさせられる出来事が多かった1年
ということのようだ。
家族で思わず(失礼ながら)笑ってしまったのは、
その報道を受けての安倍総理のコメント。

記者:総理にとってのこの一年を一言で言われるなら?
総理:変化の一年ですね。
記者:いえ、あの一文字で…
   (一応「今年の漢字」話題繋がりですから…
    一文字でお願いします(^_^;)←記者の心情を代弁)

総理:責任。
記者:…

安倍総理とブッシュ大統領って
何だか似ているなあ…(個人的印象)。

この安倍総理のコメントのシーン、
昨夜、今朝と3度も違う局で見せられた。
マスコミは総理をからかいの対象として
見ている一面もあるのかな?と 思った。
それにウケている自分も自分だけど…(__;)

私はよくあちらこちらで耳(アンテナ)をそばだてている。
街中で。駅のホームで。バス停で。 デパートで。試写会場で…

安倍総理についての評判も聞こえて来る。
やっぱり学歴偏重社会を象徴してか、
安倍総理の出身校名で「お坊ちゃん育ちの世間知らず」
と言う年配者(政治談義がお好き?)が少なくない。
その言葉には、東大出、せめて早慶ならいざ知らず、
というニュアンスが含まれているように思えるのは
私の偏見だろうか?
しかし学力だけで能力は測れないし、
安倍総理は自伝にもあるように、
母方の祖父、岸信介氏や父晋太郎氏の薫陶を受けて来た。
それに国政は総理ひとりで動くわけではないし、
優れた側近、スタッフが総理をサポートすれば良い話である。

しかし頼りのはずの側近の一人である塩崎官房長官が、
今朝のニュースで失態を晒していた。
定例会見でお役人が用意した?文書を
きちんと理解もせずにただ読み上げ、
横文字を連発したものだから、
記者から「sensitiveとは何ですか?」と突っ込まれたら、
答えに窮してしまった。情けなかったなあ。
それを見ていた息子が
「sensitiveの意味も分からないの?」と呆れていた。

最近大学受験を意識し始めた高校生の息子は、
週に何十という英単語を覚えている真っ最中だ。
毎週英単語テストがあるから怠けてはいられない。
それを半年も続けていたら結構な数の語彙になっている。
最近、息子が親の学力を試すようなこともするようになり、
私もオチオチしていられない。
昨日もいきなり聞きたいことがあると言われ、
携帯のメモに書き込まれた英語の長文を見せられた。
「電車の広告で見かけて自分で訳そうと思ったんだけど、
うまく訳せないんだ。お母さんわかる?」
どうにか訳して親としての面目を保ったけど、冷や汗ものだ。

私でさえこうなのだから、
かりにも国政を預かる”先生”と呼ばれる方々は、
国民、特に子供の模範となるように
しっかり勉強して欲しいし、仕事して欲しいと思う。
「エエカッコしい」のポーズや
耳に心地良いスローガンだけではダメだよ。

今日は昨日とはうってかわって晴れやかな天気。では外出。
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