はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

先進国の中で…

2006年04月10日 | はなこ的考察―良いこと探し
若年層の性感染症やエイズ、若い女性の喫煙が
増えているのは、唯一日本だけだそうです。
これは何を意味するのでしょうね?

前者については、一部の若者の、自分自身をないがしろにし、
自分の無節操な行為がもたらす結果について考えようと
しない刹那主義とも言うべきものの蔓延がひとつの原因なの
かもしれない。ただ、そこに至った責任をひとり若者に押し
つけるのも気の毒なような気がする。彼らがなぜ、刹那主義
に至ったのか?その根本の原因はどこにあるのか、社会全体
で考えるべき問題なのかもしれない。

せめて、子供を持つ親は我が子に対して、
「自分がいかにかけがえのない存在なのか、
親がどんな思いで自分を産み育てているのか」
自覚させなければならないと思う。これはもう生まれ出た時
から、あらゆる機会に、あらゆる手段を用いて、子供に感じ
取らせるのが、親の義務というか仕事かな?
親が親としての義務や仕事を放棄してしまったなら、
周囲の大人がその代わりを務めてあげなければいけない。
この世に生まれ出たからには、どの子供にも幸せになる権利
があるはずだから。

では「幸せ」って何だろう?と考えたら、それは人それぞれ
だろうと思うけど、私の場合「生まれて良かった」と思える
ことだ。人生けっして楽しいことばかりではないけど、
寧ろ辛いこと、悲しいこと、やるせないことが多いのかも
しれないけど、日々の暮らしの中で、人生の岐路で、自ら
選択し、目の前の課題ともいうべきものを克服すべく努力
する中で、達成感を味わったり、感動したり、欲しかった
ものを手にしたり、素晴らしい人やものに出会えたりしたら
「あぁ~生きていて良かった。」と思える瞬間がある。
その課題が難しければ難しいほど、さらに嫌なこと、辛い
ことが続いた後の、その瞬間はまた格別のものだ。
ただ親自身が、「幸せ」を実感できていなければ、子供を
説得できないですね。もちろん、ここで言う「幸せ」は、
社会的な評価や、地位や財産などは一切関係ないです。
あくまでも自分の心の中の問題。

子供は親をよく観察していて、子供の何気ない言葉に
ドキッとすることは多いです。特に親を客観視できる
ようになる思春期以降の子供の洞察力はなかなか鋭い。
親の皆さん、大人の皆さん、「幸せ」ですか?

後者に関連して。4月1日から禁煙外来で、一部健康保険が
適用されるようになったそうです。ただ適用条件がなかなか
厳しくて、目安としては1日20本以上の喫煙を10年間
続けているヘビースモーカーだそう。費用としては従来
1回5000円ほどかかったのが、3000円くらいに
軽減されるらしい。ただし、診察回数5回まで。
非喫煙者が、自らの意志で喫煙する人の禁煙費用まで
負担することの理不尽さを指摘する声もありますが、
長いスタンスで考えると、禁煙率を上げることが
結果的に喫煙が原因で起る疾病の罹患率を下げ、
医療費の圧縮に繋がるのだそう。
この施策が成功を収めた英国の先例があっての今回の導入。
皆さんはどう思いますか?
若い女性の喫煙率の上昇は、やっぱり社会進出と深い関わり
があると思うのだけど。こちらはどうしたものか?
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