競技としてのスポーツには、勝つことが求められる。ルールの元での戦いなのであるから、当然とも言える。オリンピックも、参加することに意義があるといいいながらやはり勝つことが求められる。プロスポーツは言わずもがな。
ところが高校スポーツはちょっと特殊。教育という面と、勝つことが第一義という面とに捻れを生じる。強豪といわれる私立高校は県を超えた広い範囲から生徒を集めていることから見ても、勝つことを目標としているのは明らかなのに、何かあると教育論に持っていかれる。
高校野球の場合、この捻れを強めているのが、高校野球連盟のような気がする。実態が今ひとつ分からないこの団体は、高校球児とプロ野球選手との交流をつい最近まで長いこと妨げてきた。少年野球教室で、小学生や中学生ならプロ選手と接触可能なのに、高校球児になると接触不可とする状況にどんな理由をこじつけてきたのだろうか。
北海道苫小牧高校の選抜辞退。飲酒喫煙をし、法律というルールを破った卒業生は罰を受ける必要があるのかもしれないが、選抜を勝ち取った現1,2年生がその責任を負わされる必要があるのだろうか。またその卒業生にしても出場辞退という重い現実を、生涯背負っていかされるほどの罰をうける必要があるのだろうか。そこまで求めるならば、喫煙をする高校生を見つけられたら、その高校の校長は辞職するべきだろう。
また、高校の名を上げるために強豪校にしてくれと依頼された監督はチームを強くすることが任務となる。監督はそのためにいろいろ工夫をするのに精一杯であろうから、教育面は親と教師が主として担当するのが筋であろう。球児である前に高校生であり子供なのだ。その生徒が不祥事を起こしたことに本人以外の誰かが責任を取るとすれば、監督でなく校長であろうし、さらには親であろう。
やはり高校野球におけるこの捻れた責任の取り方は、教育機関なのかスポーツ推進機関なのかよく分からない、高校野球連盟に源を発するような気がする。
ところが高校スポーツはちょっと特殊。教育という面と、勝つことが第一義という面とに捻れを生じる。強豪といわれる私立高校は県を超えた広い範囲から生徒を集めていることから見ても、勝つことを目標としているのは明らかなのに、何かあると教育論に持っていかれる。
高校野球の場合、この捻れを強めているのが、高校野球連盟のような気がする。実態が今ひとつ分からないこの団体は、高校球児とプロ野球選手との交流をつい最近まで長いこと妨げてきた。少年野球教室で、小学生や中学生ならプロ選手と接触可能なのに、高校球児になると接触不可とする状況にどんな理由をこじつけてきたのだろうか。
北海道苫小牧高校の選抜辞退。飲酒喫煙をし、法律というルールを破った卒業生は罰を受ける必要があるのかもしれないが、選抜を勝ち取った現1,2年生がその責任を負わされる必要があるのだろうか。またその卒業生にしても出場辞退という重い現実を、生涯背負っていかされるほどの罰をうける必要があるのだろうか。そこまで求めるならば、喫煙をする高校生を見つけられたら、その高校の校長は辞職するべきだろう。
また、高校の名を上げるために強豪校にしてくれと依頼された監督はチームを強くすることが任務となる。監督はそのためにいろいろ工夫をするのに精一杯であろうから、教育面は親と教師が主として担当するのが筋であろう。球児である前に高校生であり子供なのだ。その生徒が不祥事を起こしたことに本人以外の誰かが責任を取るとすれば、監督でなく校長であろうし、さらには親であろう。
やはり高校野球におけるこの捻れた責任の取り方は、教育機関なのかスポーツ推進機関なのかよく分からない、高校野球連盟に源を発するような気がする。