中国では、1980年代からの市場経済化に伴い、公立病院も自力での発展を求められてきた。そのため設備更新などのため利益至上主義にならざるを得なかったようである。お金をかけないと、最先端の医療は提供できない。提供できなければ病院として生き残れない。生き残るにはお金を稼がなければならない。
医療費は極端に高くなり、カゼですら低所得者層では月給の1/4くらい取られるため、国民の半数は通院できない状態らしい。国民の命に直接関わる医療分野を蔑ろにしてきたつけである。
しかしよそ事ではない。日本でも国や自治体からの補助を極端に削減し、公立病院と言われてきた施設も自力で発展を求められるようになってきている。さらには株式会社が病院を経営することも認めかねない風潮になってきている。大丈夫だろうか。
資本主義では、もうけることが絶対の善である。「医は算術か?」などとステレオタイプの疑問を投げかける人が相変わらずいるが、それを求めているのは政府であり、許しているのは国民である。
発展していく医療水準を提供していくためには、かなりの投資が必要である。その分を病院は稼がなければならないから、医療費は上がっていく。政府が打ち出している混合診療部分を増やせば、税金からの補助は少なくなるが、患者が支払わなければならない金額は確実に増える。お金のない人は、病院にかかれない。
まさに現在の中国への道である。
医療費は極端に高くなり、カゼですら低所得者層では月給の1/4くらい取られるため、国民の半数は通院できない状態らしい。国民の命に直接関わる医療分野を蔑ろにしてきたつけである。
しかしよそ事ではない。日本でも国や自治体からの補助を極端に削減し、公立病院と言われてきた施設も自力で発展を求められるようになってきている。さらには株式会社が病院を経営することも認めかねない風潮になってきている。大丈夫だろうか。
資本主義では、もうけることが絶対の善である。「医は算術か?」などとステレオタイプの疑問を投げかける人が相変わらずいるが、それを求めているのは政府であり、許しているのは国民である。
発展していく医療水準を提供していくためには、かなりの投資が必要である。その分を病院は稼がなければならないから、医療費は上がっていく。政府が打ち出している混合診療部分を増やせば、税金からの補助は少なくなるが、患者が支払わなければならない金額は確実に増える。お金のない人は、病院にかかれない。
まさに現在の中国への道である。