山形新聞7月11日付や、山形大学教職員組合ホームページによると、山形大学学長選考会議は10日、学長選考過程での学内意向調査(学内選挙)の各候補者の得票数を公表すると発表した。
山形大学選考会議はすったもんだの挙句、いったんは選考規則を変更し、得票数を公表しないことに決めていた。山形新聞の報道によると、今回は氏名だけを公表とする学長選考規則は改正せず、とりあえず「移行措置」として得票数を公開するのだそうである。
山形新聞によると「仙道学長が、手続き上の問題で混乱するよりも、次期学長を円滑に選考することに重点を置くべきだ、とし、坪井選考会議議長に移行措置として得票数を公開することを提案。選考委員に郵送で意見を求めた結果、賛成多数だった。同大は、選考規則については、新学長就任後に他大学の例や学内の意見も参考にしながら、再度検討していきたい、としている」そうだ。
事実上の規則の変更部分の削除、復元である。「得票数非公開とする4月23日の規則改正はそのままにした、特例措置は、学内世論に屈したわけではないということを言いたいために持ち出したもの」と同大学教職員組合はみている。
得票数公開の決定は、7月11日、山形大学ホームページ内の学内限定ページで発表された。だが、選考会議のメンバーに山形新聞編集局長がいて、すでに、同日の朝刊1面で選考会議の公表決定を伝えていた。
*
学内限定版ですか。姑息だねえ。得票数非公開決定の動機の後ろ暗い部分がより目立ってくる。自縄自縛だった。
始まった参院選の動向とともに、山形大学が前文部科学事務次官の天下り的学長就任をうけいれるのかどうか、面白い展開になってきた。
こういう時期だから、もし前事務次官を蹴飛ばしてしまったというニュースが流れることになれば、良い暑気払いになるだろう。
(2007.7.14 花崎泰雄)
山形大学選考会議はすったもんだの挙句、いったんは選考規則を変更し、得票数を公表しないことに決めていた。山形新聞の報道によると、今回は氏名だけを公表とする学長選考規則は改正せず、とりあえず「移行措置」として得票数を公開するのだそうである。
山形新聞によると「仙道学長が、手続き上の問題で混乱するよりも、次期学長を円滑に選考することに重点を置くべきだ、とし、坪井選考会議議長に移行措置として得票数を公開することを提案。選考委員に郵送で意見を求めた結果、賛成多数だった。同大は、選考規則については、新学長就任後に他大学の例や学内の意見も参考にしながら、再度検討していきたい、としている」そうだ。
事実上の規則の変更部分の削除、復元である。「得票数非公開とする4月23日の規則改正はそのままにした、特例措置は、学内世論に屈したわけではないということを言いたいために持ち出したもの」と同大学教職員組合はみている。
得票数公開の決定は、7月11日、山形大学ホームページ内の学内限定ページで発表された。だが、選考会議のメンバーに山形新聞編集局長がいて、すでに、同日の朝刊1面で選考会議の公表決定を伝えていた。
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学内限定版ですか。姑息だねえ。得票数非公開決定の動機の後ろ暗い部分がより目立ってくる。自縄自縛だった。
始まった参院選の動向とともに、山形大学が前文部科学事務次官の天下り的学長就任をうけいれるのかどうか、面白い展開になってきた。
こういう時期だから、もし前事務次官を蹴飛ばしてしまったというニュースが流れることになれば、良い暑気払いになるだろう。
(2007.7.14 花崎泰雄)