ギアの不調は前側のギアが原因と思われます。
リアはカチャカチャと軽快に動き、すこぶる調子がいいのです。
フロントのギアの必ず内側にチェーンが外れるので、変速のワイヤを少し引っ張れば治るのでは? と考えたのです。
使用する工具は、六角レンチ一つ、特に難しいことはありません
バイク屋で工具を借りないと。
口ではとても言えないので、紙に書いて頼みますが、六角レンチは台湾語が分からないので「絵」です。
店の主人に見せると、無い無い、と首を振るのですが、絶対わかってない(絵がかなり下手だった・・・)
という確信があったので、自転車まで連れて行って、六角のねじを指差すと、「あぁ」と言って貸してくれました
まずワイヤを留めているねじを少し緩めておいて、ワイヤが抜けないようにワイヤを指でつまんで引っ張りながら、さらに緩めます。
ワイヤが動くようになるまで緩めたら「はぁ、うぅ・・・・」
ねじを緩めてワイヤがフリーになったとたん、かなり強い力で引っ張られました
「い、、いかん・・・」
急いでねじを締めましたが、ワイヤがちょっと緩んでしまった気がします・・・
うむむ、、、、失敗した・・・・
こんなにばねの力が強いとは、考えてませんでした。
でも、もう治すしかありません。
再びねじを緩め、ワイヤを引っ張りながら、ねじを締めます、、、、が、工具が使いにくくて(何本かのレンチがセットになってる折り畳み式のゴツイやつ)思うようにねじが回せません。
指先が痛い・・・でもここで離したら、もう取り返しのつかない事態になる、と渾身の力を込めて引っ張ります
トライすること5回ほど。
なんとなく緩んだ分くらいは引っ張って戻したような気がします。
気がするだけで、もうこの時点では、現状が良いのか悪いのか、手を加える前と同じなのか良くなったのか悪くなっているのか、さっぱり分かっていません
指先の感覚はすでに無くなっていて、これは10日間くらい続いたのでした・・・
チェックしたら、一応変速OK、なんとか走れそうです。
これ以上店先で、借りた工具で作業するのも申し訳ないので、とりあえす退散します。
工具を返して、お金を払おうとしたら、「いい、いい(おそらく)」と言ってくれました
自転車を止められるところまで行って、買った店に電話します。
新店のGIANTショップを探してもらいました。
住所を電話で言われても難しいので、どうしよう・・・と思っていたら、メールで届きました
ただ、今持っている地図ではとても探しきれないので、さっそく露天商の女性に聞いてみますと・・・
一生懸命教えてくれるのですが、何を言っているのかさっぱり分かりません
方向だけ確認して、お礼を言って立ち去ります。
広い通り、百貨店があったので入ってみました。
百貨店と言っても、店の感じは日本の金物屋、売っている内容はホームセンターです。
工具を買おうと思ったのですが、あったのはドライバーだけ。
レジのお姉さんにGIANTショップの住所を見せて場所を聞いてみました。
二人ともとても熱心に考えてくれます。
英語はまったく通じません
一人は日本語を勉強していて、少し話せます(ありがたい・・・)
二人であーだこーだペチャペチャ熱心に話しているのを眺めていると、なんだか楽しそうですねぇ
一向に話がまとまらなくて、地図を何回も書き直して、それでもあーでもないこーでもない・・・永久に続きそうな感じ
でもなんだか見てるのが面白くて、ずーっと待っていました。
すると、買い物に来たオバチャンが「どうしたの?(推定)」と話しに入ってきて、「それならあたしが連れてってあげるわよ(おそらく)」と言ってくれて、スクーターについていくことに
スクーター速いです。
全速力で追いかけて、走ること5分。
GIANTショップのあるマールー(馬路)という通りに出て、あの二人が話していた地下鉄の駅があり、
「あっ!!自転車屋」
ついに自転車屋を発見!!
このままオバチャンについていってGIANTショップに行きつける保証もないし、自転車屋なら同業者の場所くらい知ってるだろう、と、スクーターのオバチャンにお礼を言って別れます。
オバチャン助かりました!! 謝謝オバチャン!!
自転車屋でGIANTショップの場所を聞くと・・・
「あそこよりも腕はいいよ、ここでみてあげるよ」
うむむ、、、面倒なことになってしまいました。
正直、町の自転車屋よりGIANTショップのが信頼できます。
技術もそうだし、いくら取られるか分からないし
買った店の主人が「こんなヤツが行くからよろしく」と、電話の一本くらい入れてくれているかもしれないので
「いや、GIANTショップで予約してあるのでダメダメ」
と言ってみると、なにやら電話をかけ始めて、ぺらぺら話しています。
さらに面倒なことになった・・・・
多分この店の主人はGIANTショップに電話をかけているに違いありません
そんなことしたら、予約なんかしてないのがばれてしまう・・・
ビクビクしていると、店の主人が「英語話せるか」というので「少しなら」というと「GIANTショップの人が話があるので電話に出て」というのです
GIANTショップの人いわく「あんた、自転車屋にいるんだからわざわざウチまで来て治すことはないよ、そこで見てもらいなよ」
「はい、そうします・・・」
そこで「いや、ボクはGIANTショップを信頼しているので、おたくで見てもらいたいんです!!」って言えば良かったのです。
ここの自転車屋の主人はきっとこう言っていたに違いありません
「今ここに日本人の自転車乗りがきているんだが、自転車が壊れててかわいそうでね。ここで見てやる、というと、けなげに「予約があるからオタクヘ行かなくちゃいけない」っていうんだ。でもなにも無理に壊れた自転車でわざわざそこまで行かなくちゃいけないってことないと思うんだけどな。本人もかわいそうだよ。」
でもまぁ、ここの主人も悪い人ではなさそうだし、まぁいいか、と素直にあきらめました。
売ってる自転車はあまり知らないメーカーですが、メリダがありました。
スポーツ自転車も扱ってるようです
「で、どこが悪いの」
「なんかチェーンが外れるし、動きが渋いし・・・」
「どれどれ」
車輪を上げて、ギアをガシャガシャ変えてチェック。
回転を止めようとして「あれ?」
ちょっと、自転車屋さん。ブレーキ反対ですよ~
ん・・・ちょっと待てよ
この自転車は僕にとってはブレーキが左右逆だけど、台湾の人には正常なはず。
とすると、この店の主人、日本人の自転車は左右逆だということを知っていた訳か・・・・
うむむ、、、なかなかこの主人、侮れません。
で、チェックの結果は・・・・
「どっこも悪くないよ」
「えぇっ!?」
「ほら自分でやってみなよ」
自分でガシャガシャ変速する。
「どうだ、別に問題ないだろ」
「はぁ・・・そうですね・・・」
どうやら一応なんとか治っていたみたいです。
壊れるのが怖くて、ここまで前はシフトチェンジを一切してなかったので分かりませんでした
ただ症状は、普段は良くて、ふとした拍子にチェーンが外れるのと、前のギアがシブイ、というものだったので、これで心配が払しょくされた訳ではありません。
でも症状が出ないモノを「いや、だめなんだ」とも言えないし、もうこれで「良し」とします。
あと、さっきの百貨店に無かった六角レンチを買っておきましょう。
店の主人に売ってくれ、というと、あちこちいろいろ探して、最後は手近にあったこれを渡してくれました。
「これ新品じゃなくて、ボクが使ってたもんだけど」
「いい、いい、これで十分ですよ」
「じゃあ100元(350円)で」
「えぇ? いいの? ありがとう!!」
よく見るとMERIDAの工具でした。
パンク修理やチェーンの修理や、かなりの機能を備えていて、これで安心です
「水はあるかい?」
「あ、すみません」
水筒に水の補充までしてくれました。
最初は強引な人だと思いましたが、悪い人でないのは分かったし、現にとってもいい人でした
ありがとう、陳さん
さて自転車は走れるようになりました。
ただいつ壊れるか心配なので、台北の店にすぐ運べるように、海に抜けるのはやめにします。
台北近辺をぐるりと周るコースに変更しました
本日の目的地は平渓(ピンシー)。
平渓線という鉄道が走っている山の中の町です。
老街がそこここにあるので、ちょっと楽しみ
とりあえずここから木柵を目指します
リアはカチャカチャと軽快に動き、すこぶる調子がいいのです。
フロントのギアの必ず内側にチェーンが外れるので、変速のワイヤを少し引っ張れば治るのでは? と考えたのです。
使用する工具は、六角レンチ一つ、特に難しいことはありません
バイク屋で工具を借りないと。
口ではとても言えないので、紙に書いて頼みますが、六角レンチは台湾語が分からないので「絵」です。
店の主人に見せると、無い無い、と首を振るのですが、絶対わかってない(絵がかなり下手だった・・・)
という確信があったので、自転車まで連れて行って、六角のねじを指差すと、「あぁ」と言って貸してくれました
まずワイヤを留めているねじを少し緩めておいて、ワイヤが抜けないようにワイヤを指でつまんで引っ張りながら、さらに緩めます。
ワイヤが動くようになるまで緩めたら「はぁ、うぅ・・・・」
ねじを緩めてワイヤがフリーになったとたん、かなり強い力で引っ張られました
「い、、いかん・・・」
急いでねじを締めましたが、ワイヤがちょっと緩んでしまった気がします・・・
うむむ、、、、失敗した・・・・
こんなにばねの力が強いとは、考えてませんでした。
でも、もう治すしかありません。
再びねじを緩め、ワイヤを引っ張りながら、ねじを締めます、、、、が、工具が使いにくくて(何本かのレンチがセットになってる折り畳み式のゴツイやつ)思うようにねじが回せません。
指先が痛い・・・でもここで離したら、もう取り返しのつかない事態になる、と渾身の力を込めて引っ張ります
トライすること5回ほど。
なんとなく緩んだ分くらいは引っ張って戻したような気がします。
気がするだけで、もうこの時点では、現状が良いのか悪いのか、手を加える前と同じなのか良くなったのか悪くなっているのか、さっぱり分かっていません
指先の感覚はすでに無くなっていて、これは10日間くらい続いたのでした・・・
チェックしたら、一応変速OK、なんとか走れそうです。
これ以上店先で、借りた工具で作業するのも申し訳ないので、とりあえす退散します。
工具を返して、お金を払おうとしたら、「いい、いい(おそらく)」と言ってくれました
自転車を止められるところまで行って、買った店に電話します。
新店のGIANTショップを探してもらいました。
住所を電話で言われても難しいので、どうしよう・・・と思っていたら、メールで届きました
ただ、今持っている地図ではとても探しきれないので、さっそく露天商の女性に聞いてみますと・・・
一生懸命教えてくれるのですが、何を言っているのかさっぱり分かりません
方向だけ確認して、お礼を言って立ち去ります。
広い通り、百貨店があったので入ってみました。
百貨店と言っても、店の感じは日本の金物屋、売っている内容はホームセンターです。
工具を買おうと思ったのですが、あったのはドライバーだけ。
レジのお姉さんにGIANTショップの住所を見せて場所を聞いてみました。
二人ともとても熱心に考えてくれます。
英語はまったく通じません
一人は日本語を勉強していて、少し話せます(ありがたい・・・)
二人であーだこーだペチャペチャ熱心に話しているのを眺めていると、なんだか楽しそうですねぇ
一向に話がまとまらなくて、地図を何回も書き直して、それでもあーでもないこーでもない・・・永久に続きそうな感じ
でもなんだか見てるのが面白くて、ずーっと待っていました。
すると、買い物に来たオバチャンが「どうしたの?(推定)」と話しに入ってきて、「それならあたしが連れてってあげるわよ(おそらく)」と言ってくれて、スクーターについていくことに
スクーター速いです。
全速力で追いかけて、走ること5分。
GIANTショップのあるマールー(馬路)という通りに出て、あの二人が話していた地下鉄の駅があり、
「あっ!!自転車屋」
ついに自転車屋を発見!!
このままオバチャンについていってGIANTショップに行きつける保証もないし、自転車屋なら同業者の場所くらい知ってるだろう、と、スクーターのオバチャンにお礼を言って別れます。
オバチャン助かりました!! 謝謝オバチャン!!
自転車屋でGIANTショップの場所を聞くと・・・
「あそこよりも腕はいいよ、ここでみてあげるよ」
うむむ、、、面倒なことになってしまいました。
正直、町の自転車屋よりGIANTショップのが信頼できます。
技術もそうだし、いくら取られるか分からないし
買った店の主人が「こんなヤツが行くからよろしく」と、電話の一本くらい入れてくれているかもしれないので
「いや、GIANTショップで予約してあるのでダメダメ」
と言ってみると、なにやら電話をかけ始めて、ぺらぺら話しています。
さらに面倒なことになった・・・・
多分この店の主人はGIANTショップに電話をかけているに違いありません
そんなことしたら、予約なんかしてないのがばれてしまう・・・
ビクビクしていると、店の主人が「英語話せるか」というので「少しなら」というと「GIANTショップの人が話があるので電話に出て」というのです
GIANTショップの人いわく「あんた、自転車屋にいるんだからわざわざウチまで来て治すことはないよ、そこで見てもらいなよ」
「はい、そうします・・・」
そこで「いや、ボクはGIANTショップを信頼しているので、おたくで見てもらいたいんです!!」って言えば良かったのです。
ここの自転車屋の主人はきっとこう言っていたに違いありません
「今ここに日本人の自転車乗りがきているんだが、自転車が壊れててかわいそうでね。ここで見てやる、というと、けなげに「予約があるからオタクヘ行かなくちゃいけない」っていうんだ。でもなにも無理に壊れた自転車でわざわざそこまで行かなくちゃいけないってことないと思うんだけどな。本人もかわいそうだよ。」
でもまぁ、ここの主人も悪い人ではなさそうだし、まぁいいか、と素直にあきらめました。
売ってる自転車はあまり知らないメーカーですが、メリダがありました。
スポーツ自転車も扱ってるようです
「で、どこが悪いの」
「なんかチェーンが外れるし、動きが渋いし・・・」
「どれどれ」
車輪を上げて、ギアをガシャガシャ変えてチェック。
回転を止めようとして「あれ?」
ちょっと、自転車屋さん。ブレーキ反対ですよ~
ん・・・ちょっと待てよ
この自転車は僕にとってはブレーキが左右逆だけど、台湾の人には正常なはず。
とすると、この店の主人、日本人の自転車は左右逆だということを知っていた訳か・・・・
うむむ、、、なかなかこの主人、侮れません。
で、チェックの結果は・・・・
「どっこも悪くないよ」
「えぇっ!?」
「ほら自分でやってみなよ」
自分でガシャガシャ変速する。
「どうだ、別に問題ないだろ」
「はぁ・・・そうですね・・・」
どうやら一応なんとか治っていたみたいです。
壊れるのが怖くて、ここまで前はシフトチェンジを一切してなかったので分かりませんでした
ただ症状は、普段は良くて、ふとした拍子にチェーンが外れるのと、前のギアがシブイ、というものだったので、これで心配が払しょくされた訳ではありません。
でも症状が出ないモノを「いや、だめなんだ」とも言えないし、もうこれで「良し」とします。
あと、さっきの百貨店に無かった六角レンチを買っておきましょう。
店の主人に売ってくれ、というと、あちこちいろいろ探して、最後は手近にあったこれを渡してくれました。
「これ新品じゃなくて、ボクが使ってたもんだけど」
「いい、いい、これで十分ですよ」
「じゃあ100元(350円)で」
「えぇ? いいの? ありがとう!!」
よく見るとMERIDAの工具でした。
パンク修理やチェーンの修理や、かなりの機能を備えていて、これで安心です
「水はあるかい?」
「あ、すみません」
水筒に水の補充までしてくれました。
最初は強引な人だと思いましたが、悪い人でないのは分かったし、現にとってもいい人でした
ありがとう、陳さん
さて自転車は走れるようになりました。
ただいつ壊れるか心配なので、台北の店にすぐ運べるように、海に抜けるのはやめにします。
台北近辺をぐるりと周るコースに変更しました
本日の目的地は平渓(ピンシー)。
平渓線という鉄道が走っている山の中の町です。
老街がそこここにあるので、ちょっと楽しみ
とりあえずここから木柵を目指します