はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

カエルの声

2013年06月25日 01時41分27秒 | 古民家暮らし

会社から帰ってくるとき、田んぼの真ん中を通ります。

田んぼに水が入った途端、今までどこに居たんだろうと思うほどのカエルが鳴き出します。

この声を聞くと「夏になったなぁ」と思います

実家の前も、今はもうアパートになってしまいましたが、一面田んぼが広がっていて、毎日子守唄のように聞きながら寝てました。

街中の友達の家に泊まった時、

「車の音がうるさくて寝れない」

と言ったら、

「おまえん家のカエルの方がよっぽどうるさいわ」

と言われました・・・・確かに。

これをよく聞いていると、声が一斉にピタッと止むときがあります。

誰か大声で話したり、車が通ったりで、誰か一匹が何かに驚いたりして鳴くのを止めると、それが田んぼ全体に広がって、一気に辺りを静寂が支配します

でもそのままかというと、そうではありません。

勇気のあるただ一匹がしじまを破って鳴きだすと、それにつられて全体がまた一斉に鳴きだすのです。

誰よりも早く鳴きだす一匹、尊敬すべきカエルですね。

こういう人間になりたいものです

で、今のウチの周りの田んぼは、不思議なことにこの静寂が広がる瞬間が無い。

正確にいうと、近くを誰かが通ろうが、道路を自動車が走り去ろうと、誰も鳴くのを止めようとしないのです。

図太くなったのか、土地柄なのか・・・・・

とかく元気なこの周りのカエル君たちでした