はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

激走!!自転車in台湾 30 烏來5

2011年09月10日 05時41分12秒 | 自転車
原住民のおじさん。
日本語が堪能です

それでも日本統治時代にはまだ3歳か4歳くらいで、実際に覚えたのは自分の両親が日本語を話していたのを聞いてたかららしい。
そうです、戦争が終結したのが今から70年近く前です。
日本が台湾を統治したのは、それ以前の50年間ですので、統治時代を知っている方も高齢になってきていて、その当時のことを知る人も少なくなってきているようです

おじさんも、そんな子供のころのことは覚えておられませんでした。

日本の統治50年間。
2世代分くらいでしょうか。
統治時代の終盤は、ほとんどの人が日本語をペラペラ話していたはずです。
台湾には各地に日本家屋や灯篭や神社の跡が残っていて、当時の日本人的な生活の一端を垣間見ることもできます。

日本以外の日本。
う~む・・・・なんだか想像がつきませんが、そんな時代があったんですね~


おじさんはこの土地に住んでいるタイヤル族ではなく、花蓮(ホアリェン)の辺りに住む部族で、名前は・・・忘れてしまいました~
ガイドブックに載っている読み方と違っていて、これは伝えるべき情報だと思ってメモしておいたのですが、どこかにいってしまいました

その辺りでは、ちょうど今頃(7月の終わり)から8月にかけてお祭りがあるようで、是非行ったらいい、と勧められましたが・・・遠すぎます 
今から考えると、十分行けたのですが、当時は1日40kmが限界と思っていたので、断念しています。

夜遅いのに、原住民や台湾に関する話をたくさん聞くことができました
ありがとう、おじさん!


さぁ部屋に帰って洗濯です

部屋はかなり広くて、一人で寝るにはもったいない。調度品も豪勢な感じです。


ただお風呂は残念なことに、窓がふさがれています。
椅子などが置いてあって、昔は快適なお風呂ライフが送れていたんだろうな、と想像できますが、今は薄暗い感じ。
浴槽が立派なだけに、惜しまれます。。。


さて、明日からの予定ですが、ここから東の海岸にある、世界に3つしかないという蘇澳(スーアオ)の炭酸の冷泉に行きたかったので、そちら方面に向かおうかと・・・。
しかし、距離的に100kmくらいはありそう
ぼくの足だと、行くのに2日、戻るのに2日とすると、4日を費やすことになってしまいます

ちょっともったいないかなぁ~と悩みつつ就寝
明日もまた早起きです



激走!!自転車in台湾 29 烏來4

2011年09月08日 22時47分03秒 | 自転車
さて、露天風呂は? どこ?

連れてって頂きました。
一度外に出て、階段を下りて行って、食堂みたいなところに入ります。

日本語が分かるおじさんがいると、宿の人は言ってたのですが・・・・
「こんにちは~」と日本語で話しかけたのですが、台湾語で返事が返ってきたので、あとの会話はグシャグシャっとなりました
ボクは片言までいかない、言わば単語の連呼「ウェンチェン(温泉)」のみ。
やっと通じた・・・

案内してもらいました。
広い露天風呂を想像していたのですが、連れて行かれたのは個室

そう、台湾の温泉は2種類あります。
一つ、公衆浴場。
露天の場合は基本的に水着着用です。
もうひとつが個室です。

台湾の人はあまり人に裸を見せる習慣がない(抵抗ないの、日本人だけかな?
そんな恥ずかしがり屋さんのために、個室があります。

ボクは別に恥ずかしい訳ではないし、人目を忍んで一人でこっそり入りたいこともない。
広い空の下で涼しい風に吹かれながら、お湯に入りたいだけ

温泉とは、このことだったのか・・・・
露天かどうか確認するんだった。

おじさんは、いろいろ使い方を教えてくれます。
「リャン(冷)」「タン(湯)」とか、言ってたように思います。
「タンはそうか、白湯(パイタン)スープのタン(湯)か・・・」などと感心しながら、なんとなく分かった気になります

カメラを取りに部屋に一旦帰って戻ってきたら、場所が変わっていました。
「????

するとおじさんがひょっこり現れて、日本語で「広い方に変えといたよ」
やっぱりしゃべれたのですね、日本語

お湯も張ってくれています。
おじさん、ありがとう!!(突っ込まれる前に・・・ボクもおじさんです、一応)

お風呂は屋内ですが、湯船の向こうは大きく開いています。
これなら風も入るし、窓辺に座れば露天風呂と変わりません。


少しぬるいので、水を絞って調整、好みの熱さ加減にします

う~ん、気もちいい~
窓の向こうに見えるのは、深い森、吸い込まれそうなほど真っ暗です。

出たり入ったり、入ったり出たり。。。。
1時間ほど入っていました。

気付いたらもう9時
「やばい、おじさん待ちくたびれてるかも・・・
と思って、急いで着替えます。

タオルを返しに行くと・・・・お水を出してくれました

テーブルに座ると、おじさんも座って、いろいろ話を伺うことができました~

激走!!自転車in台湾 28 烏來3

2011年09月05日 22時31分54秒 | 自転車
原住民の集落までは少し上ります。
かなり急なヘアピンが続き、たまらず休憩です。

汗だくになってやっと集落に到着すると、コンビニと食堂がありました。

「かき氷食いたい・・・

食堂に行って「ピン(氷)」とジェスチャーでなんとか伝えようとしますが、やはり最後は紙と鉛筆の世界・・・
あいにくかき氷はありませんでした。
ついでに民宿も聞いてみると、「あっちにある」と(方角を)教えてくれました。

また山を登る。
途中でお婆さんに道を聞くと、ペラペラと台湾語で説明。
日本人だというと、今度は日本語で教えてくれました
さすが原住民のお年寄りです、日本人みたい。
なんだか外国に来て日本語を聞くなんて、ちょっと変な気分です。


さて、原住民の民宿は「大山」といいます。
入っていくと、小学生くらいの男の子がカウンターの中でパソコンをやっていました
今日泊まれるか台湾語で聞くと、なんと!! 英語で確認されました・・・・
小学生かどうみても中学生1年くらいに見えます。

台湾の人はやはりスゴイ。
まず勉強熱心ですね。
ITも強いし、語学もみんな進んで勉強しています。
日本人もちょっと見習わないと・・・・自分もな!!

あいにく部屋は一杯。
他にも何件か宿はあるので、適当に巡りましたが、かなり高いですね
平日ということもあり、かなりディスカウントしてくれていますが、2000元が一番安かったです

一番最初に行ったのは、3000元→2000元+別室露天風呂600元、英語の堪能な女性が対応してくれました。
ちょっと高いのでパス。
でも他に無かったら戻ってくるかもしれないから、と、一応保険はかけておきました。


その他、5000元→3000元の立派なホテル、3000元→2480元の清楚で感じのいいホテル、一軒あったモーテルも2600元でした。
モーテルも含め、ほとんどの宿は部屋に豪華な露天風呂が付いています。
日本の基準で考えると、この値段で泊まれるならどこでもOKって感じですが、台湾の感覚だとかなり高級です。

どこも断って、最初の宿に戻ろうか悩んでいたら、もう一軒ありました。
レストランと一緒になっています。

最後に行って一番安かったのがココです。
といっても、2000元なので高いし、部屋もあまりきれいではないですが、露天風呂もあるということで、決めました。
みなさん、かなり日本語が話せます

自転車は別のところに置く、ということで押して行ったのですが、一応鍵のかかる柵の中ではあるのですが、簡単に持ち出せてしまう場所でした。
「大丈夫、大丈夫」と言うのですが、片手でひょいと持ち上げて見せると、多分オーナーと思しき男の方が英語で「屋内のいい場所があるのでそちらにいれましょう」と言ってくださいました

レストランの奥の階段を降りたところ。


あぁ、よかった~

さっき河原の露天風呂に入ったばかりなので、まずはご飯を食べます。
ホテルのレストランには、原住民の料理もあるということで楽しみ

まずはお勧めの川エビの料理と「原住民チャーハン」、それと野菜の料理を注文しました。


料理が出てくるまでの間、お茶を頂きます。
これがおいしいんです~
久しぶりに熱いお茶を飲んで、落ち着きました。


原住民炒飯。これといって何か変わったところがあるかというと、そうでもない、うむむ・・・ごく普通の炒飯でした。
でもおいしかったですよ~




続いて川エビのカリッと揚げたもの。
日本では見ない丸っこいエビで、ウマい!!
小さいなりに身がぎっしり詰まっていて、食べ応えがあります。



最後にキャベツの炒め物。



量は少ないかと思いましたが十分。
メニューに載っていたのはチャーハンだけで、心配されたお値段ですの方ですが、500元くらい(1800円くらい)でした。
ちょっと贅沢してしまいましたが、原住民の料理が食べれて、おいしかったし、満足です

さて次はいよいよ露天風呂ですよ!!

子供のひとこと → 形勢逆転

2011年09月05日 00時25分01秒 | 子供
今日子供が面白かった

いつも食事中に「姿勢が悪い」と母親にいつも怒られている子供。
今日、ホームセンターに隣接するラーメン屋で昼ごはんを食べているとき、やけに姿勢がいい

おかしいな、と思い、原因を究明しようとしていると(椅子の高さ、椅子とテーブルの高さの差、ドンブリの高さ、座る位置、足の位置、等)、ヨメが質問してきました。
ヨメ「何をジロジロ見てるの」
ボク「子供」
ヨメ「なんで?」
ボク「いや、いつも姿勢悪くて叱られてるのに、今はやけに背筋が伸びてるし、なんでかなと思て。なんで?」
子供「え、ラーメン美味しいから」

多分この時のボク、にやり、と笑っていたと思います

最近はもう言わなくなりましたが、昔はヨメの作ったご飯についていろいろ注文をしていました。
注文というか、「塩っ辛い」とか「甘い」とか「ぬるい」とか「クリームシチューじゃご飯が食えない」とか、ボクにしてみれば、最低限の言わば「要望」なんですけどね

子供にはそれが文句を言ってると映っていたらしい(ヨメにも)。
それで母親の作ったものは何でも、これみよがしに「おいしい」と言って食べるのです

で、今回の子供のひとことを、いつも虐げられているボクが見逃すはずはありません
ここぞとばかりに反逆の狼煙をあげる!!
ボク「へぇ、おいしいの。・・・お母さんにケンカ売ってる?」
子供「え?」
ボク「おいしいと姿勢が良くなるんやろ?」
子供「・・・あ。。。。」
ボク「(ニヤニヤ)」

これで、家で食事中に子供の姿勢を注意するのはかなり簡単になりました
こう聞くだけです

お母さんの作ったご飯、おいしい?」






激走!!自転車in台湾 27 烏來2

2011年09月04日 01時27分12秒 | 自転車
雨上がりの山道をのんびり登ります。
一気に気温が下がって、爽やかな秋のような空気です

脇には小さなトロッコ電車用の線路が並走していて、すれ違ったら写真を、と思っていましたが一度もすれ違いませんでした。
残念
駅に止まっていました。まるでおもちゃみたいでカワイイ列車です。


駅の近くにあった、古いタッチの壁画。
みんな楽しそうですが、左下のおばちゃんが持っているモノが気になります。一体何?


遂に滝に到着!
もっとも、日本みたいに滝つぼまで行けるわけではないので、遠くから眺めるだけ。
ちょっと物足らない気はします


この時点で3時半。
少々早いですが、今日はここで宿をとることは決まっています。
いや、宿が決まっている訳ではなくて・・・

原住民の人の民宿に泊まることに決めていたのです。
そもそも原住民って・・・?
台湾って中国の人がいるんじゃないの? って思いますよね~

台湾には中国から人が渡ってくる前から、いろんな部族が住んでいました。
この近辺に住んでいるのはタイヤル族。
お互い交わることなく、言語も違います。

日本統治時代に日本語を強要されてからは、日本語が共通語になったみたい。
日本が統治するまで、首狩りをしていた部族もあるとか・・・・
南方系の人たちなんですね。
台湾のイメージとちょっと違います

純粋にそういう興味と、あとは日本統治時代の名残で日本語を話せる方が多いらしいので、昔の話でも聞けたらなぁ、という思いもあって、どうしても原住民の民宿に泊まりたかったのです

観光案内所が一番奥にあったので聞いて見ました
が、近くの民宿は一杯で、ここから2km離れたところの原住民の集落に行けばある、とのこと。
空いてるかどうかわからないけど、そこまで行くしかなさそうです。
ちょっと不安

そのまえに。。。。河原の露天風呂に入らないと
老街の橋の下あたりに見えていたのがそうらしいです。

近くまで行ってみると、どうやら急な階段を下りて、細い道を歩いていかねばなりません。
当然、自転車は置いていくことに。
坂の途中です、自転車を止める場所を慎重に選んで、ロックをかけていると・・・・

こりゃスゴイ! その階段から自転車を担いだ女性が上がってきました

ちょうど烏來に到着したときに見かけた女性で、背中に子供の背負うためのキャリアをしょっています。
が、子供は乗っていません。
不思議な人だなぁ、と思って見ていました。

その人が自転車を抱えながら狭い階段を上ってきて、ドンと自転車を置くと、何やら話しかけてきます。
決して友好的な感じではなく、何かを忠告している感じなのは分かりました
自転車の置く場所かな、とか、ちゃんとロックしたか、とか、いろいろ考えられることを試してみましたが、どうやら自転車を持って行け、と言っているようです。
自転車乗りたるもの、片時もそばを離れるな、ということなのでしょうか
ロックを外していると、何も言わずに立ち去ってしまいました


カッコいい・・・・

自転車乗りとはかくあるべきものか。

自転車乗りは自転車を担ぐべし、という規範のようなものもありますが、自転車乗りの理想像というか、目指すべき姿を示してくれた気します

気になるのは背中の子供を乗せるキャリア。
なんとなく子供と一緒に旅をしているんだろうな、というのは想像がつきますが・・・・
事故か病気で亡くされたのでしょうか?

人間として背負っているものの重さが、きっとぼくなんかとは全然違うのです。

一言お礼が言いたかったなぁ・・・・


気を引き締めて、自転車を担ぐと急な階段を下りていきます。


途中かなり危険な場所もありますが、なんとか温泉まで来ました。
やればできるものなんですね~

台湾の露天風呂は大抵水着が必要ですが、ここの温泉も例にもれず水着着用です。
みんなどこで着替えてるんだろう?

川べりでくつろいでいる人に聞くと、わざわざ脱衣所の前まで案内してくれました。
コンクリートの陰に帆布を張ったような場所で着替えます

台湾の公衆浴場に入るときは、けっこうその場のしきたりがあるらしいので、注意が必要。
湯に入る前にじっと観察していると、湯に入る前にはこんな容器で体にお湯をかけて洗っています


真似をして入浴!!
湯船には熱い湯とぬるい湯がありますが、熱い方は長くは入っていられませんので、主にぬるい方に浸かります。

ふぅぅぅぅう~

とっても気持ちいい。
川面を吹き過ぎる風が、濡れた体から熱を奪っていきます。

40分ほど出たり入ったりを繰り返して、再び自転車を担ぎ、露天風呂を後にしました

もう夕方の5時半。
まだ宿が決まっていないので、あまりゆっくりはしていられません。

原住民の集落に向かいます





ウィルス対策ソフトの性能

2011年09月01日 22時13分13秒 | お気に入り
昨年の秋からパソコンの調子が悪い・・・

動きがどんどん遅くなっていって、ウィルスのスキャンが一晩経っても終わらないようになりました。
このところは、漢字の変換ができなくて、困ってしまいます。

それで、苦肉の策として、買った時の状態に戻す「リカバリー」という処置をして、ある程度は治ったのですが・・・

ちょうどパソコンの調子が悪くなった時期に、ウィルス対策ソフトの更新をしたので、なにか悪さしているのではないかと思って、いつもの価格コムで調べてみると・・・・

今使っているウィルス対策ソフトはとっても評判が悪い、というかクソミソでした
とっても動きが重いらしい。

やはり・・・・


しかも、動きが重いだけならまだしも、ウィルスを検知する性能も20ほどある対策ソフトのうちで最下位に近い順位・・・

これについてもう少し調べてみると、AV Comparativesという第3者機関の調査で、ウィルスの検出率と誤検出の量で評価していました。

ボクが使用しているウィルスバスター2011は、販売数は国内1位らしいのですが、上位の対策ソフトが検出率98%以上なのに対し、90%とかなり性能としては劣っています

これは大変です、10個のウィルスのうち1個見逃していることになりますよ!!
動きが重いなんて、どうでもよくなってきました。
ウィルス対策ソフトの本分はウィルスを見つけて退治してくれることです。

購入した東芝のパソコンに最初からインストールされていたし、知名度も高いので信頼していたのですが、これまでこんなザルなソフトを使用していたとは・・・・

もちろん、この結果だけをもって判断してしまうのは、まだ早すぎるかもしれません。
でもある条件下で最低のパフォーマンスを示したということも事実。
どのソフトが最良かは判断できませんが、ウィルスバスターをやめる、という判断は可能だと思います。

もうすぐ更新時期が来ますが、それ以前にソフトを変更することにしました

Googleで「ウィルス 性能」で検索すると、参考になる情報がたくさんヒットしますよ~

激走!!自転車in台湾 26 烏來

2011年09月01日 05時48分41秒 | 自転車
今日の目的地は烏來(ウーライ)。
原住民がたくさん住んでいて、しかも河原に無料の露天風呂があり、旅のテーマをそのまま具現化したような町

ここはどうしても行きたかった訳ですが、問題がひとつ

山の上にあります・・・・

ということは、当然登らないといけないわけで・・・・・

まぁそれでも今日は気分がいい。
なんとかなりそうな気がします。

まずは山のふもとにある新店(シンティエン)に行き、上を目指します。

新店にはお昼頃到着。
碧譚という湖があるけっこうデカイ町です。


さぁ、登り始めます。烏來まで9km。


この時は「さぁ、行くぞ!!」と、気合が入っていました。

しかし、10分も経たないうちにその気合はどこかへ消えてしまいました・・・・

進まない・・・・

疲れないようにギアをかなり落としているので、力は要らない代わりにたくさん漕がないといけません
漕いでも漕いでも進む距離は微々たるもの。
歩いたほうが早いんじゃないかと、歩いてみましたが、それよりは早いみたいです。

そしてもう一つ問題が・・・
昼ごはんを食べていなかったこと。
お腹がすいてきましたが、この道には店が全然ありません
新店で食べればよかったのに、よさそうな店が無かったので。

40分後、へとへとになりながら飯屋を発見、自転車を降りて店内によたよた転がり込みます。


頼んだのは、昨日食べておいしかった陽春麺と○魯飯?(忘れた・・・)




陽春麺・・・昨日と全然違う。味が無い・・・
○魯飯?・・こってりしていて濃厚でおいしい。が、麺とWだと少々量的にキツイ。
店員の女の子がむちゃくちゃ可愛かったです・・・・

お腹がいっぱいになりましたが、すぐには走る気にならず、外の木陰でしばらくぐったりと座りこむ。

いまどこなんだろう・・・あとどれくらい走らねばならないのか?
買ったガイドブックに付いている荒い地図ではさっぱりわかりません。

重い体に鞭打って、出発。

しばらく行くと、現地の方が道の脇の湧き水で水を汲んでいる。


名水好きのボクです、ちょっと飲んでみたくなりましたいけません!!生水です!
自転車を停めて、飲めるかどうか片言の台湾語で聞いてみると、どうやら飲めると言っているようです(ホントか?!
飲んでみましょう。
「ゴクリ・・・」(あぁ~あ、飲んじゃった・・・

ぬるい

ぬるいということは、新鮮な水ではない、ということです。
飲んでから、ボクは大変な間違いを犯したかもしれないことに気付きました・・・・アホです・・・

いつお腹が痛くなるやもしれない爆弾を抱えながら、出発。

原住民の像?絵?がありました。なんとなく目的地には近付いてる気はします・・・


川沿いの道。暑い。


背中にしょっているリュックが重い。重すぎる。
肩に食い込んできます。
お尻が痛い。

「いったい何で台湾まで来てこんな辛い思いをしているんだろう・・・」
台湾に来たのは観光目的です。
当初行きたいところはたくさんありましたが、今の行程だとほとんど行かないことになっています。
自転車で走りたい訳ではなく、いろんなところが見たかったんです。
時間ばかりかかって当初の目的も達成できず、おまけにこんなにツライ思いをして、一体何しに来たんだ?
なんで自転車なんか買ってんだ?
スクーターがダメになった時点で、イギリスとか別の場所に行けばよかったのに・・・

自問自答を繰り返しながら走り、川沿いの休憩所でとうとう力尽きました・・・・


もういやだ、もう走りたくない。
暑いし、カバンは重いし、なんだか腹の調子もおかしいような気がする。

ふてくされたようにぐったりとベンチに横になると、もう立ち上がれない。
このまま動かずにいたら野宿する羽目になるなぁ~

いつのまにか寝ていました。20分ほど寝たでしょうか。
寝たおかげでスッキリ・・・・なんて都合のよいことにはなっていません
相変わらず重い体。

それでも気力だけは少し回復していました。
台湾の重力は日本の1.5倍です

そう言われたら無条件で信じてしまうくらい重い体を引きずり、再び漕ぎ始めます。

ずっしりと重いカバンをなんとかしようと、自転車につけてみました。


足に当たるし、ハンドルがとられて危険なので断念・・・

40分後。烏來の老街に到着。
やっと着いた・・・
喜ぶ気力も残されていません。
老街の写真も撮り忘れました。が、普通の商店街です。

行こうと思っていた原住民博物館です。


お休みでした・・・・

とぼとぼと歩いて橋を渡り、案内図を見ると、そうだ、トロッコ電車と滝があるのでした。
橋の下には河原の温泉が見えます。

とりあえず滝に向かうか・・・・

途中に郵便局がありました。
こんな辛いときに思い出すのは家族の顔です。
絵ハガキでも買って手紙出すか・・・

なぜか、他の観光地の絵ハガキはあるのに、烏來のはありません。
絵ハガキを指差して「ウーライ、ウーライ」と繰り返すと、局員さんが奥から持ってきてくれました。
お金は要らないらしい。「謝謝!」

手紙書いて読み返してみると・・・なんだか、疲れたとかキツイとかマイナスのことばかり・・・
これでは家族が心配してしまいます。
最後に、台湾の人はとても親切で楽しい(これはホントです)と書き加えておきました。

トロッコ電車の線路沿いに走り出したら、雨がボツボツ。
雨粒がデカイ、危険です!!

急いでUターンすると、家の軒先に避難。


ブレーキのときに、下り坂でフロントブレーキをしたつもりが、後輪がロック!
そうです、日本は諸外国とブレーキレバーの設定が逆
日本では、右手がフロント、左手がリアなのですが・・・・。
危うく転倒しそうになりました

30分ほど雨宿りしたら、元気が戻ってきました~


線路沿いの道をのんびりと滝を目指します。