家の前に
手作りのベンチを置いている。
白く塗りあげたものだ。
ひと休みしたり、
日向ぼっこなど、
かなり重宝にしている。
ある日、
外へ出てびっくり。
いつも座るところに
白い動物が!
なんとも気持ちよさそうに
寝さぼっていたのだ。
三軒隣りの家で
飼われている猫で、
時々見かける。
それでも、
まさか
私が日向ぼっこを楽しむ
ベンチの指定席で、
いい気分に浸っているとは……!
すぐに信じられなかった。
いきなり
玄関を出て来た人間だ。
飛んで逃げるはずが、
白猫は悠然たるものだ。
くるりと頭を回して
こちらを見やった。
そして大きなあくび。
同じ体勢で
目だけを私に向けて
ペロリと鼻を舐めた。
グダーッとばかりに動かない。
(こいつめ。
俺をなめてるな……)
思わず笑いが出た。
なんとも愛くるしい姿に、
私の心に
温かなものが生じていた。
そのまま、
しばらく一緒に
日向ぼっこで過ごした。
以来、
白猫は毎日
ベンチの上得意である。
手作りのベンチを置いている。
白く塗りあげたものだ。
ひと休みしたり、
日向ぼっこなど、
かなり重宝にしている。
ある日、
外へ出てびっくり。
いつも座るところに
白い動物が!
なんとも気持ちよさそうに
寝さぼっていたのだ。
三軒隣りの家で
飼われている猫で、
時々見かける。
それでも、
まさか
私が日向ぼっこを楽しむ
ベンチの指定席で、
いい気分に浸っているとは……!
すぐに信じられなかった。
いきなり
玄関を出て来た人間だ。
飛んで逃げるはずが、
白猫は悠然たるものだ。
くるりと頭を回して
こちらを見やった。
そして大きなあくび。
同じ体勢で
目だけを私に向けて
ペロリと鼻を舐めた。
グダーッとばかりに動かない。
(こいつめ。
俺をなめてるな……)
思わず笑いが出た。
なんとも愛くるしい姿に、
私の心に
温かなものが生じていた。
そのまま、
しばらく一緒に
日向ぼっこで過ごした。
以来、
白猫は毎日
ベンチの上得意である。
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