結婚生活三十五年。
しょっちゅう夫婦喧嘩をする。
そのたびに
妻が口にする決め台詞。
「十三も若い嫁さん貰って
幸運やったでしょ」
それをやられると
もうグーの音もでない。
言いたいことがあっても
我慢の子を決め込む。
そのストレスの反動か、
最近懐かしく思い出すのは、
若いころ付き合った年上の彼女のこと。
新米コックと
お局さんウェートレスの出会いだった。
面倒見のいい彼女を頼り
相談などしているうちに
付き合いが始まった。
七つ年上だから、
いつも甘えさせてくれた。
もしも彼女と結婚していたら、
今頃どうなっていただろうか?
一方的に言われっぱなしで、
我慢の子になることは
なかっただろう。
「こんな年上のおばあちゃんと結婚したら、
まだ未来に希望があるあなたが
気の毒よね」
まる二年間の付き合いで
不幸を感じさせることなく、
そーっと
僕の前から去った彼女。
そのショックが尾を引いた末の
年の差結婚だった。
もし彼女と結婚を……
想像だけで癒される。
こんな妄想(?)
案外、現状が満足すぎるから
抱いたりするのかも知れない。(苦笑・反省)
しょっちゅう夫婦喧嘩をする。
そのたびに
妻が口にする決め台詞。
「十三も若い嫁さん貰って
幸運やったでしょ」
それをやられると
もうグーの音もでない。
言いたいことがあっても
我慢の子を決め込む。
そのストレスの反動か、
最近懐かしく思い出すのは、
若いころ付き合った年上の彼女のこと。
新米コックと
お局さんウェートレスの出会いだった。
面倒見のいい彼女を頼り
相談などしているうちに
付き合いが始まった。
七つ年上だから、
いつも甘えさせてくれた。
もしも彼女と結婚していたら、
今頃どうなっていただろうか?
一方的に言われっぱなしで、
我慢の子になることは
なかっただろう。
「こんな年上のおばあちゃんと結婚したら、
まだ未来に希望があるあなたが
気の毒よね」
まる二年間の付き合いで
不幸を感じさせることなく、
そーっと
僕の前から去った彼女。
そのショックが尾を引いた末の
年の差結婚だった。
もし彼女と結婚を……
想像だけで癒される。
こんな妄想(?)
案外、現状が満足すぎるから
抱いたりするのかも知れない。(苦笑・反省)