こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

土産

2019年01月06日 03時09分44秒 | Weblog
大学卒業を目前にした娘は、

ゼミ仲間と旅行を楽しんでいる。

春先には韓国に行くらしい。

旅行から帰った娘の手には、

お土産らしきものが。

大体クッキーの類が多い。

どうみても、形だけとしかしか思えない。

それでも土産を忘れないところ

をよしとするべきかも。

しかし、このお土産、

選ぶのは結構難しい。

私の若いころは、

親せきや親しい友人知人などにも

買って帰ったものだった。

旅行の終わりごろには、

お土産探しに目の色を変えた記憶がある。

そういえば、

家族への土産で

頭を悩ませた思い出も蘇る。

「何よ、これ?これがお土産なの……」

 旅行から帰った私に、家族はいつも失望してみせたっけ。

期待するお土産がないからである。

 家族が希望するのは、

観光地の名物菓子やぴちぴちとれとれの海産物 。

そんな定番を買おうとすれば、

人込みの中をウロウロして、

レジに並ぶのを覚悟しなければならない。

 気が短い私には無理な相談だ。

人込みはイヤ!並ぶのはゴメン!では、

まず家族好みのお土産にはありつけない。

「このタヌキ何よ?」

「縁起がいいんだ」

「フクロウの置物?」

「福を招いてくれるんだ」

 お父さんの趣味は

、お土産にはそぐわなかったらしい。

家族の総スカンを食らって「そうなのか~!」と、

やっと理解する。

が、次の旅行に出るころには、すっかり忘れて、

またやってのけるから始末に負えない。

 この間、京漬物を買って帰ると、

これは家族も納得。

パリポリ食べながら、「お父さん、やるじゃん!」

なんだ、漬物でいいのか?と思ったものだった。



コメント
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