こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

回顧アルバム・3/絵本の記憶

2021年01月23日 01時56分23秒 | 日記
地元もコロナで脅かされ、
私も外出を自粛して家にこもっています。
何もすることがなくなったので、
しばらく目にしなかった雑誌や本を読みだしています。
思い出に染まった本に、
祈念すべき一文が掲載されたページを発見しました。
昭和62年発行だから、34年前になります。
30代後半の私には大きな転機となった文章です。
それまで演劇一筋(もちろん仕事をしながらですが)だった私が、
公募という世界に足を踏み入れたのです。
自分の書いた文章が雑誌の中で初めて活字となったことが、
信じられない思いでした。
「Sさん、文章も書かれるんですね」
いつも舞台を見てくれている
本好きの文芸青年である住職さんに教えられるまで、
雑誌の創刊記念公募に応募したことすら
忘れていたぐらいです。
後日届いた賞状と金一封で、
ジワーッと感激が湧いてきたのを思い出しました。
実はこの絵本「しろいうさぎとくろいうさぎ」は、
私と妻を結び付けてくれた特別な意味を持った絵本です。
それまで絵本を本と思わなかった私が、
保母だった妻に贈られたこの絵本に魅了されて、
絵本の世界に飛び込んだのです。
東京下石神井の「いわさきちひろ絵本美術館」まで
足を運ぶほど夢中になりました。
地元出身の永田萌が、
小学校のある時期同級生だったことも知り、
以来絵本は
私の人生になくてはならないものになったのです。
さっき「おおきな木」を読み終えました。
もう何十回と読んでいるお気に入りの絵本です。
私の人生に多くの影響を与えてくれた作品なのです。

本は、絵本は読者を決して裏切りません。
電子本もいいですが、
活字本を一度読んでみましょうよ。(うん)
コメント
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