こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

回顧アルバム・5 ファミリーメルヘン劇場から

2021年01月25日 01時08分25秒 | 日記
私が始めた劇団は、
一般向けには「はりま300人劇場」。
子供とその家族たちには、
ファミリーメルヘン劇場と銘打ち、
絵本や児童書からピックアップした作品を、
私流に脚色して舞台に上げた。
第1弾は「おむすびころりん」だったなあ。
「あれを1時間ちょっとの芝居にするのは無理」
とメンバーは躊躇したが、
当時の私は怖いもの知らず。
何度も紙芝居や絵本を読み、
推敲を重ね、ひとつの物語に仕上げた。
確か惣太というオリジナルな若者を登場させたっけ。
のんびり過ぎて誰にも相手にされない若者の冒険話の始まり始まり!
姫路文化センターで上演、自分でも予想外の成功だった。
図に乗ってファミリーメルヘン劇場を面白おかしく進めた。
子供にこびないが、子供の心へ真剣勝負をしかけるのに遠慮しない!と、
メンバーたちを鼓舞しながら、
(自分はほんまにできるんかいな)疑心暗鬼に囚われたものである。
しかし、やりたいものはやりたいと思った時こそやれるんだ!と、
一連のメルヘン劇上演を続けるのに常に自分にいい聞かせたものだった。
「おむすびころりん」のの次は「オズの魔法使い」「森は生きている」「モモ」「ホッツェンプロッツとその愉快な仲間たち」「ガンバの冒険」「フランケンシュタイン」と続けられたのには、
自分でも驚きだった。
(絶対やる!)という頑固な信念が衰えることがなかったからだろうか。
定期公に始まり依頼されての移動公演をこなせたのは、
ついてきてくれた若いメンバーたちのおかげだった。

完全燃焼したといえる劇団活動は、
その後の私に糧となってくれたのは確かだな。(ウン)
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