こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

昆虫

2021年08月04日 10時36分53秒 | 日記
昨日は朝から小雨。
すぐに草刈り機をもって畑へ。
連日の猛暑に早朝か夕方遅く
限られた時間しか草刈りができなかったのが、
小雨の中ではもうラクラクに捗る。
源ちゃんは畑の一角に設えた日陰エリアに収まってくれた。
暑さは苦手ならしく、
家でも床下に潜り込んで
日がな一日を送っている始末。
私の作業姿が目の前にあり、安心しきっているようだ。
作業途中には雨は上がったが、曇り空で快調に作業ができた。
目にうつるところは全部片付くという、
最近にはない快挙(?)。

帰宅すると玄関前に蝉が転がっていた。
手を出すと慌てて飛び去った。
蝉も酷暑にほんろうされているのかも知れない。
そういえばあの昆虫たちはどうしているんだろう。
カブトムシ、クワガタ、カナブン……、
夏休みには兄と一緒に取りまわったっけ。(なつかしい!)
村にはいくつか昆虫のたまり場(?)があった。
そこへ行けばだいたいクワガタの姿があった。
木のムロ穴に蜜が湧き、
そこに多くの昆虫がたかっていた。
ハチは怖いが、クワガタ類は喉から手が出るほど欲しかった。
中でもかっこいいカブトムシは最高だった。一つ上の兄はその穴場を熟知していた。
暑かろうが寒かろうが、野外を飛び回る兄なら当然だった。
年上の遊び仲間から引き継ぐ感じだったのかも知れない。
なんにしろインドア派の私には縁のない話だった。
弟を連れ出し、兄は穴場散策を始めるのが常だった。
村のガキ大将たちも知っている穴場は、
先に行ったもの勝ちなところがあった。
兄はその時間も心得ていた。
木の根っこを掘れば中にクワガタやカブトムシ、木を足で蹴りゆすれば、
パラパラと落ちてくる虫たち。
時々蛇が落ちてくるハプニングもあったが、
私の目に映る兄はいつもヒーローだった。

最近夏休みに子供の姿はほぼ見なくなった。
昆虫たちの穴場が健在なのかも分からない。
時代は大きく変わり、ヒーローの兄ももういないのだ。
コメント
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