こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

矛盾

2017年03月06日 02時15分11秒 | Weblog
躓き
そしてやり直した人生。
それは決して
自分ひとりで得た人生ではない。
そうは思っても
周囲と距離を取ってしまう性格。
それがわたし。
他人とのかかわり方
かかわられ方がいまだに分からずにいる。
だから
できる限り
自分の世界の中にいる。
自分が傷つかない世界に。
居心地が良すぎて
抜けられなくなっている。
果たして
このまま人生が終わって
後悔しないのだろうか?

まちライブラリーを訪れてくださった
80代の女性との語らいの中で
そんなことを考えてしまいました。
町から田舎に移住された方です。
限られた友人とのかかわりですら
鬱陶しく感じられるようになった老後を
饒舌に語られました。
「死ぬのはひとり。友人も家族も要らない」
そう語られる一方で
おしゃべり相手のいない田舎の生活に
うんざりされているとか。
矛盾だらけです。
しかし
それが人間というものなのでしょう。

わたしの生き方と似た人生の先輩の
お喋り相手を務めながら
すこしいらだちを覚えたのは
自分の生き方にジレンマを
抱えている証拠でもあります。
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しばし

2017年03月05日 02時04分21秒 | Weblog
いよいよスタート!
まちライブラリーの企画第2弾。
用意は万端だが、
まだやることがいくらでもあります。
結果は、
その向こうにあるのです。(カッコつけすぎですね・笑)

会場にしたのは
子供たちの部屋だった
3人が家を後にして空いた二階スペース。

訪問者を待ちながら
部屋をのぞくと、
本と展示資料に占められています。
でも、
そこにしみ込んだ子供たちの思い出が思い浮かびます。

村の中で
子供たちが町に定着してしまい
空き家になる家が増えています。
我が家も
もしかすればその運命が
定められているかもしれません。

少しでも
そんな先々の不安を一蹴すべく
部屋をまちライブラリーに変身させたともいえます。

どんな状況を迎えようとも
命ある限り
前向きに生きたいと思うばかりです。

訪問者の声がします。
さあお出迎えです。(イソイソ)
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24

2017年03月04日 00時27分47秒 | Weblog
久しぶりに『24』を見ました。
米国テロ対策組織のエージェント、ジャック・バウアーが
獅子奮迅の活躍をするドラマ。
24時間を刻々と刻む展開の中、
テロリストと追いつ追われつの緊迫感に魅了されます。
もう何度見たかもしれませんが、
決して飽きることはありません。

なんにしても
アメリカ大統領の設定が面白い。
黒人大統領や
レディース大統領(まだ実現していませんが)
がドラマの中で誕生しているのだから、
すごい脚本だと思います。

そして、
大統領も
清廉潔白で毅然と国を守る大統領や
陰謀に長けた大統領、
情けない限りの大統領と、
実に人間臭さがあふれています。
トランプさんを彷彿させる大統領もいたかな?

エージェント仲間の
女性陣に個性的なタイプがそろっていて
これもまた興味深い。

身内にスパイや裏切り者がウヨウヨ
今回も見始めると目が離せなくなりましたよ。(笑)
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愚痴る

2017年03月03日 09時35分51秒 | Weblog
別れが、
あれほど突然に
訪れるものだとは
思いもしなかった。
いつかは話さなければ、
いつかは
一緒にやりたかった希望が
跡形もなくなるなんて
信じられなかった。

それを兄貴はやってのけた。
弟をたったひとり残して
逝ってしまったんだぞ。

一つ違いで仲のいい兄弟だった。
兄弟喧嘩はよくしたが、
だれが見ても
仲のいい証拠だった。
どちらかが困ると
助け合ったものだ。
どちらかといえば、
弟のほうが
面倒をかける機会が
多かったかも知れないけど。

このまま年老いても、
二人はいつも仲のいい兄弟だと
信じて疑わなかったのに、
兄貴は一方的に
そこから退散してしまったんだ。

寂しかったし恨みもしたけど、
いまは兄貴の大きな存在感を
思い出の中に刻みつけている。
兄貴ならどうしただろうか。
兄貴ならどう怒っただろうか。
いつもそう思っている。

母も亡くなり遺った父は、
もう九十三だ。
後継ぎとして育った兄貴を
いまだに懐かしがっている。
「あいつが生きとったらのう!」
が口癖だ。
残った息子が
甲斐性なしの私だから
仕方がない。
黙って聞いてやってるんだ。

でも最近悩んでいる。
父親のそばにいてやることが、
私のできる親孝行だと
開き直っていたけれど、
世間の見る目は違うからな。

「よその子供らは
ほんまに稼ぎがええのう」

父の愚痴もそんな風に変わって来た。
今更金儲けや偉いさんに
なれるはずがないのに。
でも父の言葉は
身に染みて仕方がない。

兄貴だったら
どんな助言してくれるかな。
夢ばかり追いかける
現実離れした弟の生き方を認めて
応援までしてくれただろう。
兄貴が亡くなってから、
普通の暮らしをと頑張ったんだからな。
家庭を持ち四人の子供も育て上げた。
それじゃまだ駄目なのかな。
「アホか。お前はお前の生き方がある。
誰にも恥じることないわ」
兄貴ならそう言ってくれそうだ。

兄貴の笑顔を思い出したら、
スーッと気が楽になったわ。
兄貴の分も親孝行しないとな。
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やってみよう!

2017年03月02日 10時24分34秒 | Weblog
春です。
みんないきいきと活動し始めました。
娘は地元の児童合唱団「さるびあっ子」に
出演が決まったと報告してくれました。
「さるびあっ子」は
娘が小さいころお世話になった合唱団です。
今回は賛助出演ということでヴァイオリンの
ソロ演奏です。
一時期、
ヴァイオリンなど見向きもしたくない状態が続いていましたが、
最近、ふっきれたようです。
自分で行動し、
たこフィルやその他の演奏会に乗り込んでいきます。
何も言わず、
娘の足踏みタイムをそれとなく見守っていてやったのが
奏功したようです。
自分で切り開く道なら
また長続きするでしょう。
(好きな道なら生涯夢を見てろよ)と、
そーっとエールです。

そしてわたしもウカウカしていられません。
娘と違って、
残された時間は限られています。
三月の個展は容易万端。
次に4月は「桜の下でほん交流会」を企画。
5月は料理教室、
次にライブラリーウォーキングと。
体と頭の続く限り
セカセカと奮闘努力といきますぞ。
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ホホウ!

2017年03月01日 01時40分17秒 | Weblog
出身高校の
創立五十周年記念行事の実行委員を務めた時、
記念品に朱肉の容器を頂いた。

在校生が実習を兼ねて制作したもので、
丁寧に磨き上げた特殊な金属を
精密加工した特注品。
百個限定で実行委員にも配布された。

母校は工業高校。
ものづくりの人材を育成する学校だ。
卒業生は全国の企業の製造現場で活躍している。
うれしい限りだ。

記念品は後輩が実習で制作したとはいえ、
見事な出来栄え。
実は記念式典当日に間に合わず
後日受け取ったが、
その完成品を見て、
遅れたのも当然と納得。
生徒ひとりひとりの真摯なモノづくりの姿勢が
そこに見て取れた。

「先輩らが築き上げた
わが校の歴史を引き継ぐ
僕らの技術を受け取ってください」

制作した一人一人の直筆メモが
添えられてあった。
工業高校生の誇りは
健在だった。
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