老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1123;灰色の瞳

2019-05-25 04:08:12 | 歌は世につれ・・・・
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灰色の瞳



歌 長谷川きよし/加藤登紀子

枯野に咲いた小さな花のように    
なんて淋しいこの夕暮れ                  
とどかない想いを抱いて
なんて淋しいこの夕暮れ
とどかない想いを抱いて

私の大事なこの笛のうたう唄を
あなたは聞いているのだろか
どこかの小さな木の下で
あなたは聞いているのだろか
どこかの小さな木の下で

澄んだ音色で響くこの笛
あなたは聞いているのだろか
泣きくたびれた笛の音を
あなたは聞いているのだろか
泣きくたびれた笛の音を

山は夕暮れ夜の闇がしのびよる
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ

山の坂道一人で歩いて行った
あなたは今も唄っている
彼方の空に声が聞こえ
あなたは今も唄っている
彼方の空に声が聞こえ

一人ぼっちで影を見つめる
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
lalalala.........



淋しく切ない夕暮れ、あなたはいま何処で、何をしているのか。
風の便りも途絶え、あなたを探すすべもない。
あなたと別れたことで、夕暮れに映る影は一人ぼっちとなり、
孤独のなかに生きてきた。
泣きくたびれるほど笛を吹いている、あなたに聴こえているだろうか。

あなたとわかれたこと、いまになって後悔しても
とどかない想いは、“枯野に咲いた小さな花のように    
なんて淋しいこの夕暮れ”なんだろう、とただ想う。