HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

クリスマス曲集 -M3ちゃん-

2008年11月11日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小4)。
「ピアノで歌を3」の、両手で曲を完成させていく、という課題が大分進み、テキストも後半にさしかかっています。
「はい、この曲もできたね。マル。つぎは?」
「まだやってない・・・」
「じゃ今やれば?できるでしょ」
「いい、いい、もういい」
「じゃ宿題いっぱいだよ?」
「えっ、ダメ。宿題いっぱいイヤだ」
「な~んだ。じゃ、テキストなかなか終わらないよ。じゃーしょうがない。新しい本あげようと思ったのになー。テキスト終わらないんじゃしょうがないね。あーあ」
「えっ、新しい本!」
「そうだよ。あげようと思って用意しといたけど、あげられないね」
「えっ、あげて!あげて!」
「宿題いっぱいやってくる?新しい本と両方になっちゃうよ」
「やってくる!」
ふふふん、まんまと引っかかったか。そうこなくっちゃね。
「ジャーン!クリスマス曲集だ~」
「わーい。あ、ジングルベルだ。『あわてんぼうのサンタクロース』も知ってる・・・これはしらない」
M3ちゃんは、つぎつぎページをめくりながら、曲を見ています。
「聞けば知ってると思うよ。『♪さ、あなたから、メリークリスマス、私からメリークリスマス・・・』」
「♪サンタクロース イズ カミン トゥー タウン~」
M3ちゃんも合唱団員。すぐに曲をとらえて、歌います。
本をずっと見ていったM3ちゃんは、一番最後の曲・・・「星に願いを」を、「これ弾いてみたいけど・・・」と見つめています。
「いいじゃん!やれば!」
「だって難しいもん」
確かに、この本の中では一番難しい。でも、M3ちゃんに「やりたい」という気持ちがあれば、弾くことができると、わたしは思っています。そして、たとえ憧れの段階であっても「やりたいな」と思ってくれた、ということが、M3ちゃんの大進歩だと嬉しく思いました。
M3ちゃん。あなたなら弾けると思うよ。憧れから1段階ジャンプして、弾いてみないか?!

美しき青きドナウ

2008年11月11日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小4)
「太陽がいっぱい」を なかなかいい雰囲気で完成しました。
「クリスマスの本、もってきた?」
「ううん、今そのこと思い出した」
というわけで、Mちゃんはテキストを先に進めることにし、アルペジオの練習曲と、その奏法を使った「美しき青きドナウ」の2曲を、宿題としてやってくることにしました。
「こんな曲よ」先生がちょっと、「美しき青きドナウ」の最初の部分を口ずさんできかせると、さすが合唱団所属のMちゃん、知っていたとみえて、すぐ一緒にメロディーを歌い始めました。
 ♪ル、ルルルル~ (ハハッ、ハハッ)
 ♪ル、ルルルル~ (ハハッ、ハハッ)
(ハハッ、ハハッ)の部分は、コーラスで入ってくるオブリガートのパートです。
「これはね、もともと、合唱曲なのよ。メロディーを歌う人、それからオブリガートを歌う人。今回は、メロディーを右手で弾いて、左手でベースと、それから右手の上をクロスして、オブリガートも弾くってわけ」
「ふんふん、なーるほどね~」
Mちゃんは、曲の感じをつかむことに長けているので、この「美しき青きドナウ」も、きっと楽しいワルツの雰囲気で弾いてくれると思います。

赤鼻のトナカイ

2008年11月11日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小3)
去年から「クリスマス曲集」を持っているので、今週は「何曲でもいいから、好きなのを弾いてきてね」と言ってありました。
「1曲だけやってきた」と弾いてくれたのは「赤鼻のトナカイ」です。
みんながよく知っているこの歌、付点のついた、はずむようなリズムで歌われることが多いですね。
「クリスマス曲集」の中の この曲は、付点をつけず 普通の八分音符で書かれていましたが、Y子ちゃんの弾いているのは、耳慣れた感じで、なんとなく付点っぽくなっている部分と、楽譜を守って普通の八分音符で弾いているところとが混在していました。
先生は、エレクトーンのスイッチを入れて言いました。
「この曲ね、二通りの弾き方があるんだ。まず1つは、こんな感じ。楽譜には付点が書いてないけど、思いっきりはずんで、スキップみたいに弾いちゃうのl」
そして、ズンチャッ、ズンチャッ、というスイングジャズのオートリズムをつけながら、伴奏を始めました。
「さあ、これに合わせて弾いてみよう!」
「うん!」
Y子ちゃんは、今度はめいっぱい弾んで、スイングしながら弾きました。
いかにもクリスマスらしい、楽しい演奏です。おまけに、私が驚いたのは、Y子ちゃんが 途中間違えそうになったり、迷ったりしても エレクトーンの伴奏がついている以上 決して止まったり弾き直したりせず、懸命にタイミングを待って 入れるところから食いついてきたことです。
すごい!さすが、わがヒバピー教室で育った生徒だ!
音楽には、これがとても大事。これこそが生のセッションってもんです。あっぱれ、Y子ちゃん!\(^O^)/
「さて、もう一つの弾き方。それは、逆に一切弾まず、きっちり八分音符をきざんで弾いていく方法・・・」
今度 先生が使ったリズムと伴奏は、ズンズンズンズン・・・という、ラテンロックみたいなリズムです。
「さあ、弾いてみよう!」
今度も、Y子ちゃんは さっきとはうってかわったロック風の演奏で、見事に先生と合わせました。
「ねっ、同じ曲、同じ楽譜を使っても、全然ちがった演奏ができたでしょ。Y子ちゃんは、どっちのスタイルが好きだった?」
「うーん、Y子は、最初のはずむリズムが好きだった」
「OK、じゃ、そのスタイルで、もう一度弾こう」
こうして、Y子ちゃんの「スイングスタイル・赤鼻のトナカイ」はできあがりました。
さあ、来週もまた、楽しいクリスマス曲を選んできてね。

クリスマス曲集 -T&Tきょうだい-

2008年11月11日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小1)
「こねこと小鳥」の曲が合格したので、今日は先生から、思いがけず新しい本をもらいました。
それは「クリスマスピアノ曲集」です。
みんなの知ってるクリスマスの曲がいっぱい出てるし、きれいな絵もたくさんついています。
クリスマスの歌は この季節しかできないので、これから1ヶ月くらいはクリスマスモードで楽しもう!というのもあるし、この機会に 弾きたい歌を自分で選ぶ、という、普段のレッスンではできないスタイルを満喫してほしいのです。

Tくん(小3)にも 同じく「クリスマス曲集」をあげました。
3年生のTくんは、さすが妹のTちゃんよりたくさんのクリスマス曲を知っていて、曲集の中のほとんどの曲を「知ってる!」と言って見ていました。なのに、
「ね、どれでもがんばれば弾けるよ。どれにする?」と聞かれると、途端に
「え~、難しそう・・・」と弱気になるのがTくんらしい。
「大丈夫、できるから、ためしにちょっとやってみようよ」
先生から示された「もろびとこぞりて」を弾いてみると、おお、意外に弾けるんじゃないか・・・?(これは先生じゃなくTくんの気持ち)
そう、気持ちさえ負けなければ、どの曲も弾けるはず。
自分を信じて、来週 がんばってきておくれ。