去年あげたクリスマス曲集から、「サンタが街にやってくる」が宿題になっていました。
Kちゃん(小6)の楽器はエレクトーン。コードネームのついた、クリスマスの曲集は、まさにエレクトーンにうってつけです♪
2ビートの伴奏をつけて、コードもなめらかに引き分け、さすがの演奏だったので、今日はこれに少しずつ色をつけていきます。
先生:「オートリズム使おうね。『ビッグバンド』のスイングで」
Kちゃん:「最初はフィルインから始める?」
先生:「そうだね、そうしよう」
エレクトーンの扱いに ずいぶん慣れているKちゃん、さっそく右足のフットスイッチを使って、リズムのイントロを作り、演奏を始めます。Kちゃんのタッチは軽快で、ポップスにぴったりの弾き方!いいねー♪
これ、実は『音符をあまりよく読まない』Kちゃんのクセが、ポップスというジャンルには幸いしてるんだ、とヒバリ先生は内心思った。大きな声じゃ言えないけど。
もうひとつ、Kちゃんの演奏を聞いて「いいね!」と思ったこと・・・先日のY子ちゃんもそうだったけど、Kちゃんも、いったん弾き始めたら、決して途中で止めたり弾き直したりしないのです。間違えそうになっても、なんとか補ったりアドリブしたりして、とにかく止まらず最後まで弾ききる。アッパレだ!\(^O^)/
また、Kちゃんは「フィルインも入れた方がいいかな」と、曲の節目節目の、ちょうどジャストミート!というタイミングで、リズムのフィルインを投入しながら、ごきげんに「サンタ~」を弾きました。
私はいつもみんなに、「止まらないように」という姿勢は伝えていますが、こうして 新しい曲で、何も注意を与えていない時に、生徒みずから実践してくれたり、また、フィルインの投入なども自然に使いこなしてくれたりすると、「ああ、身についているんだ」と、驚かされたり感動したり、です。
Kちゃんにとってコード弾きは、水を得た魚のように慣れたもの。「サンタ」の後、「赤鼻のトナカイ」も 同じように弾いてみました。今度はサビの部分で、リズムを4ビートにして、よりジャズっぽく演出しました。いくらでも弾けるので、次回は「ジングルベル」もやろう、ということにしました。なんか急に、大人っぽく、音楽人、という感じになってきたKちゃんです。
※HP「ピアノのすすめ」の「音楽のツボ」ページに、音楽と時間芸術について書きましたので、下のURLをクリックしてお読みください。