HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

小さなリユニオン

2014年03月18日 | レッスン日記(小中高生)
今日は、Tちゃんのレッスンの後に、冬の間 高校受験のために欠席していたMちゃんとM3ちゃんが久しぶりに顔を見せにきました。

Mちゃん・M3ちゃんは、共に地域のK小学校・それに新年度からTちゃんが通うK中学校の先輩であり、また ピアノでは「ウォーリーズ」というユニットのメンバーでもあります。
(ウォーリーズというのは先生が付けた名前。このメンバーが忘れん坊で、行く先々で忘れ物をしていくウォーりーみたいだから)
たまたま今年、同窓生三人がみんな卒業・進学となるので、久しぶりにおいでよ、ということに。

来月高校に入るM&M、そして中学に入るTちゃんの三人ですが、以前はかなりのギャップだった 3学年の年齢差も、みんなが成長した今ではまったく感じられなくなり、和気藹々とした再会となりました。
部活のこと、スマホのこと、好きなTVやタレントのこと、それから 今度の夏の発表会ではこんな曲弾きたいな!ということなど、楽しいガールズトークで盛り上がりました。

ブルクミュラー・タランテラ

2014年03月18日 | ブルクミュラー
Tちゃん(小6):
しばらく練習していた「アルプスの夕映え」が一応最後までできたので、これを発表会のための「キープ」とし、レギュラーテキストのブルクミュラーに戻りました。
新しい課題は「タランテラ」です。

「タランテラ」は、その名の響きやスリリングなテンポ、マイナーキーなどいろいろな要素から、ブルクミュラーの中では子どもたちに人気のある曲のひとつです。
そしてまた「タランテラ」という曲には、ちょっとドキドキするエピソードがあり、それもまた ちょっと怖い魅力の一つとなっています。

「タランテラ」というのは、固有名詞ではなく「ワルツ」とか「マーチ」などと同じように、楽曲のスタイルの名称の一つです。
急速なテンポと情熱的なリズムを持った、8分の6拍子の舞踊曲で、「タランテラ」という名前は 毒グモ「タランチュラ」に由来するというのですから恐ろしいじゃありませんか。
タランチュラという名称にまつわる伝説は 大きく分けて2種類あります。

その一つは、タランチュラに刺されると狂ったように踊り出し、倒れて死ぬまで止まることができず、その踊りの曲がタランテラと呼ばれるようになった、というもの。
そしてもう一つは、タランチュラに刺されて体中に毒が回ってしまった者は、その毒を抜くために 急速な速さで踊りつづける。力尽きて倒れるころ、ようやくクモの毒が汗とともに体から抜けて、命を取り留める、というものです。

真偽のほどは定かではありませんが、いずれにしろ「倒れるまで踊り続ける」というのが共通したコンセプトです。

ブルクミュラーの本も終盤に近づいた20番、この「タランテラ」を、Tちゃんは1週間の予習でひととおり最後までやってきました。
「結婚行進曲」や「アルプスの夕映え」などに取り組んできた後では、ブルクミュラーの曲は「やさしい」と感じられるほどの実力が、Tちゃんにはついたという気がします。

来週の今日、Tちゃんは小学校の卒業式を迎えます。
いつの間にかこんなに大きく、大人になったんだ~と思うと、感慨無量です。

HP  ピアノのすすめ・PLAY AND PLAY 

Facebook   Hibari Music Less