HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

こんぺい糖の精の踊り・Sちゃん驚異の暗譜力

2017年04月04日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(中2):
中学生になって、丸1年が過ぎました。
忙しい1年でしたが、何とかがんばって乗りきって来れました。

今日は、新しい曲「クラシック曲集」から、バレエでおなじみの「くるみ割り人形より・こんぺい糖の精の踊り」です。
例によって練習があまり出来ていないので、ほぼ 教室で一緒に練習する、といった感じです。
「くるみ割り人形」は ロシアの作曲家チャイコフスキーのバレエ音楽です。
チャイコフスキーの曲は、いかにもバレエ音楽、といった夢のように美しいものばかりですが、その魅力のひとつに「独特の和音づかい」があります。
特に「こんぺい糖の踊り」は、半音階の和音が多用され、不思議でメルヘンチックな雰囲気を醸(かも)し出しているのですが、楽譜で見るとシャープ、フラット、ナチュラルなどの臨時記号だらけで、それが全部和音なので めちゃめちゃ複雑です。

ところで、Sちゃんの能力の一つに、「暗譜力」があります。
これまでも、一度読み取った楽譜はすぐに暗譜していましたが、 この複雑な「こんぺい糖」でもそれは変わりません。
といって、Sちゃんが読譜力に富んでるわけではないのです。
音符を読む時には ものすごーく苦労しながら、五線を数えたり、シャープやナチュラルを忘れたり、と四苦八苦。
ようやく区切りのところまでたどり着いた時には息も絶え絶え、といった様子です。
ところが、そこに「繰り返し記号」などがあって、2度目に戻って弾く時には、なんと別人のようにシャキッとして すでに暗譜なので、
そのギャップには笑えます。
右手を弾き、左手を弾き、最後に両手で弾く時はもう暗譜!
複雑な臨時記号も全部クリアして。
驚きだ。
・・・というか、逆に音符を読むのがあまりにも大変なので、覚えてしまえば読まずにすむ!という ヤブレカブレの対処法の末、暗譜力が磨かれてしまった、というのが真実かもしれない・・・
しかし、動機はなんにせよ Sちゃんの暗譜力は素晴らしいし、これは、ヒバリ教室の最古参生徒「元祖スポ鑑ギャル」、70代のHさんにも通ずる驚異的な才能だと思うので、これからもますます磨きをかけてもらいたいと思います。

Sちゃん 今日も最後に「楽典」を勉強しました。
繰り返し記号などに関する課題すべてにパーフェクト回答、さすがだ。


でも、よく見て。
Sちゃんの「こうかなあ・・・?」と書いた「セーニョ」のマーク、なんかちょっとヘン?
っていうか なんかニギヤカすぎて、虫みたいだよね...


正しい「セーニョ」は こうです。

「むすんでひらいて」の歌詞

2017年04月04日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(年長):
四月になって、Cちゃんもいよいよ保育園の年長組です。

さて、今日は弾くかな?
あの曲…

弾いた〜 \(^o^)/
弾きましたよ、今日も「いとまき」!
先週考えた伴奏を起用に添え、右手も力強く確実に8分音符の連続を弾いています。
毎週バージョンアップしてる!
ピアノの上達って、次々と新しい課題へ進めていくことだけとは限らない。
こうやって、一つの曲をずーっと弾き続けることによってレベルアップしていく形もあるんだってことが、Cちゃんの自信にあふれた演奏で はっきり実証されてます。
来週も弾くかなあ。

「いとまき」を1回弾けば、あとは普段のレッスンにすんなり入って行きます
前にも弾いたのですが「むすんでひらいて」も けっこうお気に入りで、というか、8分音符の細かい音をカスタネットでたたくのがお気に入りなので、それをまたやることに。
先生がピアノを弾いて、Cちゃんがカスタネットをたたきながら 大きな声で歌います。

むーすーんで ひーらーいーて
てーをーふって むーすんでー

なるほど。
「手を振って」なんだ…
保育園児のCちゃんのボキャブラリーに「手を打って」なんて言い回しはないんだ。
っていうか、大人の私たちだって、そんな言い方しないよね…

まーたひらいて、てーをーふって、
そーのーてを うえにー

Cちゃんの元気いっぱいの歌は続きます。
元歌より、こっちのCちゃんバージョンの方がいいって気がしてきた…

ともあれ、今日は左手のソとファの音符を復習し、新しいポジションでの両手弾きも弾きました。
年長組になって、ますます好調のCちゃんです。