HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

こんぺい糖の踊り すてきにアレンジして♪

2017年04月11日 | クラシック曲
Sちゃん(中2):
「練習してきましたよ!」
久々に余裕で広げた楽譜は「くるみ割り人形・こんぺい糖の踊り」です。
Sちゃんは小さいときからずっと、クラシックバレエをやっているので、「くるみ割り人形」も「こんぺい糖の踊り」も、よーく知っている「おなじみの曲」です。

Sちゃんの言葉通り、宿題の曲は両手で一通りちゃんと弾けています。
実は、先週この曲を選んだ時、先生が提案して、右手も左手も、楽譜に書いてあるよりも1オクターブ高く弾くことにしてありました。
「その方が、オリジナルのチェレスタの感じが出ると思わない?」
「ほんとだ!高く弾いた方が、こんぺい糖の感じが出てる!」
とSちゃんも賛成して、今日はキラキラと高い音で弾いてきています。

「もうできてるね。それじゃあこうしようっと♪」
先生はエンピツで、Sちゃんの楽譜に音を足していきました。
右手のメロディー、楽譜では単音なのですが、そのメロディーひとつひとつの音に音を重ね、和音になるようにしていきます。
「こんぺい糖」の、ガラスのようなクリスタルのような、ちょっと不思議な音色。そのオリジナルの和音に、ちょっとでも近づいた響きを出したい。
「え~っ、え~っ、難しくなっちゃうじゃないですか~~」
焦りまくりのSちゃんですが、「弾いてみてごらんよ」と言われて 音を探ってみます。

ちょっとミステリアスな、クロマティック(半音)な和音で。
オクターブ上で。
「そして、ペダルもずーっと踏んでみてよ」
ペダルも踏んで。

ほうら、どうよ?
超~こんぺい糖になったじゃん。
「はい、確かに・・・」
そんじゃ、このスタイルで、来週仕上げてこよう。で決まりです!
楽しみだ~☆☆☆

天国と地獄 スピード出して

2017年04月11日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小4):
先週は体調不良でお休みしてしまったので 2週間ぶりのレッスンですが、病気だったのがウソみたいに元気で登場したので良かったです。
「大人のピアノ教本2」の「天国と地獄」。
ドソミソ、ドソミソ、というアルベルティ・バスで伴奏しながら 軽快に弾く課題です。
右手だけ、とか左手だけ、ならけっこうスラスラ弾けるんだけど、両手一緒になると、どうしてもつっかえてしまう・・・
やりにくいフレーズを取り出して、少しずつ部分練習をくり返し、大分スラスラと弾けるようになってきました。
「天国と地獄」は、昔から運動会の定番曲。
すごい速さで演奏されると 走るスピードも速くなるような気がしますよね。
「あたし、『天国と地獄』を超スピードで弾ける人って天才だと思う」とHちゃん。
「そうでもないよ。その証拠に、これをすごーく早く弾いてくるのを宿題にしよう」
と先生。
「えーっ、ムリムリムリ」と言いながらも、この「天国と地獄」、そしてその併用練習として出ている「ハ長調の音階」を、速く弾いてくる、というのが本日の宿題になりました。
がんばりましょう。

「トトロ」1週間で完成!

2017年04月11日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4):
先週、知っている歌がたくさん載っている「あたらしい本」をもらって帰ったS子ちゃん。
今日、レッスン室に入って
「本、忘れた・・・ でも、ソラで弾けるから」
と 困った様子もなくピアノの前に座り、「となりのトトロ」を弾きました。
あたらしい本をもらって、たった1週間の間に、両手で最後まで、すっかり暗譜して弾いているのです。
「すごいねー! 全部できてる。よく練習したね」
「うん、まあ」
S子ちゃんは、本当に嬉しそうにニコニコしています。
「毎日弾いたの?」
「うん。だから、本 忘れてきちゃった・・・」
そうだよね。ずーっと弾いてたから、ピアノのところに置いたままになっちゃったんだね。

上手に弾けてたので、先生も参加。
前奏をつけて、それからS子ちゃんの弾くのに合わせて連弾しました。
「録音しようよ」
先生が言うと、S子ちゃんはびっくり。
「えーっ。こわいよ・・・」
「準備する間、練習してて」
そうして、二人での連弾を録音しました。
あたらしい本で、いきなり1曲目が合格してしまったので、来週はもう次の曲です。
本を忘れてきてるので、「トトロ」にマルをつけてあげることもできないし、次の曲も決められません。
「なにか、自分でやれそうなのを見つけて練習してくる」ということにしました。

「バーナム」もスイスイと弾けて、もう「グループ2」の最後まで終了しました。
来週は「グループ3」からです。
超順調のS子ちゃんです。

ピアノタッチが一気によくなった♪

2017年04月11日 | レッスン日記(小中高生)
K子さん(大人):
月に2回のレッスンです。
初めにハノンの7番、そして8番を弾いたんですが、前回に比べ格段の進歩で 驚きでした。
これまでいつも、あせる気持ちとは裏腹に 指に力がはいらなかったり フォームが固くなったり、ということを直されていたのですが、今日は落ち着いて1音1音、しっかりと鍵盤をとらえて弾けています。
また、指もひとつひとつ、気持ちが行き届いて、しっかりと大きく動かして弾いています。
それに、手首の回転や移動もリズムに乗ってスムーズに行われていて・・・
「すごい!まるで、ピアノの上手い人みたい!」
と思わず叫んでしまいました。(ヘンな誉め言葉・・・)
それほど、K子さんの「ハノン」は流暢で、まるで初心者じゃないみたい。
先月までとは格段の差になっていたのです。

弾き終わって、K子さんは聞きました。
「あの、音が真ん中ぐらいで弾いてる時は楽なんだけど、うんと高い音になったり、反対に低い音になったりすると、すごく手が不自然になって、弾きづらいんですが・・・」
そういう時は、上体の重心も手と一緒に移動して、なるべく常に手がまっすぐの状態で弾けるように、と説明したんですが、もうK子さんは無意識に、手の移動を行っていましたよ。
ただ、無意識なので 動きも小さいし「やっていいのかしら・・・?」というような感じでした。
これからは意識して重心の移動を考えてみてね。
音がおどろくほど自然に、なめらかに弾けるようになるし、ミスもぐんと減るはずです。

K子さんのピアノタッチが 一足飛びにレベルアップしたので、次回がますます楽しみです。