HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

実は優等生Hさん

2017年04月05日 | レッスン日記(小中高生)
今日、レッスンに来て譜面台にバッハの楽譜を広げながら、Hさんは言いました。
「こっちの本 ( ベートーヴェン ) は、やってませんからね」
そして、すました顔で続けます。
「だって、先週なにも教わってませんから、先週のままですよ」
そして「ねっ、いい言い訳でしょ?」と笑っています。
「スケートも忙しいしね?」とカマをかけてみると
「そうですよ。ユズル君に魅了されてましたから〜」
やっぱりスケートに夢中であったか。
でも心配いりません。
そうは言いながら、練習はちゃーんとやっている、優等生のHさんなんですから。
来週は、ベートーヴェンの選帝侯ソナタ 第2楽章を、最初から全部弾く、という宿題になりましたよ。

新しい本は楽しい曲集 ♪

2017年04月05日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん ( 小4 ) :
明日は4年生になる始業式。
春休みも今日でおしまいだね。
今日「花のファンタジー」が合格したら、新しいテキストをあげるね、と約束していました。

「どう?」と先生。
「けっこうがんばってきた!」と自信アリのS子ちゃん。
どれどれ。
わあー、ほんとだね。
きれいにそろったアルペジオに始まり、続いて軽やかなワルツ。
先週は「難しい…」と言っていた中間部も、左手の保持、右手の跳躍とも見事にクリアしています。
「すごい!がんばったね。」
うん、とS子ちゃんも嬉しそうです。
「せっかくここまで上手に弾けたんだから、これもつけようよ」
と先生が指差したのは、中間部についているペダル記号です。
この曲の前奏部分がペダル初体験、のS子ちゃんなので、ハードルちょっぴり高いかな、と思いましたが、この仕上がりならペダルをつける余裕もあると判断し、少し練習してペダルもつけました。
いよいよ最初から通して全部弾き、合格!の花マルをもらいました。
「新しい本ってなに?!」
合格!と本を閉じた瞬間にS子ちゃんが聞きました。
そうか。新しい本もらうのを楽しみにして、がんばってきたんだね。
ひと通り全部のレッスンをやってから渡そうかな、と思っていたけど、じゃあ今、見せてあげよう。

新しい本は、みんなの知ってる童謡、ディズニーやジブリの曲、などが載っている曲集にしました。
S子ちゃんはこれまで、「ぴあのどりーむ」を1巻から5巻までやってきたとのことなので、それの6巻へ続けるというのが順当な流れだと思いますが、今回はその路線を敢えて外してみました。
「ぴあのどりーむ」シリーズは、ピアノ指導者の田丸信明さんが系統づけ オリジナル曲で編さんした教本です。
大変優れた教材なのですが、全6巻あり、子どもが長く同じ人の作品ばかり続けることによるデメリットもあること、それと、知っている曲や好きな曲を弾きたいという気持ちに、教本オンリーでは応えづらいということがあります。
S子ちゃんは前の教室で、年長組の時から習っていたということなので、その間「ぴあのどりーむ」をずっと続けていて「好きな歌」や「知っている歌」を経験していなかったならば ここでちょっとそれを経験してみよう、という考えのもとに、この曲集を選びました。
さっそくページを開き、先生から「初めから順番なやらなくていいんだよ。好きな曲を選んで」と言われて、S子ちゃんは「えっ、好きな曲でいいの?!」と嬉しそうです。
これから、好きな曲を楽しみながら どんどん弾いてもらいたいと思っています。

「バーナム」も順調に進んでいます。「はしごを登ろう」「ポーチから飛び降りよう」など、いろんな動きを習い、来週は「右手でぶらさがろう」など音の保持の練習からです。

S子ちゃんのバーナムの絵。