昨日のレッスン「エリーゼのために」で「指番号には意味がある」というお話をしましたが、楽譜に記された指番号は、単にその音だけ…「点」を指示するのではなく、その指番号によって手を置く位置を決める、つまり「面」を指示する役割も持っているのです。
たとえば、今日ごましおくん(小4)がレッスンで弾いた「クレメンタイン(アメリカ民謡)」の例。
見出し画像の最初、赤丸で囲んだ「3」の番号…これは,単に「ソの音を3の指で弾く」という指示じゃなく、「このポジションに手を置くように」という意味を表しているのです。
「A」のポジションに手を置けば、赤いラインで繋がってるフレーズが苦もなくなめらかにひけるのです。
そして次の小節、「シ」の音に青丸で指示されている3の指を守れば、その後ずーっと迷うことなく青いラインのメロディーが下の段の最初まで弾ける。
そしてその後 もう一度Aのポジションに戻すことによって、最後のフレーズも簡単にミスなく弾くことができるのです。
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「Aに手を用意して、ソソソーレー、はいっ、Bに飛んで、シシシーソー、ソシレーレドシラー… 」とずーっとそのポジションのまま楽々弾けて、最後の1フレーズで「はいっ、Aに戻す!」とやれば、何の苦労もなくなめらかなメロディーが弾ける。
先週、これをみっちりレッスンしたはずなのに、今週ごましおくんはそれを忘れて、勝手な指で弾いていたのでミスやつっかえ続出。「ダメじゃん」とお目玉を食い、できるまでエレクトーンで一人練習させられました
このように、楽譜に書いてある指番号にはたくさんの重要な意味があるのです。あなどるなかれ、指番号
※「指番号とポジション移動」については、過去にも関連記事がありますので、そちらもご参照ください
正しい音に命中させるには 手の位置を決めて🎵 - HIBARIピアノ教室レッスン日記♪
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