HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

暗譜を早くする方法:「ベースだけで弾いてみる」

2019年05月23日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス

ドクター(大人):

月に2回のレッスンです。

ショパンのノクターン中、最難関のひとつと言われてる「8番」を練習していて、もう最後まで、音を取り終わっています。

楽譜を見ないで弾ける箇所もいくつもあり・・・っていうか、楽譜を見てると細かいところや大きなジャンプは弾けない・・・(^^;

そのようにして、楽譜をあまり見ないで弾いていると、ドクターは正直なので、「アレ?ここの音はどうだったかな」とか「つぎのベースはこれでよかったかな・・・試しにこの場所で弾いてみよう・・・」「ホッ、合ってた」「あ~、やっぱ違ってた」などの《心の声》が、みんなヒバリにも聞こえてきてしまう・・・

もちろん、実際に《声が聞こえる》わけじゃないんですが、弾いてる音にその気持ちが反映されてるのです。

「合ってるかな~の音」「心配の音」のように、はっきりと表情のある音色になって、手に取るように気持ちが伝わってくる(笑)

変ニ長調、♭♭♭♭♭と複雑なキー、その上しょっちゅう臨時記号で右往左往させられるので、音を覚える苦労は並大抵ではありません。

そんなとき、左手を「ベースだけ」にして、右手のメロディーと一緒に弾いてみると、ベースの流れがくっきりと浮かび上がって、かなり覚えやすくなります。

「ベース」というのは、和音の性質を代表した音なので、ベースを弾いただけで、その小節を支配してるコードも彷彿(ほうふつ)と浮かび上がってきます。

「ベースだけ」の弾き方をやっておくと、次に全部の音を楽譜通りに弾いたときも、ベースの音が自分の耳にはっきりと聞こえるようになっていて(不思議だけど)伴奏もおぼえやすくなるし、メリハリのあるいい音になってるのがわかると思います。

暗譜に苦労してる人、「ベースだけ弾き」ぜひお試しください。

 



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