Y子ちゃん(小3)
去年から「クリスマス曲集」を持っているので、今週は「何曲でもいいから、好きなのを弾いてきてね」と言ってありました。
「1曲だけやってきた」と弾いてくれたのは「赤鼻のトナカイ」です。
みんながよく知っているこの歌、付点のついた、はずむようなリズムで歌われることが多いですね。
「クリスマス曲集」の中の この曲は、付点をつけず 普通の八分音符で書かれていましたが、Y子ちゃんの弾いているのは、耳慣れた感じで、なんとなく付点っぽくなっている部分と、楽譜を守って普通の八分音符で弾いているところとが混在していました。
先生は、エレクトーンのスイッチを入れて言いました。
「この曲ね、二通りの弾き方があるんだ。まず1つは、こんな感じ。楽譜には付点が書いてないけど、思いっきりはずんで、スキップみたいに弾いちゃうのl」
そして、ズンチャッ、ズンチャッ、というスイングジャズのオートリズムをつけながら、伴奏を始めました。
「さあ、これに合わせて弾いてみよう!」
「うん!」
Y子ちゃんは、今度はめいっぱい弾んで、スイングしながら弾きました。
いかにもクリスマスらしい、楽しい演奏です。おまけに、私が驚いたのは、Y子ちゃんが 途中間違えそうになったり、迷ったりしても エレクトーンの伴奏がついている以上 決して止まったり弾き直したりせず、懸命にタイミングを待って 入れるところから食いついてきたことです。
すごい!さすが、わがヒバピー教室で育った生徒だ!
音楽には、これがとても大事。これこそが生のセッションってもんです。あっぱれ、Y子ちゃん!\(^O^)/
「さて、もう一つの弾き方。それは、逆に一切弾まず、きっちり八分音符をきざんで弾いていく方法・・・」
今度 先生が使ったリズムと伴奏は、ズンズンズンズン・・・という、ラテンロックみたいなリズムです。
「さあ、弾いてみよう!」
今度も、Y子ちゃんは さっきとはうってかわったロック風の演奏で、見事に先生と合わせました。
「ねっ、同じ曲、同じ楽譜を使っても、全然ちがった演奏ができたでしょ。Y子ちゃんは、どっちのスタイルが好きだった?」
「うーん、Y子は、最初のはずむリズムが好きだった」
「OK、じゃ、そのスタイルで、もう一度弾こう」
こうして、Y子ちゃんの「スイングスタイル・赤鼻のトナカイ」はできあがりました。
さあ、来週もまた、楽しいクリスマス曲を選んできてね。
去年から「クリスマス曲集」を持っているので、今週は「何曲でもいいから、好きなのを弾いてきてね」と言ってありました。
「1曲だけやってきた」と弾いてくれたのは「赤鼻のトナカイ」です。
みんながよく知っているこの歌、付点のついた、はずむようなリズムで歌われることが多いですね。
「クリスマス曲集」の中の この曲は、付点をつけず 普通の八分音符で書かれていましたが、Y子ちゃんの弾いているのは、耳慣れた感じで、なんとなく付点っぽくなっている部分と、楽譜を守って普通の八分音符で弾いているところとが混在していました。
先生は、エレクトーンのスイッチを入れて言いました。
「この曲ね、二通りの弾き方があるんだ。まず1つは、こんな感じ。楽譜には付点が書いてないけど、思いっきりはずんで、スキップみたいに弾いちゃうのl」
そして、ズンチャッ、ズンチャッ、というスイングジャズのオートリズムをつけながら、伴奏を始めました。
「さあ、これに合わせて弾いてみよう!」
「うん!」
Y子ちゃんは、今度はめいっぱい弾んで、スイングしながら弾きました。
いかにもクリスマスらしい、楽しい演奏です。おまけに、私が驚いたのは、Y子ちゃんが 途中間違えそうになったり、迷ったりしても エレクトーンの伴奏がついている以上 決して止まったり弾き直したりせず、懸命にタイミングを待って 入れるところから食いついてきたことです。
すごい!さすが、わがヒバピー教室で育った生徒だ!
音楽には、これがとても大事。これこそが生のセッションってもんです。あっぱれ、Y子ちゃん!\(^O^)/
「さて、もう一つの弾き方。それは、逆に一切弾まず、きっちり八分音符をきざんで弾いていく方法・・・」
今度 先生が使ったリズムと伴奏は、ズンズンズンズン・・・という、ラテンロックみたいなリズムです。
「さあ、弾いてみよう!」
今度も、Y子ちゃんは さっきとはうってかわったロック風の演奏で、見事に先生と合わせました。
「ねっ、同じ曲、同じ楽譜を使っても、全然ちがった演奏ができたでしょ。Y子ちゃんは、どっちのスタイルが好きだった?」
「うーん、Y子は、最初のはずむリズムが好きだった」
「OK、じゃ、そのスタイルで、もう一度弾こう」
こうして、Y子ちゃんの「スイングスタイル・赤鼻のトナカイ」はできあがりました。
さあ、来週もまた、楽しいクリスマス曲を選んできてね。