おにぎりくん(小4):
「コレ持ってきた!」
レッスン室に入って、まずカバンから取り出したのは 空(から)のペットボトル(500ml)。
教室の「楽器入れ」から ドラムスティックを探し出し、ペットボトルの側面をこすって 音を鳴らしています。
ギ〜ッ、チャッ、チャッ、
ギ〜ッ、チャッ、チャッ、
「わぁ、ギロだねえ!」と先生。
「そうなんだよ。この、横のギザギザがついてるから、ギロとおんなじようにできると思ったんだ」
「ほんとだ。ギロとおんなじだね」と言ってから、ヒバリ先生は思いついて言いました。
「ねえ、ここに、ギロみたいに穴あけたらどうだろう?そしたら、音がもっと響くんじゃないかなあ」
「そうなのかな」
「そうだよ。だってほら、ギロにも穴が空いてるじゃん?全部ふさがってたら、音がこもっちゃうんじゃない? 穴あけなくても、ペットボトルのフタ外したらどうだろう?」
おにぎりくん、ペットボトルのフタを外して、もう一度鳴らしてみました。
「うん、この方が音いいかも」
「ねっ?ほら、カエルギロも、穴空いてるし。楽器はみんな、穴あいてるよ」
「なんで?なんで穴あいてるの?」
「それはさ、空気が音を伝えるからだよ!」と ヒバリ先生は あやふやな理科の知識で答えました。
「楽器には、空間が必要なんだよ。ほら、コレもコレもコレも」
ギロ、カエルギロ、ビブラスラップ、ボンゴ、カホン、みんな いっぱい空間があって穴があいてる。
「ほんとだ…」
一つ一つ確かめたおにぎりくん、最後に言いました。
「コレは、穴だけだね…」
ほんとだ、モンキータンバリンは、 穴だけだね。
あっははは…w(^□^)ww(^□^)w
おにぎりくんは、物や事象の構造や成り立ちなどに すごく興味があって、いつも「なぜ?どうして?」と質問してきたり、また、自分で解明した構造に沿って、実際にいろんなものを作ったりしています。
将来はどんな仕事をする人になるんでしょうか。楽しみです。
「さ、時間無くなっちゃうからレッスンやるよ!」
「あっ、忘れた!!」
「何を忘れたのさ」
「楽譜ファイル…」
なんだとー
ペットボトル持って 楽譜を忘れてきたってか
アホー アホー
HP HIBARIピアノ教室
Facebook Hibari Music Lesson
Youtube HIBARI PIANO CLASS