三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

三味線の友。

2013年04月20日 | 三味線のはなし
撥入れとか糸入れとか
いろいろグッズは売られていますが、
本来の用途ではないものを活用したりもしてます。



手前の魚の絵がついているのは、
シンガポールだかマレーシアだかのお土産で貰ったもの。
印鑑入れ、ではなくて、口紅を入れるものだったはず。
今、入っているのは三味線の駒。
プチプチにくるんで入れたら、ぴったりなサイズ。

後ろは、ステラおばさんのクッキー缶。
おやつ、と見せかけて、練習用の糸入れ。

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心中天網島。

2013年04月20日 | 鑑賞
今日は優雅に文楽鑑賞。

心中天網島は、近松の心中ものの中でも傑作と言われますが、
やっぱり、女房子どもを残して心中してしまう男に納得できない。
何でこんな甲斐性なしに二人の女が惚れ込んでしまうのか…。
恋は理不尽なものかもしれないけれど。
そこへいくと、曾根崎心中の徳兵衛にはお初しかないわけで、
だから私がやりたいのは曾根崎なんだと思います。


道行は美しくてうっとり
小春の可愛さいじらしさにきゅんとします。

ああでも、彼らには本当に心中という結末しかなかったのか、
うまく立ち回って世の中を渡っていくことができない不器用な人々だから心を動かされもするのだけど、
残された人たちがかわいそうで、ちょっと切ない幕切れ。


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