アジアンドキュメンタリーズ配信「GOSPEL」を観ました。
ゴスペルにハマる日本人と、日本人の「信仰なきゴスペル」に戸惑う黒人たちの本音に迫ったドキュメンタリー。ブームが起きて30年。日本の音楽シーンに根付いたゴスペルだが、ゴスペルを歌う日本人の9割以上が非キリスト教徒だ。にもかかわらず彼らは、歌の中で神を賛美し祈りを捧げる。米国のゴスペルシンガーは「理解できない」とあきれ顔を見せ、日本人のゴスペル講師は「マス・コーラスという一つの音楽形態に落とし込んで、宗教色を出さない」と割り切る。クリスチャンではない者がゴスペルを歌う。その矛盾に悩む人、まったく気にしない人、キリスト教に入信する人……さまざまな人間模様とともに、日本人とゴスペルの微妙な関係を追究した。
クリスチャンではない日本人が
黒人の信仰から生まれたゴスペルを歌うこと。
その歴史や背景をまったく無視して
表面的に真似をするだけなら
それは「文化の盗用」にもなるだろう。
背景を共有しないヨソモノに
自分たちの大切なものを軽々しく扱ってほしくない、と感じる人もいるだろう。
一方では、それが共同体を超えて広がって
形を変えていくことも受け入れる人もいるだろう。
歌うことによって救われる人がいるなら
それは宗教的な信仰ではなくても
どこかで通じるものかもしれない。
同じようなことは他にも沢山ある。
日本人がブルースを歌うことは?
ジャズは? ロックは? そもそも西洋音楽は?
ジャズは? ロックは? そもそも西洋音楽は?
そして、そんな問いを繰り返していけば
大阪弁がしゃべれなくて義太夫節ができるか?
津軽人ではないのに津軽三味線を弾くのか?
津軽人ではないのに津軽三味線を弾くのか?
というような問いにも繋がっていくのではないかと。
正解のない問いだと思う。
いろんな考えの人がいて、
そのどれかが間違いで、どれかが正しい、ということではない。
ただ、その問いを自分の中に持ち続けることは大切なのだと思う。
自分なりの答えが見つかっても見つからなくても
あるいは時とともに答えが変わっていっても。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
1月25日(水) 三味線三昧@京都・天Q
2月5日(日) 古今東西 弦MEETING@京都GATTACA
►演奏依頼 承ります
ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
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