自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

雨の日の昆虫たち

2014-11-01 | 日記

11月1日(土)。雨。久し振りに雨が降ったり止んだりの一日でした。畑の野菜にはうれしい水分補給といたところでしょう。土曜日は出勤日なので,弁当を持って職場へ。さて,昼下がりウォークングしているときに見かけた昆虫を三つばかり。

その1。トンボ。


アキノノゲシの梢付近に,ひっそり止まっていました。翅や複眼に小さな雨粒が無数に付いていました。胸部には大粒の水滴が。気温が下がって活動できないまま,じっとしているのです。時折頭を動かしていましたが,飛び立つ気配はなし。

その2。ヨモギハムシ。


ヨモギにハムシがかたまって付いていました。これはヨモギハムシです。数えると四匹。うち三匹がオス。動きを見ていると,明らかにメスを巡るオス同士の争いの様子。オスはそれぞれに,なにがなんでも自分の遺伝子を子孫に伝え,残したいと思っているのです。冬を前にして,俄然そんな争いが激しくなります。

その3。イナゴ。


イナゴのペアが一組。雨に濡れて,チガヤの葉でじっとしていました。産卵前の大事なひとときです。

これらはけっして珍しい風景ではありませんが,雨の日も見られる昆虫模様なのです。小さないのちはちゃんと生きています。休んだり活動したり,生きものそれぞれです。

 


秋のベニシジミ,蛹から成虫へ

2014-11-01 | ベニシジミ

10月5日付け記事で取り上げたベニシジミの蛹の経過記録です。

10月12日(日)。結局植木鉢に植えたスイバで蛹化した個体は,結局この個体も入れて三つです。どれもまだ羽化へのはっきりしたサインは確認できません。おしまいに蛹化したのが先の記事で取り上げた個体で,今日現在,下写真の姿をしています。越冬態は幼虫といわれていますから,いずれ羽化するはず。

 

 
10月16日(木)。スイバに羽化直後の成虫がちょこんと葉に。わたしが確認できていなかった蛹が別にあったようで,それが羽化したものでした。

10月17日(金)。早朝,羽化したチョウを発見。これも3個体以外の蛹からの羽化と判明。ということは,まだ蛹があったということです。

 


3個体のうち二つが羽化寸前と思われるのですが,一向にその兆しが見えません。できれば羽化場面を撮影したいと思い,待ち続けましたがまだです。たぶん,秋の今頃は変化がずいぶん遅いのでしょう。

10月18日(土)。2個体はまだ羽化しません。こういう状況ですから,たぶん,パッと出てしまうのではないでしょうか。

 

 


10月19日(日)。朝のこと。見ると,一つが羽化したばかりで,葉にぶら下がっていました。翅が軟らかく波打っている様子はいかにも誕生したてという感じです。

 

続いて,昼頃にもう1個体が羽化していました。外出して帰って確認してわかったことです。残りはあと1個体。翅部分の色合いから見ると,羽化までにまだしばらく時間がかかるでしょう。一週間ほどでしょうか。