11月1日(土)。雨。久し振りに雨が降ったり止んだりの一日でした。畑の野菜にはうれしい水分補給といたところでしょう。土曜日は出勤日なので,弁当を持って職場へ。さて,昼下がりウォークングしているときに見かけた昆虫を三つばかり。
その1。トンボ。
アキノノゲシの梢付近に,ひっそり止まっていました。翅や複眼に小さな雨粒が無数に付いていました。胸部には大粒の水滴が。気温が下がって活動できないまま,じっとしているのです。時折頭を動かしていましたが,飛び立つ気配はなし。
その2。ヨモギハムシ。
ヨモギにハムシがかたまって付いていました。これはヨモギハムシです。数えると四匹。うち三匹がオス。動きを見ていると,明らかにメスを巡るオス同士の争いの様子。オスはそれぞれに,なにがなんでも自分の遺伝子を子孫に伝え,残したいと思っているのです。冬を前にして,俄然そんな争いが激しくなります。
その3。イナゴ。
イナゴのペアが一組。雨に濡れて,チガヤの葉でじっとしていました。産卵前の大事なひとときです。
これらはけっして珍しい風景ではありませんが,雨の日も見られる昆虫模様なのです。小さないのちはちゃんと生きています。休んだり活動したり,生きものそれぞれです。