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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

オオヒメヒラタアブの初齢幼虫

2014-11-12 | ヒラタアブ

キクに産付されたオオヒメヒラタアブの卵をいくつか採集して観察していると,それぞれが孵化しました。孵化場面はどれも見られなかったのですが,「それなら,その後の初齢幼虫が見つかるかもしれない」と思い,探してみることにしました。孵化後,3,4日経っています。

とても小さいので発見はできないのではないかと思っていたのに,間もなく見つかったのです。孵化直後白っぽかったからだが褐色がかっていました。体長はちょうど2mmです。


別の茎でも,幼虫を見つけました。位置を変えることなく,その場ですこしばかり姿勢を変えました。

ちょっと頭部を浮かして。


からだを大きく反って,頭を上方向に上げて。いったいなにを感じたのでしょう。餌がほしいのでしょうか。


餌はもちろんアブラムシ。アブラムシが付いた茎をさらに加えたので,まあ大丈夫でしょう。成長するはずです。蛹化までを確認することができたら,生態の観察としては上出来だと思っているのですが……。

 


ソバの花,訪花昆虫たち(続)

2014-11-12 | 昆虫と花

 大きいものから小さなものまで,とにかくいろんな昆虫が送受粉を手助けします。そのお蔭で,わたしたちはソバに舌鼓を打つことができます。蕎麦通である人もまた,ソバの味だけでなく,味の舞台裏で結実にかかわる昆虫の存在にひとときこころを向けてはいかがでしょうか。

ハエの仲間は目立ちます。キンバエかイエバエの一種かと思われます。嗅覚のよさを発揮して,遠くからでも飛来するのでしょう。ペタペタと舐めているようすが手に取るように見えます。

怖いような棘で身を覆うハエも。ハナバエの一種のようです。 


ツチバチの仲間も来ていました。 キンケハラナガツチバチでしょうか。

 
セグロアシナガバチのようです。


多くはありませんが,アリもまた訪問者です。 


暖かい日差しの感じられる日なら,短時間で多種類の昆虫に出合うことができます。ソバは,虫媒花として虫を招き寄せる作戦をうまく展開しています。虫と花の共生・共存がみごとに成り立っている例です。