goo blog サービス終了のお知らせ 

自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

初霜の降りた日

2014-11-14 | 日記

11月14日(金)。晴れ。最低気温0.4℃(午前6時32分),最高気温13.1℃(午後1時01分)。

今秋いちばんの冷え込みとなりました。朝起きて外を見ると,空は青く晴れ渡り,家周りの田に薄っすら霜が降りていました。放射冷却による冷えでしょう。さっそく家の前の田に行き,霜模様を撮りました。


そのあとアゲハの庭園に行ってみると,キクの脇で巣を張って獲物を待っているクモが,寒々とした姿を見せていました。まだ陽が当たっていないなかでの風景です。虫の目レンズを向けても,まったく動こうとしません。さすがにからだが冷えきっているようです。

 


観察を続けてきたアゲハの幼虫が前蛹に変わっていました。見ると,からだの表面に寄生バチ“コマユバチ” がいました。それも三匹も!


一度にこんなたくさん観察したのは初めて。それで接写レンズで撮っておきました。 

 
今頃になると,さすがにコマユバチの宿主は減っているのでしょう。「ここぞ」とばかりに,三匹も集まってきたにちがいありません。大した感知能力の持ち主です。

この結果アゲハはどうなるのか,気になります。コマユバチが産卵していたら,無事に羽化するはむずかしいと思われます。アゲハの受難です。

いろいろないのちとの出会いがこんなふうに続きます。寒さが増すにつれ,その機会は減るでしょうが,寒さに耐えて生きる姿は印象に残ります。この時期,まだまだたのしみが尽きることはありません。